【DDT】上野勇希が納谷幸男を破り、悲願の「D王」初制覇!「KO-D無差別も持ってDDTを広めます!」

 まさに有言実行だ。DDTプロレスが12月4日、東京・後楽園ホールで「D王 GRAND PRIX 2022 the FINAL」を開催。開幕前から“優勝”を口にしていた上野勇希が優勝決定戦で納谷幸男を破り、2年越しで初制覇を果たし、KO-D無差別級王座(王者は樋口和貞)への挑戦を熱望した。

 試合は開始早々から激しいエルボーの打ち合いに。納谷はビッグブーツで場外に吹っ飛ばすと、場外でスクラップバスターを繰り出した。

 納谷が豪快な雪崩式チョークスラム、拷問式コブラツイストで攻めると、上野はノータッチのトペ・コンヒーロで反撃。

 10分過ぎには場外へのムーンサルトアタック、ミサイルキック、ハーフネルソン・スープレックス、フロッグスプラッシュで猛攻も、BMEは剣山で阻止された。

 納谷はニーリフト、ラリアット、ミドルキックで返していくも、上野が変型三角絞めで絞め上げた。脱出した納谷はダイビング・エルボー、投げ捨てジャーマン、ニーリフト、チョークスラムとたたみかけるも、上野はフランケンシュタイナーで流れを止めた。上野は猛烈な張り手連打、顔へのドロップキックから新技のローリング・ギロチン式エースクラッシャーを決めた。

 それでも起き上がった納谷はバックドロップ。

 なんとかカウント2で返した上野は顔面へのドロップキック連発からBMEを見舞って3カウントを奪取した。

 昨年は優勝決定戦で竹下幸之介に敗れ涙をのんだ上野は、1年前の悔しさをバネに2年越しで「D王」初制覇を成し遂げた。上野は「納谷と決勝で戦えてよかった。まだまだ俺はDDTで一番になって、DDTをもっといろんな人に見てもらうために頑張るから。(DDT)UNIVERSALのチャンピオンです。D王優勝しました。KO-D無差別も獲ります」と歓喜のマイク。

 バックステージでは、「去年から、今年優勝するしかないと強がって、負けたらどうしようって考えたこともあったけど優勝しました。納谷は覚醒なんて言われてるけど、こんなもんじゃないでしょ。DDTをどうやったら背負うかわからないけど、UNIVERSAL獲って、D王優勝して、無差別も獲って、“DDTには俺がいんねんぞ”って。そう思わせてこそDDT背負うことになる。今日DDTで一番強いのは僕です。UNIVERSAL持って、無差別も持ってDDTを広めます」と満面の笑み。無差別級へのチャレンジに関しては「D王優勝して、挑戦させてもらうじゃないですよ。無差別に挑戦させろと言ってるんで」と挑戦を希望する意向を明らかにした。

 敗れた納谷は「偉そうにDDTを背負うとか言って、負けて悔しいです。でも、絶対見といてください。2023年、納谷幸男、もっと上に行きます。絶対にKO-Dのベルトに挑戦できるくらいデカくなります」と悔し涙を浮かべながらも、来年のさらなる飛躍を誓った。

 大会実行委員長の小橋建太氏は「(決勝は)いい試合でした。長くなっても、納谷君のスタミナが切れなかったし、上野君の速い動きに対応していたので、すごく成長してるなと思いました。上野君は昨年の準優勝の悔しさがあって、D王の歴史を知ってるし、だんだん開花してる。納谷君も開花してる。DDTの将来がいい感じで花開いていくんじゃないかと思います。今年は40歳未満だったんですけど、去年も今年も決勝に出たのは20代。そういう意味では、そういう風でなくてもよかったのかなと思います。こうして若い人間が育ってることは、団体にとってすごい宝だと思うので、若い人が伸びてほしいですね。そしたらキャリアある人間も刺激を受けて、もっと熱くなります。そうすれば面白い団体になっていくと思う。選手が一人ひとり自覚をもって、自分たちがこの団体のトップだと。自分たちの試合を見てほしいというのが伝わってきてると感じます。若い選手も団体を代表するんだという思いをもって取り組むことで責任感が個人に伝わって、それが試合に出ると思うんで。そういうものが見えたリーグ戦だったと思います。今日の決勝もそうです」と総括した。

 なお、12月21日に後楽園で開催される「男色ディーノ20周年書籍出版記念(予定)大会」での土井成樹VS勝俣瞬馬、樋口、石田有輝、タノムサク鳥羽組VS遠藤哲哉、秋山準、DJニラ組(DDT伝承6人タッグマッチ)が決まった。

【大会名】D王 GRAND PRIX 2022 the FINAL
【日時】2022年12月4日(日)
【会場】東京・後楽園ホール
【観衆】711人(超満員札止め)

▼オープニングマッチ 30分一本勝負
○高尾蒼馬&岡谷英樹&町田光 vs 高鹿佑也&石田有輝●&正田壮史
8分36秒 エビ固め
※ジントニック

▼第二試合 サッカーマッチ 前後半各2分
<フェロモチア>飯野“セクシー”雄貴&男色“ダンディ”ディーノ&今成“ファンタスティック”夢人(2-2)彰人&アントーニオ本多<討伐JAPAN>
※PK3-2でフェロモチアが勝利。ベスト8進出。
【試合経過】
●ディーノ vs 彰人○
前半0分18秒 ジン・ラーベル式片エビ固め
●ディーノ vs 彰人○
前半1分21秒 片エビ固め
※フリーキック
○飯野 vs アントン●
後半0分37秒 片エビ固め
※ケツゴェ
○飯野 vs 彰人●
後半2分54秒 片エビ固め
※セクシーラリアット

▼第三試合 BURNINGvsThe37KAMIINA! 30分一本勝負
○遠藤哲哉&鈴木鼓太郎&岡田佑介 vs MAO&勝俣瞬馬&小嶋斗偉●
12分9秒 片エビ固め
※バーニングスター・プレス

▼第四試合 スペシャル6人タッグマッチ 30分一本勝負
土井成樹&大鷲透&○平田一喜 vs HARASHIMA&坂口征夫&須見和馬●
10分25秒 奇跡を呼ぶ一発逆転首固め

▼第五試合 DDT EXTREME選手権試合~TLCマッチ 60分一本勝負
<王者>●ジョーイ・ジャネラ vs 秋山準○<挑戦者>
11分32秒 体固め

※リストクラッチ式エクスプロイダー。ジャネラが5度目の防衛に失敗、秋山が第56代王者となる。
▼セミファイナル スペシャル8人タッグマッチ 30分一本勝負
○樋口和貞&火野裕士&クリス・ブルックス&RSP vs 佐々木大輔&藤田ミノル&MJポー●&KANON
10分50秒 エビ固め
※ぶちかまし

▼メインイベント D王 GRAND PRIX 2022優勝決定戦 時間無制限一本勝負
○上野勇希<Aブロック1位> vs 納谷幸男●<Bブロック1位>
20分32秒 片エビ固め
※BME。上野がD王 GRAND PRIX 2022優勝

〈写真提供:DDTプロレスリング〉

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