【WAVE】『YOKOHAMA WAVE〜JAN~’22』12.10神奈川・ラジアントホール<試合結果>

5、Regina di WAVE挑戦者決定トーナメント【NEXT】1回戦(10分1本勝負)

○倉垣翼(9分53秒、エビ固め)鈴季すず●

※ハヤブサ直伝ファルコンアロー

【寸評】

1回戦最後の組み合わせは、前Regina di WAVE王者の鈴季すずと、ベテラン・倉垣翼の対戦。

倉垣は過去にJWP認定無差別、OZアカデミー認定無差別級王座などを巻いてきた実力者。両者の対戦はもちろんこれが初となる。

なお、すずは2018年12月31日デビューで、倉垣は1995年1月8日デビュー。

まずはロックアップ。体格でまさる倉垣が圧倒するも、ロープ際でポジションを入れ替えたすずがエルボー弾。さらに倉垣のラリアットをブリッジでかわしてみせる。

ならばと倉垣が串刺しラリアット。これをかいくぐったすずが串刺しのランニング・ニー。すぐにボディースラムを狙うが、これは倉垣が敢行。串刺しラリアット2連発。

そして「行くぞ、ファイアー!」を唱和する。

勢いに乗る倉垣はカナディアン・バックブリーカーにつなげて串刺しエルボー。レッグロック→キャメルクラッチへ。耐えられるとバックドロップの体勢。

これを踏ん張ったすずがスピアで形勢を入れ変えようとするが、倉垣が受け止め担ぎあげる。

なんとか切り抜けたすずがドロップキックで反撃。ミサイルキックにつなげる。カウント2。

倉垣も張り付けラリアットで反撃。コーナーに登るも、すずが復活して足止め。すると倉垣はコーナー上でカナディアン・バックブリーカー。

耐えたすずが雪崩式フランケンシュタイナーでやり返し、後頭部にヒザ蹴りを見舞う。

ここですずは場外戦を選択。カウント16でリングに戻ると、バックを取る。倉垣が取り返すと、トラースキックのラリーに。

すずがジャンピング・ハイキックからロープに走るが、倉垣がカウンターのラリアット。エルボーで応戦するすずに倉垣がバックドロップ。

残り2分となり、倉垣がブレーンバスターの体勢。これをグラン・マエストロ・デ・テキーラに切り返すすず。カウント2止まり。

すぐに走るすずだったが、倉垣がラリアット。キックアウトされるとハヤブサ直伝ファルコンアローにつなげて3カウント。

◎バックステージ

倉垣「初対戦、すずちゃん。すごかった! ビックリした。なんか10分だったので、本当にギリギリ勝ててよかった。でも、また闘いたいと思いました。そしていまトーナメントはじまったばかりなので、オラが出場する限りはこの大会優勝しないといけないと思っているので、次の大会もバリバリ気合入れて、頑張ろうと思います。行くぞ、ファイアーーー!」

――次は狐伯だが…。

倉垣「あっ、まだ?(笑)。ぜんぜん当たったことない対戦が続いている。waveさん、いままで鎖国っていうか、フリーを出してなかったのもあって、オラも新鮮な気持ちで、気をつけて闘おうと思います。狐伯もね、いい選手だっていうことはわかっているので、この間、バトルでちらっと当たって…。楽しみながら勝ち進みます!」

 

6、スクランブルWAVE(30分1本勝負)

○宮崎有妃&米山香織&清水ひかり(12分27秒、体固め)チェリー●&SAKI&網倉理奈

※直伝デスバレーボム

【寸評】

メインイベントは、DUAL SHOCK WAVEにエントリーしている宮崎有妃&網倉理奈、米山香織&チェリーと、王者組のSAKI&清水ひかりをシャッフルしての6人タッグマッチ。

オープニングでおこなわれた抽選の結果、カードは宮崎有妃&米山香織&清水ひかりvsチェリー&SAKI&網倉理奈となった。

試合は網倉vs宮崎の師弟対決でスタート。ロックアップで宮崎が押し込むと、網倉がショルダータックルで向かっていくが、受け止めていく宮崎。

宮崎が制すと米山が出て行き、カバーする。カウント2。網倉がワープレスを放つも、かわした米山がコーナーを間違えてチェリーにタッチしてしまう。

案のじょうチェリーに捕まり、変型の羽折固めで捕獲される。

これを切り抜けた米山がモンゴリアン・チョップで反撃。グルグルパンチはチェリーが受け止めていく。

策がなくなった米山だったが、チェリーの足を思い切り踏みつけ切り抜ける。チェリーも足を踏み返してダブルリストアームサルトを敢行。

今度はSAKIが出て行き、ニーリフト、リバーススプラッシュを敢行。これは寸前で米山がかわしていく。

ならばとバックドロップを狙うが、米山がフェースクラッシャーに切り返し、タッチを受けた清水がヒップドロップ、ティヘラ、PKFにつなげる。

これを受け止めたSAKIがデスバレーボムを放って網倉にタッチ。網倉がカナディアン・バックブリーカーで捕獲。

コーナーに清水をセットし、トレイン攻撃。サンセットフリップでカウント2。

一方、清水もジャンピング延髄、ジャンピングPKで応戦。続いて宮崎が出て行き、張り付けラリアット。網倉もダブルチョップでやり返す。

ならばと宮崎のドロップキックを皮切りに、清水のカニばさみ、米山のセントーン、清水のPKが決まり、最終的に宮崎がミサイルを発射させる。カウント2。

攻め込まれた網倉だったが、セントーンで反撃開始。キックアウトされるとダブルのワープレスを敢行する。カウント2止まり。

タッチを受けたチェリーが宮崎にティヘラ。すぐに立ち上がる宮崎だったが、チェリーがボディーブローを叩き込み、河津掛け。その足でコーナーに向かうも、清水が妨害。

宮崎が雪崩式ブレーンバスターにつなげる。カウント2。さらにムーンサルト・プレスを放つが、かわしたチェリーがウラカンラナ。

キックアウトされるとロープに走るも、網倉が足止め。網倉のセントーンからチェリーがチェリトーンボムにつなげる。カウント2。

なおも走るチェリーに米山が後方回転エビ固め。宮崎がラリアットにつなげる。

一方、チェリーも春夜恋。返されると6選手が入り乱れる形の混戦となり、SAKIのビッグブーツがチェリーに誤爆。

チャンスとばかりに宮崎がラリアットで追い打ちをかける。カットされるとムーンサルト・プレスを投下。

これも返されると、最後は直伝デスバレーボムを突き刺し、熱戦に終止符。

◎エンディング

宮崎「えー、本日はwaveラジアント大会、ご来場誠にありがとうございました! 12月も残りわずか…いろんなところが、もうどんどんラストになっています。明日は大阪ラスト、なんか今年1年いろいろありすぎて、もう今年が終わるんだって…」

SAKI「(マイクを奪って)まだ終わりません! 22日の新宿FACEがありますから、明日もありますし、今日こんな攻防でミックスでタッグされたけど、米山さんも敵、宮崎さんも敵、あーみんも敵、チェリーさんも敵。私の仲間はひーちゃんだから!」

清水「でもやっぱり対角も楽しかった」

SAKI「終わらせません。私たちチャンピオンが今日は締めさせていただきます! 敵だけど、今日は味方だったチェリーさん! そして私、(チェリー自主興行の)前日、26日に自主横行開きます! チェリーさんは新木場で、私は新宿FACEで10周年大会を開かせていただきます。12月26日、仕事納めもまだかと思います。わかります! チケットが売れていません。ぜひチラシだけでももらって帰ってくれたらうれしいです。よろしくお願いします。waveさん、明日、大阪大会、そして22日は新宿FACEで大会がありますので。そして元旦と…来年も私たちチャンピオンベルト、守り続けるよね。30回まだまだ、だもんね」

清水「(あと)23回、頑張ろう!」

SAKI「誰が勝ち上がってきても、勝ちましょう!」

清水「頑張りましょ! 締めるぞー!(締めの説明をしたあと)行くぞ、これがwaveだ! これがギャラパンだ! ウォーーー!」

エンディング曲が流れるなか、宮崎が「私たち優勝する気満々なんで。元旦は試合だと思っています、アナタたちと。なあ!?」と振ると、網倉も「おお!」と力強く答える。そして宮崎は「頑張ります。ありがとうございました!」と引き揚げていった。

◎バックステージ

SAKI「今日からタッグのトーナメントもはじまりまして、元旦に私たちのDUAL SHOCK WAVEに挑戦するチームがいよいよ12月に決まります。今日はあーみん&宮崎さん、チェリーさん&米山さんとミックスで闘いましたけど、やっぱりひーちゃんと隣にいて、このベルトを守ることが大事だなと改めて感じました。誰が相手でも勝ちましょう。あーみん凄いもんね。あーみん凄いわ…」

清水「成長期ですね。でも、負けないくらい成長しています。追いつかせません!」

SAKI「おおー! カッコいいじゃん!!」

清水「30回防衛するぞ。ウォーーー!」

<写真提供:プロレスリングWAVE>

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