【志田光インタビュー・後編】プロレスラー・志田光ができるまで。新世代の主人公になる!

<志田光が、プロレスの新時代を作る。壁を、超える。>

 

――志田さんはいろいろな団体に参戦されていらっしゃいます。レギュラー参戦されている各団体についての、志田さんの印象や立ち位置を聞かせていただけますか?

志田:もともとキャラをあまり作りたくなくて、志田光はどこでも志田光でありたいんですが、OZアカデミーではダイナマイト・関西選手も引退して、今がまさに、世代交代の時代です。志田・朱里がタッグ(OZアカデミー認定タッグ)のチャンピオンで、松本浩代がシングル(OZアカデミー認定無差別級)のチャンピオン、花月もそれに挑戦しました。OZさんは老舗団体で、レジェンド級の方がいっぱいいらっしゃる中で、私たちの世代がOZの時代を変えていくべき時が来たと思っています。松本・志田・朱里・花月と、全員がライバルでありつつも、この世代で一貫した思いをもって、世代交代を成し遂げていきたいです。

――その中では志田さんが主役でありたい、と。

志田:もちろんです! 自分が主役じゃないと意味がないですから。

――プロレスリングWAVEにも参戦されていますね。

志田:メチャメチャ試される団体だと思ってます。なんでもできなきゃいけないんです。「志田さんならできるでしょ?」と、次々と課題をぶつけてきてくださる団体です。

――GAMIさんが(魔界で志田さんが演じる)鶴姫役を狙っているそうですけど(笑)

志田:会うたびにめっちゃ言われます(笑) 「あたし鶴姫やってもいいよー、そのときは安成役は小峠(篤司)君、安房役は飯伏(幸太)君ねー」みたいな(笑)

――GAMIさんのお気に入り選手ばかりじゃないですか(笑) いろいろと危機感が募りますね。

志田:GAMIさんはプロレス頭が凄いので、いろいろなルールを開発してくるし、見て面白いと思ったものをすぐ取り入れてきますね。3WAYだけどチェンジ権はふたりとか、やっている方はマジでやめてくれと思うけど(笑)そういう試練を与えてくれるからこそ、WAVEでは成長できています。

――プロレス頭を鍛えられる団体ですね。

志田:よくわからないルールが多いですけど、楽しいです。毎回が挑戦ですね。

――最近はセンダイガールズプロレスリングでも戦っています。

志田:いやー、単純に面白いです! みんなガツガツしているのがすごく面白い。里村明衣子を倒すという大きな目標があるので、彼女を倒すまでは出続けないといけない。

――朱里選手が倒しちゃいましたね!

志田:勝った瞬間に「うぉお!!」ってガッツポーズして、胸が熱くなる試合でした。次は私だな、とも思いました。

――朱里さんも、里村さんを倒して、プロレスラーとしての大きな自信になったと思います。エポックメイキングな試合になりましたね。

志田:松本浩代も、里村さんを倒しましたね。女子選手の間では、横綱・里村明衣子を倒すという、一種のボーダーラインがあると思うんですよ、そこを超えていないのが私の足りないところですね。それを超えたい。

――驚異の新人・橋本千紘さんが、アジャ・コングさんを破ってチャンピオンになりました。

志田:こないだ初めてタッグマッチで試合をして、その時はそれほどでもなかった。裏を返せば、相手もそれほど必死ではなかったのかもしれません。そう思うと、シングルで里村明衣子とアジャ・コングを倒した、橋本千紘(の本気)を感じられていないし、引き出せていないのでしょう……。

――力量を図るのはこれからですね。

志田:驚異ではありますよね。体も全然違うし、高角度のジャーマン、オブライトも嫌ですね。できれば受けたくないです。

――カサンドラ宮城さんも、変わった方向で驚異の新人です。

志田:彼女とは最近よく当たっていますけど、あいつが「出身地・魔界」とコールされるのが本当に嫌(笑) お客さんが「魔界だって」ってささやいてるんですよ……。彼女は凄いですよ。成長が本当に急角度です。仙女が凄いのは、新人の「あわよくば食ってやるぜ」感が強烈なところです。そこが本当に面白い。

――その中で、里村さんがターニングポイントになるんですね。ヒップアタックを封印した志田さんの、新たな目標が生まれましたね。最後に、個人的な告知もあればお願いします!

志田:あ、舞台やります。5月です。元プロレスラーのMARUさん主催で。今回も主演でやらせていただいて、プロレスラーさんを呼んでいます。

――去年は「和牛ステーキ1ポンド」で丸藤正道さんと共演しましたね。プロレスでも演劇でも、大活躍ですね。これからのご活躍を期待しています!

 

志田光選手公式ブログ
http://ameblo.jp/shidahikaru/

 

脱ヒップアタックで今後どの様な姿を見せてくれるのか!尻神教解散後の志田光選手の動きが見逃せない。

 

(インタビュアー:山口義徳 撮影:二瓶隆弘)

【志田光インタビュー・前編】4.26尻神教解散!尻神教からの卒業、丸藤正道への挑戦

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