【DDT】「しゅんまお」が“師匠”大石・旭超えを果たしKO-Dタッグ王座初V!2・23バーレスク東京での“路上プロレス”で高木&阿部を迎撃へ

 DDTプロレスが1月29日、東京・後楽園ホールで「Sweet Dreams!2023」を開催。KO-Dタッグ王者組の「しゅんまお」(MAO&勝俣瞬馬)が“師匠格”といえる「Ω」の大石真翔&旭志織を破り初防衛に成功。2月23日、東京・港区六本木の名門ショークラブ「バーレスク東京」での路上プロレスで「チーム煩悩大社長」の高木三四郎、阿部史典組の挑戦を受けることになった。

「しゅんまお」の2人にとって、大石はアイドルユニットNωA時代の師匠。旭は、その大石と長年コンビを組んできた。それだけに、「しゅんまお」としては、旭も師匠のようなもので、この名タッグを超えることが新王者組の命題になっていた。

 序盤、場外で旭がスケボーで勝俣を攻め、大石がコーナーマットを外してむき出しの金具に勝俣をぶつけるなど、巧妙な反則攻撃を繰り出す。MAOに旭がダイビング・フットスタンプを見舞えば、大石がムーンサルトプレスを放つ好連係。「しゅんまお」は誤爆を誘われるなど、なかなかペースを握れず。大石が2人めがけて場外へラ・ケブラーダを発射。

 大石・旭は勝俣に合体技のサボテンの花を決めるもカウントは2。

 さらに合体技を狙うも、MAOが大石にフランケンシュタイナーで阻止。それでも大石は勝俣に直伝トルネードクラッチ、フジヤマ・ニーロックで攻め込むも、MAOがキャノンボール450°でカット。すかさず「しゅんまお」は大石に「俺たちのまっどまっくす」をズバリと決めると、勝俣がカバーし3カウントを奪取した。負けを認めた大石・旭は潔く「しゅんまお」の腰にベルトを巻いた。

 試合後、今林久弥GMが次期王座戦が2月26日の後楽園大会で予定されていることを告げると、この日の第1ダークマッチで27人のどインディー、アマチュアプロレス、学生プロレスなどの選手との“ノーギャランブル”マッチで激闘を繰り広げた「チーム煩悩大社長」が登場し挑戦表明し、王者組も受諾。今林GMが2・26後楽園での王座戦決定をアナウンスしようとすると、高木は「誰がこのリングでやると言ったよ? 俺たちとしゅんまおがやるんだぜ。路上でやるしかねぇだろ。俺はもう場所を探してる!」と発言。2月23日にバーレスク東京を押さえていることを明かし、今林GMも了承。この王座戦で勝ったチームは3日後の2・26後楽園で防衛戦を行わなければならなくなった。

「しゅんまお」は王座戴冠後、「自分たちらしい防衛ロード」を希望し、その一つに路上プロレスを挙げていただけに、「チーム煩悩大社長」の、申し出は渡りに船。勝俣は「俺らがやりたかったこと。高木三四郎と澤(宗紀)さんとのタッグでやってた路上のKO-Dタッグ」、MAOは「“あの頃のDDT”みたいなキーワードは大好物。ぜひともやらせてください。さすがにバーレスク東京で車でひくことはできないだろうけど、三四郎を砕くような何かを用意しておく」と意気上がった。

 挑戦が決まった高木は「路上プロレスでワンマッチ興行。六本木の伝説を塗り替えてやる。ポールダンスに上がった状態で、相手に殺人技をかける。そんな必殺技を考えよう。しゅんまおからタッグタイトル獲ってやる!」と王座奪取宣言。

 ベルト獲りならなかった旭は「僕らが17、18年前にやりたかったプロレスの完成形みたいなものを、今彼らがやってる。悔しさもあり、誇らしさというかうれしさもある。でも僕らにも伸びしろがあって、悔しさのほうが大きいから」、大石は「悔しいって思えてよかったなって。まだまだ伸びしろがあるってこと。次は我々がしゅんまおを目標に、20周年、25周年、30周年とやっていきます」と悔しさを露わにしていた。

【大会名】Sweet Dreams!2023
【日時】2023年1月29日(日)
【会場】東京・後楽園ホール
【観衆】777人(超満員札止め)

▼第一ダークマッチ チーム煩悩大社長 presents ノーギャランブル 時間無制限勝負
○阿部史典<1> vs 高木三四郎<1>●
12分49秒 横入り式エビ固め

※< >内は入場順。

【試合経過】
①○高木 vs もりはるおみ●<2>
0分54秒 オーバー・ザ・ロープ
②○阿部 vs 通天閣下<3>
1分30秒 オーバー・ザ・ロープ
③○高木/○阿部 vs 竹本穂梛●<4>
2分6秒 オーバー・ザ・ロープ
④○高木 vs 手塚awesome一郎●<5>
3分8秒 オーバー・ザ・ロープ
⑤○高木 vs 有路明憲●<5>
3分11秒 オーバー・ザ・ロープ
⑥○阿部 vs しんや●<5>
3分22秒 オーバー・ザ・ロープ
⑦○高木 vs 井上象策●<5>
3分40秒 オーバー・ザ・ロープ
⑧○高木 vs ”母の子”マザコンキッド●<7>
5分28秒 オーバー・ザ・ロープ
⑨○阿部 vs マチョ・ギャローズ●<7>
5分32秒 お卍固め
⑩○阿部 vs どぴゅー♡マッキンタイア●<7>
6分3秒 オーバー・ザ・ロープ
⑪○阿部 vs ディック・ズレーター●<10>
8分30秒 オーバー・ザ・ロープ
⑫○高木 vs 太くて固いの星ぃ野勘九郎●<10>
8分31秒 オーバー・ザ・ロープ
⑬○高木 vs BRA-VO●<10>
8分37秒 オーバー・ザ・ロープ
⑭○阿部 vs 骸696●<11>
9分7秒 スリーパー・ホールド
⑮○ビッグベアー<8> vs ヘン・チーナ●<11>
9分25秒 体固め
⑯○阿部 vs ビッグベアー●
10分15秒 オーバー・ザ・ロープ
⑰○高木 vs クラッシャー猪馬●<12>
10分28秒 体固め
⑱○高木/○阿部 vs ASHUKA●<12>
10分37秒 オーバー・ザ・ロープ
⑲○高木 vs 鳥呑多々忌●<5>
10分48秒 オーバー・ザ・ロープ
⑳○阿部 vs グレート-CO-カーン●<12>
11分6秒 オーバー・ザ・ロープ
㉑○阿部 vs キム・ヨッチャン●<2>
11分34秒 オーバー・ザ・ロープ
㉒○阿部 vs 5代目タイガーマスク(自称)●<6>
12分3秒 オーバー・ザ・ロープ
㉓○阿部 vs 軍団ひとり●<2>
12分3秒 オーバー・ザ・ロープ
㉔○高木/○阿部 vs ファック竹田●<7>/グレート-GO-カーン●<7>/条柴拓真●<9>/小橋太っ太●<13>
12分36秒 オーバー・ザ・ロープ

▼第二ダークマッチ 4WAYタッグマッチ~ノータッチルール 10分一本勝負
大鷲透&平田一喜 vs MJポー&○KANON vs アントーニオ本多●&彰人 vs 高鹿佑也&石田有輝
7分11秒 コブラツイスト

▼オープニングマッチ 「D GENERATIONS CUP」Aブロック公式リーグ戦 15分一本勝負
○岡谷英樹<1勝2点> vs 須見和馬●<1敗0点>
5分22秒 片エビ固め
※ダブルアーム・スープレックス

▼第二試合 「D GENERATIONS CUP」Bブロック公式リーグ戦 15分一本勝負
○中村圭吾<1勝2点> vs 正田壮史●<1敗0点>
7分10秒 十字架固め

▼第三試合 スペシャル6人タッグマッチ 30分一本勝負
○青木真也&上野勇希&小嶋斗偉 vs タノムサク鳥羽●&坂口征夫&町田光
8分20秒 変形グラウンド・コブラツイスト

▼第四試合 スペシャル6人タッグマッチ 30分一本勝負
土井成樹&秋山準&●高尾蒼馬 vs HARASHIMA○&クリス・ブルックス&納谷幸男
10分2秒 片エビ固め
※蒼魔刀

▼第五試合 KO-D6人タッグ選手権試合 60分一本勝負
<王者組>○遠藤哲哉&鈴木鼓太郎&岡田佑介 vs 飯野“セクシー”雄貴&男色“ダンディ”ディーノ●&竹田“シャイニングボール”光珠<挑戦者組>
12分8秒 片エビ固め
※バーニングスター・プレス。第49代王者組が初防衛に成功。

▼セミファイナル KO-Dタッグ選手権試合 60分一本勝負
<王者組>MAO&○勝俣瞬馬 vs 大石真翔&旭志織●<挑戦者組>
16分59秒 片エビ固め
※俺たちのまっどまっくす。第76代王者組が初防衛に成功。

▼メインイベント KO-D無差別級選手権試合 60分一本勝負
<王者>●樋口和貞 vs 火野裕士○<挑戦者>
26分27秒 エビ固め
※Fuckin’BOMB。樋口が6度目の防衛に失敗、火野が第80代王者となる。

〈写真提供:DDTプロレスリング〉

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