【大和ヒロシ インタビュー】春は千葉でプロレス観戦!「プロレスを見たことがない方に無料観戦の場を増やしたい」
④武藤敬司選手の引退について
--そして大和選手といえば、『武藤塾』の新人オーディションを経てレスラーになられているということで、武藤選手とレスラー生活を共に歩んできた部分もあるかと思います。武藤敬司選手の引退についてはどのように思われましたか?
いや、もうついに来てしまったなというのがまず思ったことでしたね。
--ご自身思い出深いエピソードなどあったりしますか?
やはり自分のこをと見出してくださった方なので、生みの親ですよね。いや、育ての親という方が強いのかな…。そうですね、生みの親って言うと全日本プロレスっていう存在なんですよ。でも自分のことを育ててくれたのがやっぱその武藤敬司っていう人間だったので。その育てた親についていきたいと思って、レッスルワンに行ったわけなんですけど。今現在のわたしのプロレスのキャリアが16年になるわけなんですけど、そのうちの10年間を武藤さんと一緒に過ごしたわけなので。
--はい。
だからどうしても思い入れが強くなってしまう方ですよね。
--武藤さんから指導を受けて、自分の中で変わったなということとかありましたか?
そうですね、なんでしょうね…これを言ってしまうとあれですけど…反面教師的なところでしょうね(笑)。経営者としてしっかりしなくてはいけないなという(笑)。
--それが今のご自身の地域活性などの企画に生きてきてると…(笑)
(笑)
--プロレスラーとしての魅せ方といった部分は指導されたりはしたんですか?
直接的な部分でいうと、コーチはカズハヤシさんだったので技術だったりの部分とかは全てカズハヤシさんから学んだんですけど、やっぱり生き方ですよね。あれだけ体がボロボロになってても、リングに上がると生き生きとしてそういう部分全然見せないじゃないですか。普段は、もう歩けないくらいの状態で生活されているのに、全く感じさせない。そういうところなんですよ。そうじゃなきゃいけないんだなっていうのを、背中で見せてくださった方ですよね。
--プロとしてのスタンスというか、生き様みたいなものですね。
⑤大和ヒロシといえば、海苔!
--そして大和選手といえば海苔ですが、今日もお土産でいただいて…海苔についてもお伺いさせてください。
実はですね、元々自分の故郷・千葉県君津市というところが海苔の養殖で栄えた街なので。その特産品を自分のグッズにすることで地元のPRになればいいなと思って展開していったんですけど…今君津以外の海苔にもだいぶ手を出しましたね(笑)
--(笑)
1つは冒頭に話させていただいた列車プロレスをした天竜浜名湖鉄道のある浜松市。浜松市に”ぶち海苔”というのがありまして。浜名湖でもアオサを作っていて、それを混ぜた海苔なんですよね。それを販売させていただいてます。
--そうなんですね。海苔って産地によって違いがあるというか、味が変わったりするんですか?
変わりますね。特にこのぶち海苔というのはすごく特徴的でして、香りがいいのと苦みがあるんですよ。これがお好きな方にはたまらないらしくて。実はですね、老舗の料亭さんがとても気に入ってくださって、このぶち海苔のコース料理を作るというコラボイベントの話も進んでおります。
--もう君津、浜松以外でも海苔とコラボして大使とかやっていけたらいいですよね。
いいですね。
--白がイメージカラーの大和選手ですが、ここは思い切って黒に!
いやいや、そうですよね。まあでもイメージカラーは変えれないですけど…
⑥海苔を代名詞とする大和ヒロシに強力なライバル出現!?
--実は、全日本プロレスの宮原選手が、海苔のコラボ商品を発売されますがご存じですか?
もう度肝を抜かれましたよね。しかも団体や本人のリリースで知ったわけでなく、ファンの方が私と宮原選手の海苔の両方の写真を載せて「どちらが美味しいのかな?」っていうのを見て。
--(笑)
どっちが美味しいってどういうことだ?と思ってよく見たら、宮原選手じゃないか!と。いろいろ調べてみると、私と似た文言で出してるんですよ。「最高だぜ!」とかまでかぶってるし、びくりしますよね。
--正直、プロレスと海苔ということで大和選手が関わってるのかと思ってました。
いや全然知らなかったですね。
--これは強力なライバルがあらわれましたね。
本当ですね。地元のPRをしたいという気持ちもありましたけど、もう1つの理由としてここは競合しないだろうなっていうのもあったんです。Tシャツやタオルのグッズはみなさん作られるじゃないですか。それを避けていこうかなっていうのは、フリーになった際にやはりあったんですよね。でもまさかここで、競合相手が出てくるとは…
--いずれこれはリング上で決着をつけないといけないかもですね。
でも競合相手が出てくるということで、切磋琢磨ができますよね。
--ここを勝ち抜いて、海苔のアンバサダーになっていただかないと。
そうですね、国盗り合戦のようですね。先に各国をおさえて…(笑)。でも今度名古屋で、『金曜海苔プロレス』というのをスポルティーバアリーナさんで行うんですよ。
--なんですかそれ!?
飲食も提供されているので、こちらでぶち海苔を使用した料理を作っていただいて、料理を食べながらプロレスが観戦できるっていうイベントをやりましょうと。
--これはいつですか?
4月7日(金)の、来月ですね。
※チケットはこちらから
https://ameblo.jp/sportivaarena/
--これも楽しみですね。
そしてさらに広島でもわたし売り出しておりまして…。山城屋さんという瀬戸内の海苔を使った海苔屋さんがあるんですけど、そこの広島の牡蠣を使った醤油で味をつけた海苔がありまして美味しいんですよ。今度5月1日に大日本プロレスの広島大会があるんですけど、ご縁から提供試合をいただくことになったんですよね。
--えーそうなんですか。
そうなんです。山城屋さんプレゼンツの試合を1試合をいただけることになりまして。ここでも海苔のご縁でプロレスの輪が広がるという…
--海苔のパワーすごいですね!
そうなんです、だからそこに宮原選手は目をつけたんじゃないかと(笑)
⑦今後の目標
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『茂原げんきプロレス』に絡む話になりますが、こういった無料の大会を開催していきたいなと思うんですよね。でもどうしても経費がかかってきてしまうことになるので、ご協賛でどうしたらいいのかなと考えたんですよね。今までは各大会で冊子を作って、広告を載せさせていただくという形をとらせていただいていたんですけど。やはり無料の大会で、しかも数多くなるとそれもやりにくいというか、作りづらくなりまして。そこで検討した結果、わたしと関わりの深いテレビ局さんの枠を買ってしまって、そこにご協賛いただこうと思ったんですよね。
--なるほど。
ですので、今年自分の番組を持ちます!
--思い切りましたね。
はい、ちょっと勇気ある決断でしたけど…決断させていただきました。一応放送日は決定していて、4月の最終金曜日に第1回目を予定しているので、お知らせしていいタイミングになりましたらまたお知らせさせていただきたいと思っております。番組名はもう発表しちゃいますけど『千葉プロレス百景』。千葉県内で開催するプロレスを特集して流していこうと考えてます。
--なるほど。プロレスと千葉を紹介していくような番組になると…
そうです。昨年でいうと小湊鉄道の中でもやりましたし、富津の金谷港から横須賀の久里浜港を繋いでいるフェリーがあるんですけど、その運航中のフェリーの上でプロレスをやったりとか。
--プロレスラーとしていろんなプロレスの企画をされるだけでなく、ご自身のテレビ番組の枠まで持ってしまう大和ヒロシ選手の今後が楽しみです。
ありがとうございます。今週末のイベントを始め、ぜひご参加・ご視聴いただけましたら幸いです。
インタビュアー:山口義徳(プロレスTODAY総監督)
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