【全日本】チャンピオン・カーニバル優勝の芦野祥太郎が左尺骨骨折で欠場、三冠戦が中止に「復帰したときには大爆発させたい」

全日本プロレスは10日、都内の事務所にて記者会見を行い、チャンピオン・カーニバル2023を優勝した芦野祥太郎が負傷欠場することを発表した。


©全日本プロレス

まず、芦野祥太郎が5月7日大田区大会にて負傷、5月8日に左尺骨骨折と診断されたため、5月13日富山大会から出場予定している全試合を欠場することを発表。復帰時期については未定となっており。このため5月13日からの発表済みのカードの変更されることが説明された。

負傷の発表を受けて会見に出席した芦野は「今回、5月7日チャンピオンカーニバル決勝にて、試合中に左腕尺骨を骨折してしまいました。三冠挑戦が決まった中、チャンピオンカーニバル決勝を見に来てくださった方々、そしてこれからの試合を期待してくださった方々には、非常に残念な思いをさせてしまい、大変申し訳なく思っております。

怪我の状況といいますか、試合の次の日に会社に病院に行ってくれというふうに言われまして。自分の中ではテーピングなり何なりでできるだろうというふうに思っていたのですが、病院に行ってレントゲンを撮ったところ、完全に骨が折れていて。これはどうにかならないかというふうに、スポーツドクターにも、違う病院にも相談をして、会社にもやらせてくれというふうにはお願いをしたんですが。ドクター的には、このまま試合をして衝撃を受けると、複雑骨折なり、皮膚から骨が飛び出たりとかそういうことが起きる可能性がかなりあると。

テーピングをしても骨なので、どうしようもない。次に強い衝撃が加わると、即手術なってしまう骨折というふうに言われまして。PWFにも相談をしたんですが、会社からもそれはさすがに試合させできないと。ということで今回、自分の中でもまだ整理がついてないんですけど欠場させていただくこととなりました」

そして、負傷してしまったがチャンピオンカーニバル優勝、試合の感想として「そうですね、試合の終盤ですね。T-Hawk選手のカウンター気味の膝(攻撃)を受けたときに、自分の中でも怪我をしたという感覚はあったんですけど、それが骨折なのか、筋断裂なのかはちょっとわからなくて自分の中でも。試合を続けれる痛みだなっていうのはあったので、試合をそのまま続けました。レフリーにも、折れたかもしれないっていうのはちらっと伝えたんですけど、神林レフリーも、自分の動きを見て俺の動きを見て、問題なく動けるだろうということで、続けさせてもらった感じですね。

痛みはかなりだんだん強くなってきてはいたんですが、何とか死にもの狂いで、T-Hawk選手に勝つことはできたんですが、ちょっとその代償はだいぶ大きかったなという感覚ですね。1ヶ月間チャンピオンカーニバル戦い続けて、やっとチャンピオンカーニバル優勝。全日本プロレスでの個人のタイトルを取れたなという喜びから一転して、この欠場なので自分自身でも本当にチャンピオンカーニバルで、得たものを、なんだろう、失ってしまったというこの喪失感がとても強いんですが、これは下を向いていてもしょうがないことなので、気持ちの整理がついたかといえば、ついてませんが、とにかく1日でも早い復帰を目指して、また全日本プロレスファンの皆様の前に、最高のパフォーマンスを見せれるコンディションで戻ってこられたらと思ってますので、皆様本当に残念な気持ちっていうのはあると思いますが、復帰は期待して待っててほしいなと。そのときにはもう大爆発させたいと思ってますんで」と復帰への気持ちを語っていた。

▼変更カードは以下の通り

「#ajpw 全日本プロレス チャリティ町田大会~原点回帰 51 周年ありがとう 王者の魂~」
6 月 3 日(土)15:00 東京・サン町田旭体育館

《変更前カード》
◆We Love 町田 スペシャルタッグマッチ
石川修司 竹田誠志 vs 芦野祥太郎 本田竜輝

《変更後カード》
◆We Love 町田 スペシャルタッグマッチ
石川修司 竹田誠志 vs 本田竜輝 児玉裕輔

「#ajpw スーパーパワーシリーズ 2023」
6 月 11 日(日)17:00 福島・ビッグパレットふくしま(郡山)

《変更前カード》
◆タッグマッチ
芦野祥太郎 本田竜輝 vs 鈴木みのる 大森北斗

《変更後カード》
本田竜輝 花畑正男 vs 鈴木みのる 大森北斗

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