武尊が佐山聡さんの意志を継いで7代目タイガーマスクを襲名「たくさんの子どもたちにパワーを与えられるような選手でいたい」

5月24日(水)、都内にて『7代目タイガーマスクプロジェクト』記者発表会が行われ、初代タイガーマスクである佐山聡さんと格闘家の武尊が出席。

タイガーマスクは、1981年に佐山さんが覆面レスラーとしてリングにあがって以降、6代に渡り多くのファンに親しまれ、この度、7代目タイガーマスクとして格闘家の武尊が襲名することが発表された。

今回のプロジェクトの目的はタイガーマスクとしてプロレスを行うことでなく、子ども達の明るい未来のための社会貢献活動となる。

佐山さんは現役時代からプロレスラーとしての活動はもとより、初代タイガーマスクとして養護施設・福祉施設の子どもたちへの寄付をはじめとした社会貢献活動を積極的に実施してきた。

引退後も活動を継続していたが、「未来ある子ども達への支援活動」をより普及していきたいという思いから、その気持ちを理解する格闘家にタイガーマスクを継承して欲しいと考えのもと、2022年に「ラオス教育支援プロジェクト」の一環として学校への訪問や養護施設への寄付などの支援活動を行っている武尊と出会い、7代目タイガーマスクとしてタスキを繋ぐこととなった。

会見に登場した佐山さんは「武尊選手とお会いした時にビックリしたことがあります。なんて爽やかな選手なんだろう。なんて人間性に優れた人間なんだろう」と武尊を絶賛。そして「タイガーマスクの慈善事業を継承してくれないかなと思いました。これからもタイガーマスクの名前をずっとつないでいただきたいと思います」と今回のプロジェクトについて語った。

一方の武尊は「今までいろんな記者会見があったんですけど、今日の記者会見が一番緊張しています」と心境を語り「僕は小さい頃、両親の影響でプロレスの試合をたくさん見ていたんですけど、その中でも初代タイガーマスクの試合がすごくカッコよくて、強さに憧れて格闘技を始めたんですけど、子どもたちに夢を与える、子どもたちの支援をする姿に憧れを持っていた」と述べた。

そして「タイガーマスクという名前をもっともっと世界に広げて、たくさんの人に、たくさんの子どもたちにパワーを与えられるような選手でいたいと思うんで、これからも頑張りたいと思います」と襲名の意気込みを語った。

二人がコメントをした後に、7代目のタイガーマスクが披露され、佐山さんが武尊に手渡してマスクを被り記念撮影を行った。

また、今後の支援活動としては児童養護施設の子どもたちや退所後の支援を仲間や賛同してくれる企業と共に行っていくことが説明された。

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