小橋建太、熱き闘志再び!6.14後楽園『Fortune Dream 8』に団体の枠を越えた戦士が集結

約1年ぶりとなる6月14日(水)、東京・後楽園ホールにて開催される小橋建太完全プロデュース興行第8弾『Fortune Dream 8』。

団体の枠を越えた戦士が集結し、過去7回開催された『Fortune Dream 』。

小橋氏自身が出場する選手を厳選しマッチメイクする第8回となる今大会も『Fortune Dream』ならではの団体の枠を越えた対戦が実現する。

各試合の見どころを本人が語るほか、トークバトルを行う“不沈艦”スタン・ハンセンさんとの後楽園でのエピソード秘話や、引退してから10年が経過した現在の小橋建太氏に迫る全2回の独占ロングインタビューを掲載。

第1弾インタビューは『Fortune Dream 8』大会の出場選手、またマッチメイクの見どころを紹介。


▼6月14日(水)小橋建太完全プロデュース興行第8弾『Fortune Dream 8』開催に向けて各対戦カードの見所


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――今回6月14日水曜日、小橋建太完全プロデュース興行第8弾Fortune Dream、いよいよ迫ってまいりました。現在の心境はいかがですか。

もう1ヵ月切りましたから。まだまだ先だなと思ってたんですけれど、やっぱりいつも思うのは、さあ次と思ったらもう、すぐくるといった感じですね。

――あっという間に来ちゃった感じでしょうか?

あっという間ですね。いろいろマッチメイクとか考えていたらすぐ発表していたので、すぐですね。

――ようやくコロナがひと段落してからのFortune Dreamなので、歓声も含めて楽しみが増しました。

去年3年ぶり開催だったんですけど、歓声がなかったので今回はようやくです。

――今回はやっぱり、他のプロレス会場でも、お客さんの選手への歓声が解禁されたことによって、選手自身もテンションの上げ方だとか。受け身一つとっても、歓声がない中で受け身取ると痛いって皆さん言うんですけど。歓声があるとエネルギッシュに耐えて痛さが軽減されるって言うんですよね。

自分自身のプロレスがそうだったように、ファンのみんなの応援というのが一番力にありますしね。選手たちが言っている意味は、よく分かります。

――ご自身が体験されてきたことですものね。そして、今回もいろいろな対戦カードがご用意されていますけれども。各対戦カードの見どころについても伺っていければと思っています。各試合についてお聞かせください。

▼タッグマッチ
火野裕士&クワイエット・ストーム
vs
岡林裕二(大日本プロレス)&大門寺崇(ランズエンドプロレスリング)

――火野裕士&クワイエット・ストームvs岡林裕二&大門寺崇、このタッグマッチはいかがですか。

みんなパワーファイターなんですけど、火野君、岡林君はFortune Dreamの出場回数が多い選手です。

――いわゆるチョップ枠みたいな。

肉体を本当にフル活用して、激しい肉弾戦が期待できるようなこの対戦カードが、やっぱりFortuneならではのカードだと思います。あとやっぱりストームなんかも、すごくいい選手。アメリカで僕の試合を見たって言ってくれてましたね。

――ストーム選手も日本滞在歴、長いですものね。

彼がNOAHに来た時に『ファンです』って言われて「ありがとう」って言ったことを覚えています。

――小橋さんに憧れている部分が非常に大きいと思いますし、剛腕という共通点もありますね。

(エニタイムフィットネス等々力にも)トレーニングに来てくれるんですよ。

――そうなんですね。そういう風に慕ってくれる選手は嬉しいですね。

そうですね。なかなかストームは出る機会がなかったんですけど、このメンバーで試合を組めば面白くなりそうだなと。ストームの持ち味も発揮されるんじゃないかと思っています。大門寺もエニタイム等々力によく来てくれるんです。それが理由で選んだわけじゃないんですよ。

――大門寺選手は岡林選手と大日本プロレスでストロングのベルトを懸けて激しい戦いを繰り広げました。この1年で急激に成長したイメージがありますね。

こないだ僕がエニタイム等々力でトレーニングしていたら、彼も来てトレーニングやってました。やっぱりすごいパワフルで熱心に励んでいたので、すごく好感が持てますよね。

――レスラーとしての華やかさみたいなものも、本当にこの1年くらいでグーンと上がった気がします。

そういう活躍も、いろいろ雑誌とか情報を仕入れて知っているので、ちょっと気になってたんですよ。やっぱり体もゴツいですし。ゴツいので、こういうところを磨いて試合をやったら面白いかなと。岡林君とやり合っていたので、そういうのも面白いかなと思って。

――単純に肉体のぶつかり合いは観ていて楽しいです。

大門寺選手も東京のファンにはあまり馴染みがないですね。

――そうですね、まだそんなには。

だからこういう名前を広める機会にはいいのかなと。相手もそういうガンガン来る相手。お互いぶつかり合ったら面白いのかなと思って、この試合を組んでみました。

――この試合は間違いなくファンの心にも火が付くと思います。

▼タッグマッチ
T-Hawk(GLEAT)
野村卓矢(大日本プロレス)
青柳優馬(全日本プロレス)
 vs
遠藤哲哉(DDTプロレス)
吉田綾斗(2AW)
田村ハヤト(GLEAT)

ーーそして次に、T-Hawk&野村卓矢&青柳優馬vs遠藤哲哉&吉田綾斗&田村ハヤト。現役バリバリの未来を感じさせるようなマッチメイクになりました。

未来も感じさせますし、現在のチャンピオンであったり、次に来るというか。若手とベテランの間の一番頑張っている層と言いますか、選手たちだと思います。20代から30代前半の働き盛り。働き盛りと言ったらちょっとおかしな言い方ですが。今一番脂がのっている層と言いますかね。これから頑張っていかなくちゃいけないですよね。

――各々、団体のチャンピオンになっていたりしますし。顔合わせで言うと、まず本当に見られない顔合わせがすごく組まれているなと思いました。これは小橋さんのFortuneならではの奇跡のマッチメイクですよね。

遠藤君なんかは去年出場が決まっていたんですけど、欠場になってしまったので、本人が一番悔しいと思うんですね。今年出て、去年の出場できなかった思いを全部払拭してほしいなと。今DDTプロレスでバーニングをやっていて、バーニングで臨む以上はそれを行動で、試合で示してほしいなと。

――なるほど。また同じように吉田綾斗選手が2AWのチャンピオンになっておりまして、吉田選手はいかがですか。

以前に1回出場してもらってるんです。背は高いんですが、体のラインはどちらかというとスマートな感じがありますね。いい選手であることは確かです。オールラウンドにいろんな形の試合ができるようなタイプだと思います。

――それを小橋さん的には見たいと。

そうです。自分の持ち味を出して全力で闘ってほしい。体のゴツい選手はぶつかり合えばいいし、テクニシャンの選手は自分のテクニックを見せてほしいし、空中殺法の得意な選手はどんどん飛べばいい。各々個性を発揮する試合を見たい。

――楽しみですね。田村ハヤト選手は今、GLEATでバルクオーケストラで活躍しています。まだキャリアは短いんですけど。超新星のごとく駆け上がってきました。

今はタッグチャンピオン。いい感じで駆け上がっていますね。T-Hawkもこないだ全日本プロレスのチャンピオンカーニバルで準優勝したので、GLEATを代表する2人、面白いなと。田村君、すごくいい体だと思いますね。

――すごくいい体になりました。元々高校野球の、甲子園の選手なんですよ。甲子園でホームラン打ってますね。元々JUST TAP OUTでもあっという間にチャンピオンになりました。

これからの伸びしろに期待したいですね。

――そして野村卓矢選手と青柳優馬選手も出ますけれども、このお二人はいかがですか。

青柳もすごく今、伸びているので非常に興味深い。野村卓矢も大日本でチャンピオンになって、彼はもう去年も出てもらっていますし、何回か出ているので。

――おとなしく見えて試合になると物怖じせずに良くファイトスタイルは、小橋さん的にはお好きですか。

だんだん感情むき出しでダーッといっちゃうような。

――本当にリングに上がる前と上がってからでは全然違いますね。

普段があまりにもおとなしいもので。そういうタイプも面白いですね。リングに上がると変わっていくという。だから田村選手、遠藤、吉田。遠藤は怒りが必要。怒り。試合で野村卓矢とかガンガンいったらもっとすごい怒りの力が出てくると面白いかなと。田村選手とかはゴツく、どんと来いという感じだと思うので。蹴りとか、攻撃でどういう反応を示すか。吉田選手がどういう風に切り返していくかとか。そういった意味でも面白いですね。

――T-Hawk選手は今年のチャンピオンカーニバル準優勝でした。最軽量でチャンピオンカーニバル優勝すると言って、優勝はできなかったものの、準優勝した実力者だなというところ。あとはGLEATのG-REXのチャンピオンになっています。

チョップを得意にしているので。昨年はそこまでチョップを見れなかったので、今年は見たいですね。ただ相手に田村選手とかもいるし、チョップをしてくるかもしれないし。

――そこは確かに見どころですね。

T-Hawkと田村って同じGLEATですよね。

――普段からやってますものね。

ただそこを分けたのは一緒にするよりも、闘争心がお互いにやっぱりあるから。GLEAT内でも違うチームだから、分けた方が面白いかなと思って。

――なるほど。

➡次ページ(KAIRI vs ウナギ・サヤカ)へ続く

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