【アイスリボン】IWGP女子王座挑戦の藤本つかさ、無念のレフェリーストップ!岩谷麻優がV6達成「怪我が治るまで、絶対待ってるから!」


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アイスリボンは6月23日(日)、東京・後楽園ホールにて「雨のち、リボン2024」を開催した。

アイスリボン後楽園ホール大会「雨のち、リボン2024」
日時:2024年6月23日(日)10時45分開場/11時30分開始
会場:東京・後楽園ホール
観衆:1,088人(満員)

第4試合ではIWGP女子選手権試合が行われ、王者・岩谷麻優(スターダム)にアイスリボンの象徴・藤本つかさが挑戦。


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禁断の扉をこじ開け、スターダム参戦を果たした藤本は中島とのベストフレンズで岩谷に快勝し、岩谷の持つIWGP女子王座獲りにつなげた。しかもアイスリボンのリングで王座戦を実現させるという難題もクリアし、この日の歴史的な一戦が実現した。立会人の永田裕志がタイトルマッチ宣言、ベルト返上のセレモニー。岩谷と藤本ががっちりと握手を交わし試合開始。

手探りから岩谷がバックに回って藤本の足を刈る。藤本が切り返す。岩谷が跳ねて逃れ、ロックアップ。腕の取り合いから岩谷が藤本の腕をロープにからめ絞め上げる。藤本がヘッドロックへ。藤本がロープワークからアームホイップを決めれば、岩谷もアームホイップで返す。足払いからのカバー合戦から藤本がPKを狙うも岩谷がかわす。再び手探りから藤本がトーキック。


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尻もちをついた岩谷に藤本がサッカーキック。藤本が腿裏に蹴り。さらにロープ際で岩谷の顔面踏みつけ。藤本が「IWGP!」と叫びながらの卍固め。グランドに崩れても藤本がロックを外さず絞め上げ、エビ固めに移行。カウント2。岩谷をロープにはりつけて顔面踏みからはりつけドロップキック。岩谷が場外に落ちる。上がってきた岩谷をコーナーに詰めてチョップ。

対角コーナーに振り飛び込むも、これをかわした岩谷が藤本を丸め込み、ドロップキックを顔面にヒット。岩谷がサッカーキック。さらにPK2連発。ロープに藤本を詰め、その上に乗っかり客席にアピール。さらにロープにはりつけてエプロンに出た岩谷が逆水平チョップ、顔面踏みつけ、はりつけドロップキック。ローキックで藤本に尻もちをつかせてのサッカーキック。


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藤本が起き上がると、岩谷が自らマットに腰を下ろし「来い!」とアピール。藤本は岩谷のコスチュームのフードを岩谷の頭にかぶせてのサッカーキック。今度は藤本が座り込み。岩谷がサッカーキック。再度、岩谷が座り込み。サッカーキックを入れた藤本が座るが、岩谷は起き上がらない。藤本に「もっと蹴って来い!」とアピール。藤本がサッカーキック3連発。

のけぞって距離を取る岩谷。今度は岩谷がサッカーキック3連発も3発目の蹴り足を藤本がキャッチ。エルボーの打ち合いから藤本がダブルチョップ。岩谷がカサドーラも藤本が立ったまま踏ん張る。前方回転で起き上がった藤本がPK。コーナーに上がる藤本。岩谷が追いつき、2人がコーナー上でエルボー打ち合い。打ち勝った藤本が岩谷を宙吊りにしてのフットスタンプ。


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さらに串刺し低空ドロップキック、ミサイルキックでカバーもカウント2。藤本が極楽固め。ロープに逃れた岩谷にストンピングを連打する藤本。岩谷がその蹴り足を取り、藤本を場外に落とすとトペ・スイシ―ダ。さらにエプロンに藤本を上げるとエプロンでのドラゴン・スープレックスを狙う。こらえた藤本が岩谷を肩車にすると、そのまま前方に叩き落す。

場外で起き上がった岩谷に藤本がエプロンを走ってのPK。吹っ飛ぶ岩谷。エプロンで「IWGP獲るぞーっ!」とアピールする藤本。岩谷はダメージからかなかなかリングに上がってこない。藤本はリング中央であぐらをかいて両手を広げ余裕の表情。ようやくリングに上がってきた岩谷に藤本がビーナスシュートをヒット。しかしカバーに入らない藤本。


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右手を気にして顔をゆがめる藤本。ビーナスシュートの着地で右手を痛打してしまった。バックに回った岩谷がジャーマン・スープレックスで叩きつける。なんとか起き上がってきた藤本に岩谷がエルボー連打。藤本は右腕で打ち返そうとするが、直前で左腕でのエルボーに切り代える。レフェリーが藤本の状態を見て試合を止める。「まだ出来るのに…」と悔し気につぶやく藤本に中島が駆け寄る。試合はレフェリー・ストップにより岩谷の王座防衛となった。


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<試合結果>

▼第4試合 IWGP女子選手権試合 60分1本勝負
<王者>岩谷麻優 〇
vs
<挑戦者>藤本つかさ×
16分08秒 レフェリーストップ
※第3代王者6度目の防衛に成功
※立会人:永田裕志(新日本プロレス)

■試合後のリング上
ベルトを防衛した岩谷が永田からベルトを受け取り、マイクを手にする。


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岩谷「脱臼…痛いよね。自分も赤いベルト、試合開始2分30秒で肘脱臼して、チャンピオン剥奪されて…。あなた、よく今、リングに立ってられるね。凄いね!やっぱとんでもねぇわ!自分だったら、すぐ控室行って、すぐ救急車呼んで、すぐ病院に行くけど、あなたはやっぱりアイスリボンの象徴。戦ってあなたの強さ、感じることができました。このベルト、正式に勝って、あなたから勝って、女子プロレスのアイコンだと言いたかったけど、引退…しちゃダメだよ。全然まだまだ先。限定復帰とか、まだまだできんじゃん!限定復帰とかじゃなくて、また、怪我直して、次また、そのときまでこのベルトのチャンピオンでいるから、絶対! 怪我が治るまで、絶対待ってるから!ちゃんと治して、このベルトを懸けて、もう一度私と戦ってください!」

※岩谷が握手の手を差し伸べる。右手が上がらない藤本は左手で握手をかわした。


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■試合後バックステージコメント

岩谷「う~ん、う~ん…う~ん!なんて言えばいいんだろう…。さっきリング上で言った通り、藤本つかさに勝って6度目の防衛で女子プロレスのアイコンは岩谷麻優だと証明する試合したかった。あーっ!なんて言えばいいんだろう、マジで。でも、このベルトのチャンピオンは岩谷麻優。今試合が終わってこのベルトを持って立ってるのは岩谷麻優。そこに価値がある。6度目の防衛。悔しい形での防衛になってしまったけど、自分の目標は最多防衛記録。IWGPの最多防衛記録を岩谷麻優が作る。それが目標なので。まだまだ6度目。この先、最多防衛まであと6度ある。それ以上防衛する気でいるし。藤本つかさが肘完治して、また今度も、また戦えるなんて逆に幸せですね。うん。向こうからしたら不幸だと思いますけど、こっちからしたら不幸中の幸い。いや、不謹慎か。肘の脱臼は自分も経験したことあるから。痛いし…今凄い痛いと思う。悔しいと思う。しんどいと思う。けど、凄い楽しかった。試合、今日。凄く楽しかったから、また復活して挑戦してくれるまでチャンピオンでいます。このベルトのチャンピオンとして、また新しい目標ができました。今はお大事に。」

――タイトル戦で戦ってみての藤本選手はどうでしたか?

岩谷「いや、凄い強かったし、なんて言うんだろうな。もっと小柄でスピーディーな感じかなと思ってて。こんなに重みがあるんだって。1発1発に蹴りとかも凄くスターダムにはない蹴りの種類だなって受けて感じましたし。最後に腕が変形してたのが見えて。凄い押さえてたので。これはちょっとここでやめた方がいいのかなと思って、もう終わりにしましょうって言ったんですよ。腕が変形していて、ここで終わりにしましょう、自分、勝っちゃいますって言ったら、まだやれるって言ったんですよ、藤本つかさは。それを聞いて自分いこうとしたら向こうもエルボーを打ってきて。すげえなって、ホントにすげえなって思いました。このベルトに対する思いとか岩谷麻優に対する思いとか。 このアイスリボンを背負ってる、そんだけの存在だなって。そこで改めてすげぇこいつって思いました。今回の試合で、アイスリボンって凄くいい団体だなって、上がって思いました。可能性しかない団体だと思います。でも、まあまあスターダムはその先、もっと上をいってるんで。ホントに今日アウェイだと思ったんですけど、お客さんの声援が凄く温かくて、ホームじゃん、ていうかホームより温かいじゃんと思って、凄くその声援のおかげで楽しむことができました。本当に応援に来てくださった皆様ありがとうございました。また違う形で、というか守って、このベルトの防衛戦、またしたいと思います。」


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