【新日本】悲願のIWGPジュニア王座戴冠を果たしたDOUKI「俺はずっと俺でいた。俺を信じてた。だから、これを獲れたんだ」
新日本プロレスは7月5日 (金)、東京・東京武道館にて『NEW JAPAN SOUL 2024』を開催した。
『NEW JAPAN SOUL 2024』
日時:2024年7月5日 (金) 16:30開場18:00開始
会場:東京・東京武道館
観衆:2,423人
メインイベント(第7試合)ではIWGPジュニアヘビー級王者エル・デスペラードが、自ら指名した挑戦者DOUKIとの初防衛戦が行われた。
両者は『BEST OF THE SUPER Jr.』準決勝で対戦し、DOUKIはデスペラードを追い詰めるも敗北。その後、デスペラードは石森太二を下し、悲願の初優勝を達成。
さらに札幌でSHOを破りIWGPジュニアヘビーを奪還した。
デスペラードは、メキシコ時代から苦楽を共にしてきたDOUKIを次期挑戦者に指名。
DOUKIは気合の入った表情で入場し、デスペラードもIWGPジュニアヘビーのベルトを携え、闘志をみなぎらせながら花道を進む。
試合開始のゴングが鳴り、両者は一進一退の攻防を展開。
デスペラードはフロントネックロックでDOUKIを捕らえるが、DOUKIもフルネルソンからネックロックで応戦。両者の激しい技の応酬が続き、観客は息を飲んで見守る。
デスペラードはDOUKIを場外に落とし、腰を連打。DOUKIはエプロンを利用した倒立DDTで反撃。デイブレイクを狙うが、デスペラードはキャッチし膝を攻め続ける。
DOUKIはトペ・スイシーダで場外に飛びつき反撃するが、デスペラードはピンチェ・ロコを狙い、両者の技の読み合いが続く。
最後はDOUKIがスープレックス・デ・ラ・ルナを炸裂させ、ついにデスペラードから3カウントを奪取。
DOUKIの初戴冠に観客は歓声を上げ、新たな王者の誕生を祝福した。
<試合結果>
▼メインイベント(第7試合) 60分1本勝負
IWGPジュニアヘビー級選手権試合
<第96代チャンピオン>
エル・デスペラード ×
vs
<チャレンジャー>
DOUKI 〇
21分14秒 スープレックス・デ・ラ・ルナ
※DOUKIが第97代チャンピオンとなる。
■試合後バックステージコメント
デスペラード「(※床に大の字になって)負けたー、クソッ! (※寝たまま拳で床を叩き)あー、チクショー。(※体を起こし、インタビューバックに背をもたせて座り)2強だ3強だっつーのは、俺がベルトを持ってると崩れるのう。やり方はどうにしろ、SHOが獲ってみたり、防衛0でDOUKIが獲ってみたり。
(※立ち上がって)ナメんな。ナメんなよ。世代とか、2強だ3強だとか、知ったことか。俺はレスラーだ。ジュニアヘビー級のレスラーだ。それ以外のカテゴリーで、俺を区別すんじゃねえ」
DOUKI「(※用意されたテーブルにベルトを置き、少しベルトを見やるとベルト台に立てて)まず、デスペラードについて。リング上でも言った通り、本当の意味でアンタに勝ったとは思っていない。今回、挑戦権をもらって、それについて一切後ろめたい気持ちはない。ただ、俺はまたアンタに、俺の前に立ってきてもらいたい。その時までに、何回も何十回も防衛して、最強のチャンピオンとしてアンタの前に立ってやる。
入場する前、VTR聞いてたけどな、何勝手なこと言ってんだ。ふざけんな。『兄弟』、『ありがとう』、『感謝』、そんな気持ちで今日、このベルトに挑戦してきたと思うか。ふざけんな。勝手に俺の気持ちを決めつけんな。
デスペラードに対しては、それだけだ。アンタのタイミングで、また俺の前に立ってきてほしい。
(※テーブルの上に用意されていた缶ビールを開けて報道陣に向かって掲げ)でもな、勝利は勝利だ。おいしく、これをいただくぞ(※と、背を向けてマスクをずらし、ビールを飲んでからまた振り返る)なあ、お前ら、何で俺がこの最高峰のベルトを獲れたと思う? 答えは簡単だ。俺はなあ、周りに何を言われても、『お前はダメだ』『お前よりあっちの日本人がいい』、新日本に来てからも『お前は新日本のレベルじゃない』『カス』『ボケ』『いなくなれ』『お前のポテンシャルが見えた』、何を言われてもな、俺は、俺だけは、俺のことをずっと信じてたんだよ。誰に何を言われても。
俺には身長も体格もない。でもな、俺には俺の良さがある。周りに決められたキャラクターじゃない。俺にしかない良さがある。俺は誰にも負けない、そういう気持ちがずっとあったから、ここまで来れたんだ。
お前らは何かというと、俺に『どうせ俺なんか……』とか、すぐそういったネガティブなキャラクター、つけたがるだろ。ふざけんな。一から、俺のコメント全部読み返してみろ。何を言われても、どういうキャラづけをされても、俺はずっと俺でいた。俺を信じてた。だから、これを獲れたんだ。
とはいえ、まだまだ倒さなきゃいけないヤツはいっぱいいる。(※立ち上がってベルトを肩にかけ)俺がこれを獲って、認めたくないヤツ、いっぱいいるだろ。全員、かかってこい。1人残らず、お前らを潰してやる。いつでも、かかってこい」
<写真提供:新日本プロレス>
Pages 1 2