【マリーゴールド】世界のイヨ・スカイが両国の観衆を魅了、林下詩美に貫禄勝利「誰を信じるかは自分で決めろ!その言葉の答え、教えてあげようか?」

マリーゴールドは7月13日(土)、東京・両国国技館にて『MARIGOLD Summer Destiny 2024』を開催した。

『MARIGOLD Summer Destiny 2024』
日時:2024年7月13日(土)開場13:00AM/試合開始14:30PM
会場:東京・両国国技館
観衆:3,058人

第7試合では「Queen of Queen〜誰を信じるかは自分で決めろ!」と銘打ったカードが組まれ、林下詩美とWWEスーパースターのイヨ・スカイが対戦した。

イヨが作ったQueens Questのリーダーであった詩美。

そんな縁がある2人の試合は初対決とは思えないほどの好勝負を展開。

詩美は憧れの存在である世界のイヨ・スカイを相手に真っ向勝負。

試合では憧れを捨てて持てる限りの力をぶつけた。

そんな詩美に対し6年ぶりの日本凱旋となったイヨも通常のWWEスタイルではなく日本式の試合スタイルで勝負したという。

また7月後半に予定されるWWE日本公演で改めてWWEスタイルのイヨ・スカイを披露すると語った。

そんなイヨはWWEでは禁止技になる「ツームストンパイルドライバー」を繰り出し、世界を魅了したムーンサルトプレスで詩美を撃破。

<試合結果>

▼第7試合 Queen of Queen〜誰を信じるかは自分で決めろ!〜 30分1本勝負
林下詩美 ×
vs 
イヨ・スカイ 〇
23分01秒 ムーンサルトプレス→片エビ固め

試合後、勝利を収めたイヨはマイクを手に取り「6年前、私はリングの上はどんなに距離が離れていても、世界中どこでもつながっている、その言葉を残して日本を旅立ちました。間違いなくこの試合は奇跡のマッチアップでした。実現してくれたマリーゴールド、WWE、そして対戦相手の林下詩美選手、素直にどうもありがとうございます。詩美、誰を信じるかは自分で決めろ!その言葉の答え、教えてあげようか?誰を信じるか、それは己自身。自分自身の夢を信じて、そして自分の突き進む道を信じて、そして自分のこと、アナタのことを信じてくれる皆さんのことを信じて、これからも歩み続けてください。そして、その先に大輪の花を咲かせてください。私もまだまだ海の向こうで世界のその先の、伸びしろを追い求めて、走って行きます。これからもお互い頑張って、皆で皆で高め合って行きましょう!皆さん、今日はこの奇跡の一戦を見届けてくださってどうもありがとうございました」

ここでイヨはリングを降りる。

詩美「イヨさん、いやイヨ・スカイ!私は絶対にこんなんで終わらないから、私が絶対にアナタを越える存在になるので、また私の対角に立って下さい」

これにイヨは地声で返答した。

イヨ「覚えときます。みんなも覚えといてね、覚えておくよ!」

 

■試合後バックステージコメント

イヨ「どうもありがとうございました。無事、6年ぶりの日本凱旋試合、まさかのマリーゴールドのリングという形ですけど、終えることができました。改めましてイヨ・スカイです」

――海外と日本では試合スタイルの違いを意識した?

イヨ「全く違いました。意識するところも全く違ったし、私自身は見せようと思っているものも全く変えてこの試合に臨みました」

――日本時代を意識したスタイル?

イヨ「しましたね、完全に。今月末にWWEの日本公演がありますので、WWEスタイルのイヨ・スカイはそこで見に来てくれるなってことを確信して持ってたので。じゃあ、ここは違うものを見せないと今日のチケットを買ってるお客さんも意味がないんじゃないかなって。私のことを見に来てくれたお客さんの為に、そういった気持ちをこめて試合しました」

--日本のお客さんの歓声は待ち望んでいたものだった?

イヨ「本当に元気をもらいましたし、勇気をもらいましたね。お帰りって言葉もそうですし、歓声が起こる間の一つひとつがアメリカとは全く違ったので。そこがもう『ああ、日本だ、帰ってきたんだ』って、すごく愛おしく思いました」

――対戦相手の詩美選手については?

イヨ「改めて試合前も私には無いものを持ってるなと思いましたけど、実際リング上で対角で目を合わせたときに、あ、面白い子だな。私とはなんかちょっと違うな。もしかしたら野心とか、この先この業界を背負っていこうみたいな、そういった意気込みっていうのは私と近いものがあるかもしれない。でも、持ってる性質とかは違うなって。面白みを感じました。自分で言うのもなんなんですけど、彼女が私に憧れてスターダムの門を、道場の戸を叩いたと聞いて。割と入門してすぐの頃にイオさんに会わせたい子がいるんですよって。練習生で挨拶したいっていってるんですって」

――それが詩美選手?

イヨ「言われた時があったんですけど、私はやめときましょうと言ったんです。一選手になって、リング上で対角で赤コーナー、青コーナーで顔を合わせて、そこで初めて目を合わせたい。そういう風に私は選手として思ったので。せっっかく私に憧れたんだったら、会う時はリング上で。そう思ってその時、断ったんです。6年以上たって今日この日がやってきたことを本当に私は嬉しく思いま」

――その選手がQQを背負ってきたことについては?

イヨ「素直に嬉しいです。やっぱりプロレスってリングに立ち続けることって私もよーくわかってるけど、思ってる何倍も何十倍も何百倍も苦しいんです。辛いし大変だし華やかなだけじゃないって私が心からわかっている中で、彼女がそのいばらの道を乗り越えて今日この日までこぎつけたっていうのが。その彼女の目標の先に私がいたのかなと思うことがすごく嬉しいです」

――この先、WWE日本公演ではなく、日本のマットに上がることは?

イヨ「どうなんですかね。私は日本人として日本に誇りを持ってますし、WWEの一員として日本だけじゃなくて世界各地で試合をしているので。またこんな素敵な日がくれば私も心の底から嬉しく思いますし、もう大歓迎ですので。そこはプロレスの神のみぞ知るっていうところなんじゃないかなと思います。でも、私は大歓迎です」

--日本の女子プロレスを久しぶりに闘った楽しさは?

イヨ「楽しかったです、本当に。技とか実は(WWEでは)使える技とか限られてるんですよね。最後、林下詩美選手を仕留めるために、出さざるをえなかったパイルドライバー、あれはWWEのリングでは見れませんから。そういったところは彼女に引き出されたんじゃないかなという風に思います。日本スタイル、そして世界スタイル、全部、今日全力を出し切って彼女と闘うことができました」

 

詩美「やっぱり、イヨ・スカイはすごかった。壁の高さを感じました。でも、壁は高ければ高いほど燃えるもんなんでね。今日、こうして始めて試合をして、夢を叶えられました。その点はすごくすごく満足しています。でも、また、新しい夢もできました。イヨ・スカイを越えて、林下詩美がさらなる飛躍をしたいと思います。私の次の夢も、必ず、必ず、叶えたいと思います。今日を機に林下詩美、またどんどん、どんどんどんどん駆け上っていきます。よろしくお願いします。ありがとうございました」

――イヨ・スカイでありつつ紫雷イオのような試合をしてきましたが

詩美「そうですね、自分も紫雷イオさんをずっと追いかけてきて、SNS、色んな場面でイヨ・スカイを見てきました。でも今日の相手は、イヨ・スカイだったんですけど、私の始めて見た時から憧れていた、追いかけてきた紫雷イオを見れたのかなと思っています」

――そのうえでどんな強さを感じましたか

詩美「そうですね、自分も自信が全く無かったわけじゃなくて、ほんとにイオさんからスリーとって勝つつもりで挑んだんですけど、自分のどんな技も返されたし、イオさんも一発一発がすごくて、キャリアとか経験の差もすごく感じたんですけど、世界は広いなと、すごいなと、規模が違うなと思いました」

――両者マスクをつけて入場しました

詩美「マスクはすごく久しぶりに入場でマスクをつけまして、自分の前のユニットの頃につけていたマスク、あのマスクはイオさんが始まりのマスク。そして今日私はそれをつけて、対角のイヨさんもマスクを付けていて、個人的にすごく、感慨深いものがありました。感傷深い?感慨深いものがありました」

――最後に『誰を信じるかは自分で決めろ』の答えをイヨさんから伝えられましたが

詩美「誰を信じるかは、自分で決めろ。そして信じるのは、己。今日も、私が、私を信じ続けて、ずっと語って来た夢だから叶えられたのかなと思えてるので、これからも私が一番私を信じ続けて、これからのたくさんの夢、次の夢、叶えていきたいなと思います」

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