【ノア】齋藤彰俊が引退宣言「広島の地で心に誓ったこと、約束したこと、15年という長い時はかかったけど俺なりに果たしたのかなと思う」

プロレスリング・ノアは7月13日、東京・日本武道館にて『ABEMA presents DESTINATION 2024』を開催。世界ヘビー級王座防衛戦に敗れた齋藤彰俊が引退宣言をした。


写真:6月19日潮崎豪デビュー20周年記念大会時

この日の第6試合で行われた世界ヘビー級選手権試合ではTEAM NOAH対決。王者・齋藤彰俊に潮崎豪が挑戦すると潮崎が豪腕ラリアットで齋藤を下して、新王者となった。

試合後に潮崎が「ありがとうございました!」と述べると齋藤にマイクを渡した。

齋藤は「またさらにすごくなったな。新チャンピオン、ベルト取ったところで悪いけど、ちょっとだけ俺に時間くれるか」と伝えマイクを続ける。「なぜ俺がNOAHなのか、それは、ここにいるみんなと一緒の思いだ。NOAHのファンになって日の浅い人たちも、今日最後のGHCまでこの日本武道館を見てくれれば納得するはずだ。そして、なぜ俺がTEAM NOAHだったか。それは潮崎豪とういう男の思いが琴線に触れたから。そして、俺には、やらなくてはならないこと、伝えなくてはならないことがあったからだ。TEAM NOAHになってから俺の戦いで少しでもみんなが感じてくれていたら嬉しい。あの天におられる偉大なる方の足元には及ばないが、2009年6月13日、あの広島の地で心に誓ったこと、約束したこと、15年という長い時はかかったけど、俺なりに、俺なりにだよ、今日、果たしたのかなと思う。だから、引退を決意したー!潮崎、TEAM NOAHを、プロレスリング・ノアを、プロレスを、よろしく頼むー!」と潮崎へメッセージを送ると握手を交わした。 

バックステージで潮崎は涙を浮かべながら「齋藤彰俊、あの人が決めたからこその覚悟だと思う。覚悟だと思うし、その齋藤彰俊とこの武道館で戦えて幸せでした。このベルトに関しても、ベルトの重さ、より重く、齋藤彰俊から引き継がれたと思いますし、それを落とさないためにも俺はこれから全力で、より意識を持って戦っていきます。まだ、最後とは思わないけど、あの齋藤彰俊からこのベルトを取れて、俺の思いも強くなりました」と思いを語っていた。

ABEMA presents DESTINATION 2024
日時:7月13日(土)開始:15:00
会場:東京・日本武道館
観衆:4,196人

<第6試合・世界ヘビー級選手権試合>
(王者)●齋藤彰俊 vs   潮崎豪◯(挑戦者)
15分00秒 豪腕ラリアット → 片エビ固め
※第33代王者が4度目の防衛に失敗。潮崎豪が第34代王者となる。

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