【ガンプロ】石井慧介が香港国際警察マンの“代打”趙雲子龍を下し、SOG世界無差別級王座V2!8・16新木場で和田拓也が挑戦

 ガンバレ☆プロレスが7月15日、東京・高島平区民館で「ディザスター・アーティスト2024」を開催した。スピリット・オブ・ガンバレ(SOG)世界無差別級王者の石井慧介が趙雲子龍を破り、V2に成功。8月16日、東京・新木場1stRINGで和田拓也が挑戦することが決まった。

 6・2高島平での次期挑戦者決定バトルロイヤルを制したのは香港国際警察マンで、対戦経験が全くない石井は警戒心を強めていた。ところが、試合直前、諸事情により、香港国際警察マンの欠場が発表され、趙雲子龍が代替出場となった。

 開始早々、場外戦となり、石井が厳しい攻め。趙雲子龍もトップロープから場外へのダイビングキックを敢行するなど応戦。趙雲子龍はアトミック・ボムズアウェイを繰り出すも、石井はフロントハイキックで返していく。趙雲子龍は丸め込み連発も、石井が両腕極めドライバー。趙雲子龍は必殺のプロジェクトAを狙うも自爆。石井はジャンピング・ハイキック、胴回し式回転ボムからニールキックを叩き込んで3カウントを奪い、2度目の防衛に成功した。

 マイクを持った石井は「香港国際警察マンがこんなに強いとは思いませんでした。ガンプロに来て6年半、この初対決ができてよかった」と対戦相手が変わったことがよく理解できていない様子。趙雲子龍は香港国際警察マンがいつもやる敬礼ポーズで去って行った。

 試合後、和田がリングに上がると「よくも趙雲子龍を、いや香港国際警察マンをボコボコにしてくれたな。俺のガンバレ☆プロレスは香港国際警察マンから始まったんだ。俺はオマエに興味あるんだ。1年半、ガンプロでタッグで何回か戦ってきたけど、オマエとやると俺の動きがめちゃくちゃキレが出て。その上で強さとオマエに勝てる実力があると思う」と挑戦表明。石井は「いつかはシングルマッチをやらないといけないと思ってました。和田さん、自分も興味ある。断る理由はない。ぜひ、このベルトをかけてやろう」と応じ、三島通義社長が8・16新木場でのタイトル戦を即決した。

 石井が締めようとするも、大家健、勝村周一朗、和田、趙雲子龍の「1970年代生まれ軍」が入ってきて、リングを占拠。ほかの選手たちからは“老害”と叫ばれながらも、「ウィー・アー・ガンバレ☆プロレス!」で締めくくった。7・27東京・王子BASEMENT☆MONSTERで行なわれる男子選手興行では、「1970年代生まれ軍」、石井らの「1980年代生まれ軍」、中村宗達らの「平成以降生まれ軍」の3軍による全面対抗戦が実施されるが、「1970年代生まれ軍」はベテランの存在をアピールした。

 バックステージで石井は「初対決が得意だと思ってたんですけど。意外な挑戦者でしたけど、ふさわしい挑戦者でした。超満員のお客さんの前で防衛戦できたのがうれしかった。どんどんお客さんが増えて、防衛戦をして、いい試合をしてベルトの価値を上げていければ。大家さんが俺たちには“未来がある”と言ってたんですけど、未来なんて考えてない。今チャンピオンとして輝き続けたい。香港国際警察マンはすごかった。(香港国際警察マンだと思って戦った?)なんか違う気はしたけど、練習生時代に思い出のある似た人だったんじゃないかと。趙雲子龍だったんですか? どっちでもいいです。違いが分からないんで。強かったです」と話した。そして「(和田は)苦手なタイプかもしれないですけど、僕もキャリア16年になったんで、そのいい部分を使って、和田戦に生かしたい」と“難敵”和田の突破を期した。

 趙雲子龍は「香港国際警察マンの代打出場になって、それをタイトルマッチに認めてくれたガンプロに感謝します。石井が練習生の頃、ビアガーデンプロレスとかで一緒に汗かいたり、合同練習とか、(DDT運営のスポーツ&プロレスバーの)ドロップキックで一緒の時間を過ごしたんですけど、試合で当たることは全然なくて。初めてのシングルがタイトルマッチになって、ホントにアイツはひでぇヤツだな。45過ぎたオッサンを容赦なくボコボコにしやがって。悔しくて、ぐうの音も出ないよ。まだアイツの前に立ってやります」と雪辱を誓った。

 なお、ガンプロでは追加日程として、11月3日の大阪・176BOX、同17日の新木場大会の開催を発表。12月27日には東京・新宿FACEに初進出する。

「ディザスター・アーティスト2024」
日程:7月15日(月・祝) 
会場:東京・高島平区民館 
観衆:286人(超満員札止め)

1.30分1本勝負
〇和田拓也&山本裕次郎(9分30秒、ツイスター)中村宗達●&川上翔大

2.30分1本勝負
〇SAKI&櫻井裕子&真白優希(8分57秒、体固め)HARUKAZE●&まなせゆうな&バニー及川
※変型ブレーンバスター

3.火祭り公式リーグ戦 30分1本勝負
〇今成夢人(11分19秒、体固め)永尾楓樹●
※ルー・テーズプレス

4.春日萌花復帰戦 30分1本勝負
勝村周一朗&〇YuuRI(12分9秒、ジャーマン・スープレックス・ホールド)伊東勇作&春日萌花●

5.30分1本勝負
〇大家健&岩崎孝樹&前口太尊(12分13秒、体固め)入江茂弘&渡瀬瑞基●&レッカ
※スピア 

6.スピリット・オブ・ガンバレ世界無差別級選手権 60分1本勝負
<王者>石井慧介(15分59秒、体固め)趙雲子龍●<挑戦者>
※ニールキック。第7代王者が2度目の防衛に成功。

〈写真提供:ガンバレ☆プロレス〉

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