【新日本】会場内グッズ設置行為の禁止を発表
新日本プロレスは、2024年8月より会場内のプラスチック柵やフェンスにグッズを設置する行為を禁止すると発表した。これは、観客の視界を妨げ、観戦の妨げになるとの理由からである。
近年、試合会場ではリング周辺や選手の入退場経路に沿って設置されている柵やフェンスに、ファンが応援タオルやTシャツ、ぬいぐるみなどを掛ける事例が増えているという。
この行為が後方の観客の視界を遮り、試合を楽しむ妨げとなっていることが指摘されてきた。特に2階席や3階席の手すりに物を掛けることは、視界の問題だけでなく、落下の危険も伴う。
これらの理由から、新日本プロレスは柵やフェンス、2階・3階席の手すりへのグッズ設置を禁止し、適切な観戦環境の維持に努める。
会場内での不適切なグッズ設置が発見された場合、係員が速やかに取り外しを指示することになる。
また、タオルを手に持って応援する際は、周囲の視界を妨げないよう、顔より上に掲げたり振り回すことを避けるよう求められている。
さらに、会場内の物販エリアでは、プラ柵を商品サンプルの展示に利用しており、限られたスペースを有効活用し、来場者に商品をより多く見てもらうための措置であるとして理解を求めている。
この新たなルールにより、すべての来場者が快適にプロレスを楽しめる環境作りを目指す。
ファンの協力と配慮を求める一方で、より良い観戦体験を提供することに努める新日本プロレスの姿勢が伺える。