【大日本】デスマッチで躍動した石川勇希が感謝の想いを胸に現役生活に幕「本当に幸せなプロレスラー人生でした」
大日本プロレスの新時代を背負った石川勇希(28歳)が、8月12日、後楽園ホールにて行われた蛍光灯4面+蛍光灯タワーデスマッチで、引退試合を完遂した。
引退試合の相手は菊田一美、試合は16分46秒に渡る激闘の末、石川がラザロ・エフェクトで勝利を収めた。
会場に集まった732人の観衆が、石川の最後の勇姿を見届けた。
2017年に大日本プロレスへ入門した石川は、翌年3月26日に新木場1stRINGでデビューを果たし、そこから6年間にわたりリングで躍動し続けた。
石川のキャリアの転機となったのは2019年8月、デスマッチ戦線への参入を宣言したことだ。
それまではシングル戦線で奮闘していた石川だったが、デスマッチという過酷な舞台に自らを投じ、新たな挑戦を選んだ。
石川のデスマッチデビュー戦は、9月1日の仙台PITで行われた最侠タッグリーグ戦で、高橋匡哉・植木嵩行と対戦。
ここで石川の覚悟を示す試合となった。
石川のデスマッチへの情熱は並々ならぬものであり、その闘志は数多くのファンの心を捉えた。
試合後、自身のSNSでは「無事に引退する事が出来ました。ここまでやってこれたのも周りの選手、スタッフのサポート、そしてファンの皆様のおかげです!」と感謝の言葉を綴った。
そして「僕は本当に素敵な人に恵まれているなと感じています。この感謝は忘れません。本当に幸せなプロレスラー人生でした…!!」と締めくくり、その感謝の思いを最後まで貫いた。
石川勇希が選んだデスマッチの道は、決して平坦なものではなかった。
リング上で受けた無数の傷、そしてそれ以上に心に刻まれた数々の戦い。
しかし、その全てが石川のプロレス人生の糧となり、最後まで闘い抜いた姿は、多くのファンにとって忘れられないものとなるだろう。
この日、後楽園ホールに響いた声援は、石川のプロレスラー人生を締めくくる最高の賛辞であったに違いない。
引退を決意し、その通りにリングを降りた石川勇希。
今後、石川がどのような道を歩むのかはまだ分からないが、その先にもきっと彼らしい闘いが待っているに違いない。
【大会名】後楽園ホール大会
【日時】2024年8月12日(月祝)18:30 開始
【会場】東京・後楽園ホール
【観衆】732人
<試合結果>
▼メインイベント 新太平洋運輸株式会社presents 石川勇希引退試合
蛍光灯4面+蛍光灯タワーデスマッチ
30分1本勝負
石川勇希〇 VS菊田一美●
16分46秒 ラザロ・エフェクト→片エビ固め
石川は試合後、自身のXを更新。
「無事に引退する事が出来ました。ここまでやってこれたのも周りの選手、スタッフのサポート、そしてファンの皆様のおかげです!皆様から頂いた声援は僕の宝物です。僕は本当に素適な人に恵まれているなと感じています。この感謝は忘れません。本当に幸せなプロレスラー人生でした…!!」
▼セミファイナル BJW認定ジュニアヘビー級選手権試合
30分1本勝負
<第10代王者>関札皓太● VS<挑戦者>日高郁人〇
13分54秒 ショーンキャプチャー
※2度目の防衛に失敗
※日高郁人が第11代新王者となる
▼第5試合 BJW認定タッグ選手権試合
コンクリートブロック&ギガラダーデスマッチ
30分1本勝負
<第60代王者組>神谷英慶 木髙イサミ● VS<挑戦者組>高橋匡哉〇 SAGAT
15分38秒 ジャックハマー→片エビ固め
※2度目の防衛に失敗
※高橋&SAGATが第61代新王者組となる
▼第4試合 ストリートファイトタッグデスマッチ
30分1本勝負
アブドーラ・小林 伊東竜二● VSマッドマン・ポンド デイル・パトリックス〇
8分9秒 BAKAスラム→体固め
▼第3試合 6人タッグマッチ
20分1本勝負
青木優也● 中之上靖文 浜亮太 VS吉田和正〇 橋本大地 野村卓矢
7分15秒 ツームストンパイルドライバー→エビ固め
▼第2試合 タッグマッチ
20分1本勝負
関本大介 大門寺崇〇 VSジョーダン・マッカラン コナー・キング●
7分26秒 ブラックレイン→体固め
▼オープニング6人タッグマッチ
15分1本勝負
梶トマト 星野勘九郎● マリー・ハナ VS阿部史典 宮本裕向〇 谷口裕一
6分22秒 ムーンサルトプレス→体固め
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