【スターダム】岩谷麻優『5★STAR GP』開幕3連勝で見せる女王の風格「マジで一言で言うのは本当に絶好調!」

女子プロレス団体スターダムは8月15日(木)、東京・後楽園ホールにて『5★STAR GP 2024 in KORAKUEN』を開催した。

『5★STAR GP 2024 in KORAKUEN』
日時:2024年8月15日(木)第0試合開始5:45PM 本戦開始 6:00PM
会場:東京・後楽園ホール
観衆:1,460人(満員)

メインイベント(第13試合)に登場した岩谷麻優は『5★STAR GP 2024』RED STARS-B 公式リーグ戦で渡辺桃と対戦し、激戦を制して開幕戦から3連勝を飾った。

自身の現在を“心・技・体”絶好調と語る岩谷は、2018年以来の優勝に向けて3連勝という快進撃を見せつけた。

試合後、岩谷は自身の覚悟やリーグ戦に挑む意気込みについて語った。

①『5★STAR GP』渡辺桃との激戦を振り返って

▼メインイベント(第13試合)15分1本勝負
RED STARS-B 公式リーグ戦
岩谷麻優 〇(3勝=6点)
vs
渡辺桃 ×(4敗=0点)
12分55秒 フブキ・ラナ→エビ固め

--渡辺桃選手との一戦は非常に激しい戦いになりましたが、振り返ってみていかがでしたか?

いやもう自分が見てない間にいつの間にこの関節技の習得してたんっていう。キツかったし、自分にとっては一番体のどこが試合になんか一番影響しちゃうパーツかってなったら、足を詰められることが一番自分のファイトスタイル的に本当にキツイので、あぁ、さすがヒールとか思いながらなんか。でも今までの渡辺桃は『5★STAR』公式戦で反則技は使ってなかったらしいんですよ。今日で 4 回試合したのかな?開幕戦から 4 回してて、今日公式戦で初めて反則とか凶器とか取り出してきたので、やっぱ凶器使わないと勝てない、倒せないって思われてるのかなって思うとちょっと嬉しいですけどね。

--反則を使ってでも勝ちたいという気持ちの表れですよね。

あとやっぱ桃は今までの 3連敗してて焦ってたと思うんですけど、もう自分は今年に入ってマジで怪我がほとんどないくらいコンディションの良さでIWGPを本当に自分のベストバウトを毎回超えられるくらいできている自信があるし。『5★STAR』も今日までの3試合自分の全てを出せる試合ができてるなぁと思って、本当になんか試合してて楽しいですね。一時期は試合してても楽しくないだったりとかキツイなーとか身体しんどいなとか思うこととかあったんですけど、今年は楽しくて仕方がないですね。

 

②『5★STAR GP』2018年以来の優勝に向けての覚悟

©STARDOM 

--やはり IWGP女子王座を巻いた事による変化があったのでしょうか?

やっぱ自信がつきましたね!本当に自分に自信がついたから、なんかまだまだやれるんだって。まだまだ上にもっと成長できるんだなって、IWGP の試合を通して思えたから、なんか今が最高峰の岩谷麻優じゃなくて日々最高峰で叩き出せてる感じがしてるので、絶好調。マジで一言で言うのは本当に絶好調!

--他団体のエースクラスともいろんな戦いを経験して、現在日本女子プロレスのトップの立場としてのプレッシャーはいかがでしょうか?

いやぁ、もうねプレッシャーとかはね、あんまりないんですよ。自信に満ち溢れてるから、もっともっと今の自分を見てほしい。自分の姿を分かってって感じですね。謙虚さ、ゼロ(笑)

©STARDOM 

--その自信の源ってどこから湧いてくるようなものなんですか?

やっぱ IWGP持ってからですよね。今まで赤白のベルト2冠で女子プロレス大賞を獲ってっていう時がほんと自分のレスラーの人生ピークだと思ってたんで。それを超えられるぐらい、自分の試合を見てて気持ちいいとかなんかそう思えて。

--ものすごい受け身の取り方だったり、受けの美学みたいなものは?

もうこっちは死にそうですよ、毎回。いくらプロレスにとって受け身が一番大事とか。なんか知らん知らん。こっちはもうゾンビになるスイッチなんか入るか、その時にならないと分からないし、いつ入るかもわかんないし、入らずに終わっちゃうかもわかもしれないし、本当にわかんない。ただ吹っ飛ばされてただけなんで。

©STARDOM 

--受けの美学とかじゃなく、全身使って今はプロレスを楽しんでるんですね。

楽しんでますね本当に、楽しくて仕方がないですね。

--2018年以来の優勝に向けての今の覚悟みたいなものがいかがですか?

今の岩谷麻優が行けなかったらもう無理でしょっていうのもあるし、なんかもう11年連続出場で今年優勝できなかったら、自分もう来年の『5★STAR』無いって思いながら戦ってるので、『5★STAR 』は楽しいけど過酷。もう11回出て1回しか優勝できてない。もう今の調子で優勝できないんだったら、来年の出場は辞退したいぐらいの気持ちで戦ってるので、この年に懸けてるっていう感じです。

--なるほど、それくらい今は心技体が絶好調な状態なんですね。

うん、そうですね。

 

③『5★STAR GP』過酷なリーグ戦の戦い方

©STARDOM 

--過酷なリーグ戦の戦い方みたいなのっていうのは、自分の中での11年やって感じてるものでありますか?

いや、無いです。

--毎回毎回、必死でやってるという感じですか?

そうです。もう怪我せず『5★STAR 』を完走する。もう運しかないから『5★STAR 』は。考えても仕方がないんで辛いものを考えたくないじゃないですか?何も考えずにその時の試合、その時の試合で必ず試合前はメンテナンス受けて調整してっていう感じでその日暮らしみたいなもんです。


©STARDOM 

--日本女子プロレス界のエースとしての責任感みたいなものっていうのは、いかがですか?

責任感はあるけど、なんか別にあんまり何も考えてないですね。

--無心にという感じなんですね。

そう無心、ガチ無心。目の前の勝負しか見てない。でも優勝する、今年絶対優勝するっていうことだけなんで。


©STARDOM 

 

④IWGP女子王者になって防衛を重ねてきて見えてきた景色

--IWGP女子王者になって防衛を重ねてきて見えてきた景色みたいな方がありますか?

やっぱ女子プロレスですごいなーってまだまだ可能性あるし、今まで男子しか見てないとか、女子はやっぱダンプさんとかアジャコングさんとかのイメージが一番残ってる中で、今の女子プロレスが一番最高なんだよって。なんかスターダムの、団体のトップとしてスターダムがすごく誇らしく思えてきたので。自分だけじゃなく、もっと観に来たら好きな選手が見つかると思います。今までも新日本さんに出させていただいたり、マジソンスクエアとかの試合に出させていただいた中で、その試合を見てスターダム見始めたんだよという方がすごく多かったので。その入り口としてまだまだ突破していきたいなって個人的に思います。

 

⑤『家出レスラー』映画公開後の反響

--最後の質問なんですけど、『家出レスラー』映画公開後の反響はいかがでしょうか?

見たよっていう声がすごく多かったし、それを見て自信をもらいましたとか、岩谷麻優にこんな時代があったんだなとか、ポンコツなんだなとか、なんか誰かの勇気になってるのがすごく嬉しくて、ファンレターとかでもそういう救われましたとか、メッセージがいっぱい来る中で、何か自分の映画とか大丈夫かと思ってたんですけど、ずっと制作の打ち合わせが始まった時に言ってた『誰かの力になりたい』とか、『少しでも誰かの支えになれる映画にしたい』なっていうのがすごくちゃんと反応が返ってきたので、すごく嬉しく思ってます。

--やっぱりそういう周りの人の声が自分の力につながっているという感じなんですね。

そうですね。

--今日は有難うございました。

こちらこそ、有難うございました!

<インタビュアー:山口義徳 / プロレスTODAY総監督>

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