【ノア】『N-1』清宮海斗と拳王が決勝で激突、GHCヘビー級王座をかけたオール・レベリオン同門対決へ「世界一忘れられない夏、みんなとともに俺が創ります」


(写真提供:NOAH / WRESTLE UNIVERSE)

プロレスリング・ノアの真夏の頂上決戦『N-1 VICTORY 2024』は、8月25日、愛知・名古屋国際会議場で公式戦の最終戦が行われ、9月1日に開催される決勝戦に向けたカードが確定した。決勝の舞台に立つのは、Aブロックを制したGHCヘビー級王者の清宮海斗とBブロックを制した拳王の二人だ。

名古屋大会のメインイベントで、Aブロックの公式戦が行われた。清宮はジャック・モリスを相手に変型シャイニング・ウィザードで勝利を収め、勝ち点を10に伸ばした。この結果、同じく勝ち点10で並んでいたジョシュ・ブリッグスとの直接対決の結果から、清宮が決勝進出を果たすこととなった。

一方、Bブロックでは拳王が稲村愛輝に対してプロフェッショナル・フットスタンプ(PFS)を決め、勝ち点11で首位に立ち、決勝進出を決めた。拳王は試合後のインタビューで「俺の信念は揺るがなかった」と自身の戦いぶりに自信を見せ、GHCヘビー級のベルト奪取への強い意気込みを語った。

決勝戦は9月1日、大阪のエディオンアリーナ大阪第1競技場で行われる。清宮と拳王の「オール・レベリオン」同門対決が実現し、両者の戦いに大きな注目が集まっている。この対決は、N-1ビクトリーの優勝者を決定するだけでなく、GHCヘビー級王座の行方も左右する重要な一戦となる。

拳王は名古屋大会後のリング上で、清宮に対してGHCヘビー級王座戦を兼ねる形での決勝戦を要求。これに対して清宮は即座に同意し、団体もこれを承認。『N-1 VICTORY 2024』決勝戦は、GHCヘビー級王座戦を兼ねた歴史的な試合となることが決まった。


(写真提供:NOAH / WRESTLE UNIVERSE)

試合後、拳王は「おい、見ただろ?これが今年の夏にかける男の強さだ。俺の信念に狂いはなかっただろ?おい、稲村愛輝! 1年前、俺の言葉、ずーっと耳に入れて海外遠征してたのか? おい、俺はお前はGHCヘビーのベルトを巻く存在だと思ってた。N-1決勝、いや優勝する存在だと思ってた。だがな、おい。お前には1年間、まだ足りなかったかもしれないな。もちろん1年前より数段成長したぞ。だが、まだまだだ。NOAHの頂点を獲るにはまだまだだ。そしてお前がNOAHの頂点を獲らないと、NOAHのさらなる上は見えてこないぞ。おい、いいか稲村愛輝。1年前もそうだ。そして今もそうだ! お前には本当に期待している。まだまだだ。まだまだてめえの未来はあるぞ。これからGHCヘビー選手権、そして今日N-1 VICTORYのことを頭に入れて、これからも精進しろ。そんなことはいいか。俺はN-1 VICTORY優勝して、そしてGHCヘビーを獲る。それだけだ!」と決意を新たにした。

一方の清宮は、「熱く本当に厳しかった。リーグ戦もあと一つだ。あと一つ、そこでN-1 VICTORY優勝者が決まる。なあ、拳王。お前を決勝で待ってたよ。N-1 VICTORY 2024覇者、そしてこのGHCのベルトもかけて決勝でお前とやってやる。お前にとっても忘れられない夏にしてやるよ。本当に一戦一戦、過酷だったけど、すべてはこのプロレス界、本当に一番の熱い熱、起こせると思ってやってきた。最後、拳王と当たるのも何かの縁なんだろうなって思うよ。お前とやれて楽しみだけど、このN-1、最後、日本一、世界一忘れられない夏、みんなとともに俺が創ります」と、宣言して見せた。

この決勝戦は、二人のレスラーがどのような試合を見せるのか、またGHCヘビー級王座の行方がどうなるのか、プロレスリング・ノアの夏の一大イベントは、今まさに最高潮を迎えようとしている。

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