【ドラゴンゲート】“悪い”YAMATOがISHINを退け、ドリームゲート王座V2!9・7甲府に向け「この俺が今の新日本がどんなもんか腕試ししてやるよ!」

 ドラゴンゲートが9月5日、東京・後楽園ホールで「STORM GATE 2024」を開催。オープン・ザ・ドリームゲート王者のYAMATOが挑戦者のISHINを退け2度目の防衛に成功。7日の甲府・アイメッセ山梨での新日本プロレス参戦に気合を入れた。

 奇襲を掛けたISHINは場外戦に持ち込むと、鉄柱攻撃でYAMATOをいたぶった。10分過ぎには、Z-Bratsのメンバーが介入。YAMATOがドロップキックを放つと、ISHINがレフェリーに当たるように突き飛ばして、レフェリーに命中してダウン。セコンドが場外にテーブルをセットすると、ISHINはエプロンから断崖式変型ドライバー。無法状態のなか、斎藤了GMが「帰れ!」と一喝し、Z-Bratsはシブシブ控え室へ下がる。ここでサブレフェリーが登場し、正常な試合に。両者はラリアットの応酬、YAMATOがスープレックスで投げれば、ISHINはジャーマンで返す。YAMATOがギャラリアを決めれば、再び現れたZ-BratsのKAIがレフェリーの足を引っ張って場外に出して、再度無法地帯に。Z-Bratsはイスを次々にリングに放り投げると、その上にISHINが雪崩式ブレーンバスター。YAMATOのピンチに今度はパラドックスの面々が入って、Z-Bratsを蹴散らす。

 YAMATOは目の下に黒いペイントを施してカムバックすると、毒霧噴射、鉄板攻撃、ラリアットでカバーも自らISHINの肩を上げさせた。そしてトドメのギャラリアで完全無欠の3カウントを奪取した。

 YAMATOは「この俺は悪いYAMATO。悪いYAMATOがこのベルトを巻くのはマッドブランキー、2014年7月以来、10年ぶりの快挙だ。9月8日、俺の地元の一関には、このベルトを持って凱旋することが決まった。その前日の7日に、この俺をヴェルセルクから追放した憎き鷹木信悟の20周年、山梨の新日本のリングに上がってくる。新日本のリングに上がるのはおよそ15年ぶりだ。対戦相手のなかには、俺と同じようにベルトを持ってるヤツがいるらしいが、この俺が今の新日本がどんなもんか腕試ししてやるよ!」とキッパリ。

 バックステージでYAMATOは「プロレスラーたるもの、一生に1度は毒霧を吹いてみたいものなんだ。ISHIN、キャリア3年?ふてぶてしい野郎だな。アイツだって、ドラゴンゲートの未来なんだろ?あんまり反則、乱入、凶器ばっかりやってると、お父ちゃんが泣くぞ」と苦言を呈した。

 新日本9・7甲府での「鷹木信悟デビュー20周年記念試合」で、YAMATOは鷹木、BUSHIと組み、内藤哲也、辻陽太、高橋ヒロム組と対戦する。YAMATOの言葉通り、新日本のトップ選手を相手にドラゴンゲート最高峰王者としての腕試しの格好の機会になりそうだ。

<文:ミカエル・コバタ>

STORM GATE 2024
日時:2024年9月5日(木)18:3 試合開始
会場:東京・後楽園ホール
観衆:1,492 人(超満員)

【第1試合=15分1本勝負】
○パンチ富永vs 柳内大貴●
6分46秒パンチクラッチ

【第2試合=15分1本勝負】
●BIGBOSS 清水 近藤修司
大鷲透 vs 神田裕之○
7分40秒キャンディーマジック

【第3試合=20分1本勝負】
U-T
Kzy
○ストロングマシーン・J
vs
田中良弥●
菊田円
ドラゴン・ダイヤ
11分22秒魔神風車固め

【第4試合=30分1本勝負】
○JACKY KAMEI

ルイス・マンテ
ウルティモ・ドラゴン
vs
Kagetora
横須賀ススム
土井成樹
ドラゴン・キッド●
9分26秒“JACKY”ナイフ

【第5試合=30分1本勝負】■加藤帆希デビュー戦
●加藤帆希 vs 望月成晃○
8分32秒体固め※ツイスター

【第6試合=45分1本勝負】
ジェイソン・リー
KAI
箕浦康太
シュン・スカイウォーカー
vs
望月ジュニア
Riiita
B×Bハルク
Ben-K
11 分30 秒ノーコンテスト※ギアニー・ヴァレッタが乱入し収拾つかず

【第7試合=60分1本勝負】■オープン・ザ・ドリームゲート選手権試合
○《王者》YAMATO vs《挑戦者》ISHIN ●
22分38秒エビ固め※ギャラリア
王者が2 度目の防衛に成功

〈写真提供:DRAGON GATE〉

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