【新日本】辻陽太がジェフ・コブのTV王座挑戦もドロー!試合後、成田蓮が乱入「このベルトをな手にしていいのはオレだけなんだ、バ~カ!」
新日本プロレスは9月8日、東京・後楽園ホールにて『Road to DESTRUCTION』第2戦を開催し、メインイベントでNJPW WORLD認定TV選手権が行われた。今年の『G1 CLIMAX』準優勝者・辻陽太が、王者ジェフ・コブに挑戦した一戦は、注目を集めた。
『Road to DESTRUCTION』
日時:2024年09月08日 (日) 17:30開場18:30開始
会場:東京・後楽園ホール
観衆:1,384人
コブはこの試合で3度目の防衛戦に臨み、挑戦者である辻との因縁の一戦となった。『G1 CLIMAX』の決勝で敗れた辻に対し、コブは「俺を倒して決勝で負けたのか?情けない」と挑発し、雪辱を誓っていた。
辻も「誕生日に決着をつけよう」と応じ、この一戦が実現。9月8日は辻の31歳の誕生日でもあった。
試合は序盤から両者の実力がぶつかり合い、緊張感が漂う展開となった。辻はロープワークを駆使し、得意のティヘラやトペ・スイシーダでコブに攻撃を仕掛けるも、コブの圧倒的なパワーと体格が立ちはだかった。
コブは辻の動きを封じ、エルボーや逆水平チョップ、さらにはアスレチックプレックスで反撃。辻も負けじとカウンター技を繰り出し、一進一退の攻防が続いた。
試合が進むにつれ、辻は意地のブレーンバスターやカーブ・ストンプを決めるも、コブは強靭な耐久力でこれを耐え抜き、ラリアットや雪崩式パワーボムを放ち反撃。
残り時間2分のアナウンスが鳴り響くと、試合はさらに白熱し、両者ともに勝負を決めようと全力を尽くした。
コブはツアー・オブ・ジ・アイランドを狙うも、辻が巧みに首固めで切り返し、さらにバックブリーカーで畳みかける。だが、コブはアスレチックプレックスで再び辻を投げつけ、試合は一層激しさを増す。
最後の瞬間、辻がカウント2で粘りを見せたが、時間切れのゴングが鳴り響き、両者の対決は15分フルタイムドローに終わった。
この結果、コブは3度目の防衛に成功したが、試合後の表情は浮かばず。
そこに突如、成田蓮がリングに乱入し、コブに不意打ちを仕掛け、さらに辻にも攻撃を加える暴挙に出た。
成田は「オイ、ジェフよ、『G1』でな俺に負けといて何がタイトルマッチだ、コノヤロー!ふざけんじゃねえぞ! いいか、オイ! このベルトをな手にしていいのはオレだけなんだ、バ~カ!」と挑発し、場内のブーイングを浴びながら退場。
コブは怒りを露わにしながらも、「ナリタ!ツブスゾー!」とマイクアピールし、観客から大きな拍手と歓声を浴びてリングを後にした。
<試合結果>
▼メインイベント(第8試合) 15分1本勝負
NJPW WORLD認定TV選手権試合
<第5代チャンピオン>
ジェフ・コブ △
vs
<チャレンジャー>
辻 陽太 △
15分00秒 時間切れ引き分け
※コブが3度目の防衛に成功
※辻はヤングライオンに両肩を借りて、ノーコメントのまま控室へ
コブ「(※床に座り込んで)こんな終わり方は望んでいなかった。俺はツジから勝ちを取り返したかった。もう少しだっただろう? まだ王座を持ってるから、勝ったということだと思うけど。もう少し、もう少しだった。でも、もう少しでは意味がない。もう少しも意味があるって曲もあったけど。ツジ、これまでも何度も言ったけど、俺はお前が嫌いじゃない。新世代の誰一人も、嫌ってはない。俺が嫌いなのは、お前らには全てが与えられているからだ。そんなお前らにも与えられないものが、この俺が持つ、(※手に持っているベルトを掲げ)TV王座だ。新世代で金を狙う奴といえば、ナリタ。さっきリングでも言ったように……(※日本語で)ツ・ブ・ス・ゾ!(※英語に戻り)お前は目につきやすい。お前の力が足りず、ズルをして勝った『G1』でも言った通り……シバタの元でトレーニングをしても頭が鈍かったのか、HOUSE OF TORTUREに入って……ナリタ、『G1』でも言ったように、HOUSE OF TORTUREは、俺が個人的にぶっ潰す」
成田「オイ、ジェフよ、リング上で言った通りだよ。『G1』でよぉ、俺に負けといて、俺に完膚なきまでに叩きのめされて、何がタイトルマッチだ、あ? しかも辻だ? 俺から反則で勝った……あんなの勝ちか? いいか、ジェフ、辻、あのベルトを持っていいのは俺だけなんだ、バーカ!」
<写真提供:新日本プロレス>
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