【新日本】SANADAがザックから直接勝利し一騎打ち要求 『Royal Quest』で決戦か!?
新日本プロレスは9月11日 (水)、宮城・仙台サンプラザホールにて『Road to DESTRUCTION』第4戦を開催した。
『Road to DESTRUCTION』
日時:2024年9月11日 (水) 17:00開場18:30開始
会場:宮城・仙台サンプラザホール
観衆:1,126人
第3試合では、TMDKのザック・セイバーJr.と藤田晃生が、Just 5 GuysのSANADAとタイチに挑んだ。
かつてIWGPタッグ王座を共に獲得したザックとタイチの対決が、久々に実現した。
ザックは今年の『G1 CLIMAX』で初優勝し、その勢いを駆って次の挑戦に臨んでいる。
10月14日の両国大会で行われるIWGP世界ヘビー級選手権の挑戦者として、9月29日に神戸で行われる王座戦の勝者と対決することが決まっている。
しかし、タイチは『G1』出場を逃しており、今回の試合はその悔しさを晴らすための一戦となった。
試合開始直後、ザックとタイチがロックアップで対峙。両者の持つ技術の高さが光る攻防が展開され、場内を沸かせた。
その後、藤田とSANADAがリングに入り、藤田は果敢に攻め込んだが、SANADAは冷静な対応で流れを支配。
藤田の若さと勢いに応じてSANADAとタイチは一歩も譲らず、試合は互角の戦いを繰り広げた。
試合終盤、再びザックとSANADAが激しい技の読み合いを展開した。
ザックは独特の関節技でSANADAを追い込むが、SANADAは巧妙に回避し、最終的にデッドフォールを決めて3カウントを奪取した。
この結果、SANADAがザックから価値ある勝利を収め、観客の大歓声が響き渡った。
試合後、SANADAはマイクを握り、ザックに対して「来月の『Royal Quest』、オレはオマエをオマエのホームタウンで倒したい!」と一騎打ちを要求。
これに対して、ザックも「ヤリマショー!」と即答し、両者の対決が次の舞台へと持ち越された。
一方、タイチは試合後のコメントで、自身の復帰について語った。
「ケガで長期休養を取っていたが、まだまだやりたいという気持ちがある」と述べ、今後の意欲を示した。
また、YouTubeでの活動を継続しながら、リング上でも新たな挑戦を続けていくと決意を表明した。
ザックは試合後のコメントで、「俺は無敵ではないが、史上初の英国人『G1』覇者だ」と自信をのぞかせた。
そして、10月14日の両国大会で勝利した場合、SANADAとのタイトルマッチを約束する一幕も見せた。
今回の仙台大会での勝利により、SANADAはザックとの対戦を通じてさらなる飛躍を目指すこととなった。
両者の因縁は深まり、次の舞台でどのような結末を迎えるのか、注目が集まる。
<試合結果>
▼第3試合 30分1本勝負
藤田晃生
ザック・セイバーJr. ×
vs
タイチ
SANADA 〇
10分02秒 デッドフォール→体固め
■試合後バックステージコメント
タイチ「ああ、気持ちいいね。痛えな。痛えな。あんな若僧のチョップでも痛えし、ザックの一つ一つが、痛えなプロレス。でもこうやって、“気持ちいい”と感じるのは何だ? ちょっともうイカれてんだな、俺らはな。気持ちいいと感じるんだ。『G1』も休んだ、そしてこのシリーズの前半も休んで、1ヵ月休んで試合してまた1ヵ月休んで、まあ俺にもいろいろあったんだけど。休んでる方が楽だよそりゃ、ハッキリ言って。ケガもしねえし、どこも痛くねえし、食っちゃ寝してりゃいいんだもん。どこも痛くねえから楽だよ。でもこうやってノコノコ戻ってきて、痛い感触味わって、やっぱりまだまだやりてえなって思うよね。今日はSANAやんがしっかり決めてくれて、俺もまた、新たに再スタートここから切って、そしてメインのDOUKIもしっかりサポートして、優也がいつでも安心して戻ってこれるユニットとして、優也の穴埋めになるか分からないけど、しっかり俺が彼の居場所を守って、ユニットごとまた全体に引き上げていきたいなと。そして俺自身も、ボチボチここからやり直して、一つ一つ番付上げて、必ずまた上り詰めるから。まあ時間かかるかもしれないけどね。変わらずYouTubeとリング上で、2つ、両立させてやっていくさ。ザック、またやろう。さすが『G1』チャンピオン。ひとまず、おめでとう。またやろう」
SANADA「(※英語で)お返しだ、クソ野郎」
藤田「今日はザックさんが獲られたけど、次の話についてだったら、その話はもう終わり。今は亡き鈴木軍にいたタイチさん、俺はファンの頃から、10年前、15年前から、アンタのこと見てんだ。鈴木軍が解散して、今のアンタのユニットがあって、デビューしてから今日初めて、アンタとやれた。ジュニア、ヘビー、今は階級が違うかもしれない。でも、この1回、今日初めて当たったこの1回が、俺にとっては凄え大事な1戦だった。これからも、アンタのことは意識し続けて、勝負していく。以上」
ザック「(※身を屈めて)アーッ! (※立ち上がり)誰もチョップ合戦を気にしないなら、俺のやり方でやるまでだ。負けを楽しむなんてできない。絶対にできないな。キョウダケ、キョウダケ。目的のためだ。俺は世界の頂点にいた。史上初めての英国人『G1 CLIMAX』覇者だ。その後、魔法のような夏を過ごした。RevPro、ウェンブリー・スタジアム。ワシントンでは古き良き友を破った。……良い注意喚起になったよ。俺はとてつもなく強い。だが無敵ではない。だから良い警告になった。たぶん、おそらく自分のせいだ。『G1』でやる気を出せと言ったからな。これは自分が招いたことだ。とても嬉しいぞ、意欲的なSANADAとはな、よくやったな。2つの要因があったのかもしれない。お前のホームタウンで俺はお前を倒し、観客全員が俺を祝福した。それが原因かもしれない。だが聞けよ。俺はいつもSANADAを褒めている。SANADAはとてもスマートだ。SANADA、俺について来いよ。俺がわかっていることはヤツもわかっている。この業界の誰もがわかっているとヤツも理解している。ザック・セイバーJr.が次期IWGP世界ヘビー級チャンピオンになる。だからヤツは俺のことを『G1』の優勝者というだけでなく、IWGP世界ヘビー級王者として見ていた。だからヤツが俺の首をへし折ろうとしたのは称賛に値するぞ。だがSANADA、誰も俺を止められはしない。10月14日まで、ああ、帰国から1週間後だな。俺がタイトルマッチで勝利したら、SANADA、お前とタイトルマッチをやってやるよ」
<写真提供:新日本プロレス>
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