船木誠勝が18年越しの村上和成との因縁対決へ決意表明「ストロングスタイルプロレスの闘いは佐山さん、その先にやっぱり猪木さんがいると思うんです」
――どんな試合になると思いますか?
船木 わからないですね。わかんないからこそ面白いと思います。そして、わからないからこそ“格闘”になると思います。
――格闘。
船木 ストロングスタイルそのものと言いますか。いつもと違う村上和成も出てくるんじゃないかなと思いますね。
――平成のテロリストと言われる顔だけじゃないと。
船木 はい、それにタイトルマッチっていうところも良かったなと思いますし。
――どういうことですか?
船木 ただシングルマッチじゃなくて、その先にストロングスタイルのタイトルがある。自分も(ベルトを戴冠したら)6年、7年ぶりぐらいになると思うので。来年、デビュー40周年になりますし、ここでベルトを取れたらもう1回メインに上がっていけるかなと。近年(ストロングスタイルは)間下選手とスーパー・タイガーがいて、彼らがトップを張ってましたけど、佐山さんの気持ちがしっかりしてるうちに、もう1回メインで、表舞台でやりたいなと。それを見せる意味でも、自分はやっぱりシングルマッチが一番しっくりくるので。
――レジェンド王座奪取となれば2017年9月以来、7年ぶりになります。
船木 だいぶ時間が経ったなと思います。やるからには、もう1回。ストロングスタイルの中でも、自分はストロングスタイルだと思ってますので。
――ストロングスタイル・オブ・ストロングスタイルだと。
船木 もう1回返り咲きたいなっていう気持ちはありますね。先日(8月29日)おこなわれた記者会見の時、スーパー・タイガーがストロングスタイルプロレスのストロングスタイルと新日本プロレスのストロングスタイルはどう違うのか?という質問をされていたじゃないですか。自分はもうまったく別物だと思うので。ストロングスタイルプロレスの闘いは佐山さん、その先にやっぱり(アントニオ)猪木さんがいると思うんです。
――10月で三回忌を迎える燃える闘魂、アントニオ猪木さんが。
船木 ギリギリ自分は猪木さんを体感してる世代なので。自分らがいなくなったら完全に消えるのかなと思いますけど、自分はまだいますから。まだ消えないぞという気持ちはありますね。
――それぐらいアントニオ猪木さん、新日本プロレスの存在は大きいと?
船木 自分にとっては最初の入り口ですから、新日本は。猪木さんの新日本プロレス。自分のなかに、それ以外ないんですよ。それは佐山さんも多分そうだと思うので。佐山さんのなかにも猪木さんのプロレスしかないと思うので。
――このタイミングで村上さんから対戦要求があり、舞台は佐山さんのリング、ストロングスタイルプロレス。猪木さんの三回忌があって、船木さんは来年40周年。いろんなタイミングが重なったのもめぐり合わせなのかもしれません。
船木 ホントにそうですね。だからこそ何がストロングスタイルなんだっていうのを自分自身も感じながら、村上選手と戦いたい。戦う意味、戦いとは何なのか。当たり前のことなんですけど、ちゃんと戦うことが重要な一戦になるのかなと。ストロングスタイルとはなんなのか、それをしっかり見せて、自分がベルトを取りたいと思います。
【興行概要】
■興行名称:初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.30
■開催日時:2024年9月26日(木)開場:17時30分/試合開始:18時30分
■会 場:後楽園ホール
■主 催:初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレス
■共 催:一般社団法人初代タイガーマスク後援会
【対戦カード】
《Wメインイベント レジェンド選手権試合 60分1本勝負》
[第18代王者]村上和成(フリー)
vs
[挑戦者]船木誠勝(フリー)
※村上和成 初防衛戦
《WメインイベントSSPW認定女子タッグ選手権試合タッグマッチ 60分1本勝負》
[王者]ジャガー横田(CRYSIS/ワールド女子プロレス・ディアナ)&藪下めぐみ
(CRYSIS/フリー)
vs
[挑戦者]本間多恵(フリー)&優宇(プロレスリングEVE)
《タッグマッチ 30分1本勝負》
スーパー・タイガー(SSPW)
永田裕志(新日本プロレス)
vs
間下隼人(SSPW)
関根“シュレック”秀樹(ボンサイ柔術)
《シングルマッチ 20分1本勝負》
Sareee (フリー)vs ZONES(Evolution)
《タッグマッチ 30分1本勝負》
日高郁人(ショーンキャプチャー)&岩﨑永遠(初参戦/BURST)
vs
ダーク・ウルフ(DarkerZ)&阿部史典(格闘探偵団)
《シングルマッチ 20分1本勝負》
高瀬みゆき(フリー)vs 尾﨑妹加(フリー)