80年代の女子プロレス界に旋風を巻き起こした『極悪女王』ダンプ松本の軌跡を再現!ゆりやん主演で伝説のヒールが再び蘇る

「極悪女王」として君臨したダンプ松本を描いた最新のNetflixシリーズドラマ『極悪女王』が話題を集めている。

配信がスタートしてから9月25日にNetflix週間TOP10(シリーズ)で見事1位を獲得し、好スタートを切った。

主演のゆりやんレトリィバァが演じるこのドラマは、1980年代に女子プロレス界を席巻したダンプ松本の波乱万丈な人生を描き、多くの視聴者の心を掴んでいる。

ドラマの中心にあるのは、ダンプ松本がヒールとして圧倒的な存在感を放ち続けた「極悪同盟」と、ライバルとなったクラッシュギャルズとの抗争だ。

特に、ライオネス飛鳥や長与千種との壮絶な戦いは、女子プロレス史に残る名勝負として語り継がれている。

1985年8月、大阪城ホールで行われた長与との「敗者髪切りデスマッチ」は、その頂点と言えるだろう。

試合後に暴動が発生し、500人以上のファンが選手バスを取り囲む事態となった。

この試合は、ダンプ松本のヒールキャラクターとしての完成形を示し、「極悪女王」としての象徴的存在にした瞬間だった。

このドラマは、ダンプ松本がいかにしてそのカリスマ的な地位を確立したかを追体験させるだけでなく、裏に隠された苦悩や葛藤も描いている。

幼少期から家族との困難な関係や、リング外での孤独な闘いが、ダンプ松本の人格形成に大きな影響を与えたことが明らかにされている。

ダンプは、リング上では凶器を振り回し、観客を恐怖に陥れるヒールレスラーだったが、プライベートでは涙もろく、後輩たちに慕われる存在だった。

一方で、ゆりやんレトリィバァはこの役を演じるにあたり、1年以上のトレーニングを積み、プロレスラーとしての体力と技術を磨いた

現役プロレスラーからの指導も受け、ダンプ松本の強さと哀しみを体現するために、心身共に役作りに徹している。

ゆりやんが演じるダンプ松本は、単なるヒールキャラクターにとどまらず、現代社会における女性の強さと脆さを象徴する存在として描かれている。

『極悪女王』というタイトルは、まさにダンプ松本の生き様を象徴している。

リング上での暴力的なキャラクターによって憎まれ、時には家族や自身のプライベートまでがその影響を受けるほどだった。

しかし、ダンプはそのすべてを受け入れ、プロレスラーとして道を切り開いてきた。

その姿は、今なお多くの人々に影響を与え続けている。

ダンプ松本の人生と『極悪女王』の物語は、女子プロレスの歴史においても重要な位置を占めている。

▼Netflixにて独占配信中 

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