【アイスリボン】勝愛実が復帰戦で敗北も「トップ戦線に食い込んでいけたらなって思っています」

アイスリボンは9月23日、横浜リボン「Sep.」を開催し、観衆155人が見守る中、プロレスラー勝愛実が復帰を果たした。

PURE-Jを退団し、2021年から出産のため長期欠場していた勝は、アイスリボンの所属選手として再スタートを切ることとなった。

大会冒頭、勝は入場式での挨拶に立ち、「数ある興行の中からアイスリボンを選んでくださった皆さん、本当にありがとうございます。今日から本格復帰します!」と熱意を込めて語った。

この言葉に会場は大きな拍手と声援で応え、復帰に向けた期待感が一気に高まった。

第3試合で行われた復帰戦は、真琴とのタッグで、紫雷美央&トトロさつき組と対戦。

入場時には紙テープが舞い、観客からの温かい声援が勝を迎えた。

試合序盤、先発の勝は、トトロとのロックアップで力比べを展開し、激しいラリアットの応酬が繰り広げられた。

試合は美央の挑発を受け、強烈な張り手で応じた勝の気迫が光る場面が続いた。

試合の中盤では、勝がダブルアームスープレックスやフェイスバスターで攻め込むも、美央とトトロの連携に苦戦する。

特に、美央の619やトトロとの強力なタッグ技に対して、勝と真琴は何度も反撃を試みた。

真琴がトトロにビックブーツを決めた後、勝が美央を相手にみちのくドライバーIIを放つも、トトロがカットに入り、試合は終盤へと突入。

最後は美央が勝を蜘蛛の巣で丸め込み、続けて必殺技「土蜘蛛」で3カウントを奪い、勝の復帰戦は惜しくも敗北となった。

試合後、勝は真琴、美央、トトロと握手を交わし、リングを降りた。

バックステージで勝は、「素直に、また自分が大好きなプロレスをアイスリボンのリングでできることが本当に嬉しいし、幸せなことだと思っています。やっぱり試合中は何度も痛くて心がくじけそうになったりしたんですけど、それ以上に楽しくて、ハッピーで、刺激的で。そう思える私は、まだまだ女子プロレスが大好きなんだなって、今日の復帰戦を終えて、素直にそう思いました。(今後の目標は)とりあえずはトップ戦線に食い込んでいくっていうのが、近い目標なのかなって。ただ、そこまで自分の体力は、戻ってきてはいるんですけど、もうちょっと完璧な状態で挑んでいきたいというのもあるので、もうちょっとアイスリボンでいろんな選手を知っていきながら、トップ戦線に食い込んでいけたらなって思っています。」と今後の目標についても意欲を見せた。

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