【スターダム】ワールド王座に挑戦する鈴季すずが前哨戦で中野たむ組に勝利!「自分のことしか考えてないようなチャンピオンはいらねぇ」


©STARDOM

 女子プロレス団体スターダムが10月2日、東京・後楽園ホールで「STARDOM NIGHTER in KORAKUEN Oct.」を開催。5日の名古屋・ドルフィンズアリーナで中野たむの保持するワールド・オブ・スターダム王座に挑む鈴季すずが、最後の前哨戦で中野たむ組に勝利を挙げた。

 王座戦が決まってから、9・19青森では中野が鈴季に直接勝利。9・21仙台では逆に鈴季が直接獲り返して、ここまでは五分の戦いをしてきた。この日の最後の前哨戦で鈴季はAZMと組み、中野、さくらあや組と対戦した。


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 鈴季と中野が先発し、中野がエルボーを見舞っていくも鈴季はやり返さず。かと思えば、その後、激しいエルボーの打ち合いに発展。戦場が場外に移ると、鈴季は中野を南側客席に連行し、蹴り飛ばすと中野は階段を転げ落ちた。リングに戻ると、鈴季がキック連打。鈴季がジャーマンを見舞えば、中野もジャーマンで返す。


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中野のタイガースープレックス・ホールドをカウント1で跳ね返した鈴季はテキーラショットを繰り出すも、中野も1カウントで返す。そしてハイキックの相打ちとなり両者ダウンするバチバチの戦いに。その後、AZMとさくらが一進一退の攻防。鈴季とAZMがさくらに合体技を決めると、AZMがダイビング・フットスタンプをさく裂させて3カウントを奪った。


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 鈴季が「おまえ、自分のことしか考えてないから、自分とこの新人育たないんじゃないの?ドルフィンズアリーナまで自分のことだけ考えて、自分の好きなようにチャンピオンロード歩めよ」と挑発すれば、中野は「自分のことばっかなのはどっちだ。今のあんたは欲しいもの手に入らなくて、だだこねてる赤ん坊と同じだろ。わかってないのはあんただ。わからせてやるよ。本当の地獄をな!」と舌戦を展開。


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 バックステージで鈴季が「言いたいことも全部言った。気持ちはすべてあいつに伝えてきた。だけど、聞いたか今日のマイク。結局あいつは何も考えていない。自分のことしか考えてないようなチャンピオンはいらねぇんだよ。スターダムの世界にいりません」とキッパリ。中野は「すず、本当に最後だよ。ホントあんたの顔を見るとヘドが出る。わからせてやるよ。ホントの地獄ってやつをね」と吐き捨てた。


(写真:ミカエル・コバタ)

『STARDOM NIGHTER in KORAKUEN Oct.』
2024年10月2日(水)
東京・後楽園ホール

<試合結果>

▼タッグマッチ
鈴季すず&○AZM
vs
中野たむ&●さくらあや
(12分48秒、ダイビング・フットスタンプ→片エビ固め)

<文:ミカエル・コバタ>

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