仙女参戦の謎の外国人? 日本人の祖父を持つスパイク・ニシムラとは?

【WEEKEND女子プロレス#34】


「写真提供:センダイガールズプロレスリング(ペペ田中)」

 センダイガールズプロレスリング(仙女)主催の「じゃじゃ馬トーナメント」が、今年も開催中だ。

このトーナメントには、キャリア3年未満の選手がエントリー。仙女はもちろん他団体にも門戸を開放し、若手レスラーの登竜門的大会となっている。

第6回目を迎える今回は、団体の垣根を超えて全10選手が参加。仙女からYUNA、ディアナの香藤満月、waveの炎華、SEAdLINNNGの光芽ミリア、EvolutionのChiChiとソイ、hotシュシュのゆづきに加え、スターダムが初参戦。昨年3月デビューのさくらあやと、キャリア半年の梨杏がエントリーされ、さらにはアメリカからスパイク・ニシムラが来日した。


「写真提供:センダイガールズプロレスリング(ペペ田中)」

10・3新木場で1回戦&2回戦がおこなわれ、1回戦でニシムラが梨杏、ゆづきがソイを破り2回戦に進出。同日の2回戦では、炎華、ChiChi、さくら、YUNAが、香藤、ニシムラ、ゆづき、光芽をそれぞれ破り、準決勝へコマを進めた。

10・18仙台PITでおこなわれる準決勝のカードはYUNAvsさくら、炎華vsChiChi。決勝戦は10・20東京・新木場1st RINGで、初出場のスターダムさくらが優勝をかっさらうのか、それとも仙女所属のYUNAが2009年の第2回大会以来、15年ぶりにホスト団体からの優勝者となるのか。あるいは炎華がマスクウーマンで初めての栄冠を手にするか、昨年のZONESにつづきChiChiがEvolutionに連覇をもたらすのか注目される。


「写真提供:センダイガールズプロレスリング(ペペ田中)」

多くの団体が参加しているのはもちろん、選手一人ひとりの個性が今年はとくに際立っていると言っていいだろう。大型の香藤とゆづきは身体を活かした迫力の闘いを展開し、ChiChiとソイのエボ女勢もらしさを十分に発揮。持ち味の出し方という部分においては両方の側面とも、ある意味でキャリアを感じさせず、トーナメント全体にバラエティー感を与えているのではなかろうか。

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