【マリーゴールド】流血したSareeeが猪木殺法で強敵ボジラを退け初防衛「マリーゴールドのド真ん中という事を証明していきたいと思います」

女子プロレス団体「マリーゴールド」は10月24日、東京・後楽園ホールにて『MARIGOLD Fantastic Adventure2024』を開催。
今大会のメインイベントで、初代ワールド王者Sareeeが挑戦者ボジラを相手にV1戦を行った。Sareeeは先のリーグ戦「ドリーム・スターGP」で黒星を喫した因縁を晴らすべく、この一戦に全力で臨んだ。
『MARIGOLD Fantastic Adventure2024』
日時:2024年10月24日 (木)開場17:30/開始18:30
会場:東京・後楽園ホール
観衆:866人

試合開始直後、Sareeeは強烈なエルボーを叩き込み、主導権を握った。しかし、ボジラも黙ってはいない。
パワーに勝るボジラは、Sareeeをスタンドに叩きつけ、さらにイスで額を攻撃。
流血しながらもSareeeは試合を続行し、ボジラのムーンサルトプレスやパワーボムを受けても倒れなかった。

試合はまさに激闘そのもので、両者一進一退の展開が続いた。Sareeeは頭突きで反撃し、ボジラをリング上に置かれたテーブルに叩きつけて形勢逆転に成功。

終盤にはアントニオ猪木を彷彿とさせる腕固めを繰り出し、1986年に猪木がアンドレ・ザ・ジャイアントからギブアップを奪った際の技と同じものを使用して勝利を手にした。

<試合結果>
▼マリーゴールド・ワールド選手権試合(30分1本勝負)
<王者>Sareee 〇
vs
<挑戦者>ボジラ ×
18分47秒、腕ひしぎ十字固め
※初代王者が初防衛に成功
試合後、Sareeeはマイクを握り、「ボジラ、お前は正真正銘の世界最強なヤツだよ。そんなボジラから勝った私は最強です!ボジラ、アンタは今日から私のライバルだよ。サンキュー」と語り、リング上でボジラと握手を交わした。場内からは大きな拍手が送られ、ボジラも無言でリングを後にした。
さらに、次期挑戦者としてリングに上がったのは高橋奈七永だった。リーグ戦で時間切れドローに終わった因縁を引き継ぎ、奈七永は「Sareee、マリーゴールドの王者になってから3カ月以上経ってやっと初防衛、おめでとう。今の試合も凄かったかもしれないけど、高橋奈七永とだったらもっともっと凄くてパッションな試合になるんじゃないかな。9月のリーグ戦の続き、やらない?」とSareeeに挑戦を表明。

Sareeeもこの挑戦表明に対し「オイ、奈七永。パッションでアツい試合になるかどうかはテメー次第なんだよ!次、このベルトに挑戦してくるってことでいいですか?奈七永!」と挑発すると、奈七永は「奈七永じゃねぇよ!高橋奈七永がこのマリーゴールドを背負い、そして28年のプロレス生活の集大成としてお前に挑戦するよ!」と宣言。
Sareeeもこれに応じ「受けてたってやるよ」と受諾し、次なる防衛戦が期待されることとなった。
Sareeeは最後に「マリーゴールドを応援してるファンの皆さんは、私がひとり勝ちしてることホントにおもしろくないと思います。でもね、仕方ないじゃん。だってこの団体いないじゃん、私しか。これからもSareeeがいる限り、Sareeeがマリーゴールドのド真ん中なんですよ。高橋奈七永が次の挑戦者に名乗りを上げてきたということで、ここからまたSareeeがド真ん中だっていうことを、Sareeeしかいないということを、しっかりと私が証明していきたいと思います。私が今日、死に物狂いでこのベルトを守ることができたのも、私を応援してくれるファンの皆さんがいたから、今日諦めずに最後こうしてマイクを握る事ができてます」と堂々と宣言し、王者としての自信を示した。

■試合後バックステージコメント

Sareee「初防衛、無事成功しました。ホントにきつい闘いで。こんな血だらけにされて。私、ホントに今日ダメかなって途中思ったんですけど、私の覚悟ってそんなもんじゃないんですよ。このベルト巻いてることだって、そんな簡単な気持ちで巻いてる訳じゃない。私は背負ってるものがしっかりあるんですよ。フリーだとしても、私は団体だけじゃない、女子プロ界全体を背負ってる、これは胸張って言えます。ここからがまた自分にとって勝負だと思ってるんで。高橋奈七永もああやって試合後、リングに上がって来てくれたってことは、それだけ私の闘いに感じるものがあるからじゃないんですか。私はしっかり、ここのマリーゴールドのチャンピオンとして高橋奈七永を必ず倒します。まだまだまだ私はマリーゴールドのド真ん中にい続けたいと思います。今日は有難うございました」
<写真提供:マリーゴールド>
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