【新日本】海野翔太がSANADAに挑むもJust 5 Guysに屈する「いつまでスカしてられるか。必ずお前から勝ってやる」
新日本プロレスは10月30日、新潟・燕市民体育館で『SUPER Jr. TAG LEAGUE 2024 ~Road to POWER STRUGGLE~』第5戦を開催した。
この日は、海野翔太&マスター・ワト&邪道が、IWGPジュニア王者・DOUKI、SANADA、そしてタイチのJust 5 Guysと対戦。
来る大阪大会でのダブル前哨戦として、緊張感の漂う闘いが繰り広げられた。
『SUPER Jr. TAG LEAGUE 2024 ~Road to POWER STRUGGLE ~』
日時:2024年10月30日 (水) 17:30開場18:30開始
会場:新潟・燕市民体育館
観衆:702人
試合は序盤から挑発的なムードが続いた。DOUKIとワトが激しくにらみ合い、DOUKIはジュニア王者としての威信をかけて挑戦者ワトと対峙。
一方、海野はSANADAに強い視線を送るも、SANADAは意図的に応えず、冷静な態度で試合に臨んだ。
ワトとDOUKIが先発し、互いの技を読んでの丸め込みや回避の応酬が続く。
DOUKIの一撃で流れが変わると、Just 5 Guysは次々とワトに連携攻撃を仕掛け、タイチがさらに圧力をかけた。
ワトは反撃のチャンスを狙いつつも、DOUKIの追撃を受け苦戦を強いられた。
中盤、海野とSANADAが対面。互いの闘志が火花を散らし、海野は連続攻撃でSANADAに挑むが、SANADAは巧みにかわし、絶妙なリズムでカウンターを決める。
最終盤に入り、邪道がタイチを仕留めようとするも、Just 5 Guysの連携に阻まれる。
最後はタイチが聖帝十字陵で邪道を固め、DOUKIはワトを抑え込むという完璧なフィニッシュで勝利を収めた。
試合後、海野はSANADAに詰め寄りエルボーでの挑発を見せたが、SANADAは冷静に反撃し、Skull Endでの締め技で海野を圧倒。
海野の奮闘が見えた一方で、Just 5 Guysのチームとしての強さが際立つ結果となった。
■試合後バックステージコメント
DOUKI「ワト、長期欠場してたお前だ、1試合1試合の重み、よーくわかってんだろう。お前ら見てる側が、どんな思いで見て、どんな思いで応援してるか、それは別に勝手だ。でもな、俺たちレスラーってのは、どんな試合のどんな場面でケガするかわからない。そうだろう、ワト。だからな、前哨戦、こんだけたくさんあるけど、1試合1試合、どれもムダな試合ってのはねえんだ。1試合1試合、大事だ。ワト、タイトルマッチだけじゃねえぞ。全試合、1試合1試合、全力で熱くなろうじゃねえか。溜めに溜めすぎたな。ワトだけじゃねえ、当たりてえヤツはいっぱいいる。そう言っただろう? 今言わねえとよぉ、次、いつ言えるかわかんねえからよぉ。勝手に、名前を挙げさせてもらうよ。AEW、“Spanish God”、サミー・ゲバラ! サミーとはよぉ、俺がアメリカのインディー時代から、お互い全くの無名時代から、ずっと、ずっとよぉ、やってきた仲だ、そうだろう! お前はAEWのトップ選手になって、俺は今、(※肩に掛けていたベルトを叩き)IWGPジュニアチャンピオンだ。今がよぉ、当たり時なんじゃねえか? ワトを倒してよぉ、そしてあと何回あるかわかんねえけど、東京ドーム、1.4、防衛して、1.5、俺はよぉ、お前とやりてえ。ここでよぉ、しっかり明言させてもらうよ」
タイチ「よし、俺は今日からシリーズ合流。ま、途中から来て何だって話だけど、相手いねえからな。チャンピオン、チャンピオンいないし。どこ行ったの? 逃げてんの? どこ行ったんだよ? とは別に俺は言わねえよ。お前が俺の挑戦受けてくれたこと、そこだけは、お前に感謝してるよ。俺がお前の立場だったら、こんな『G1 CLIMAX』にも出てねえヤツの挑戦受けたって意味ねえつって、却下してたかもな。だけど、お前は受けてくれた。そこだけは感謝するよ。だから11.4(大阪)は一発勝負だ。お前とは前哨戦いらねえよ。お前に恨みがあるわけじゃねえけど、悪いけど俺のこっからのステージ行くために、フィンレー、お前は俺の土俵の一部になってもらうぞ。お前は土俵の土になってもらって。悪いな。翔太とかSANAやんとか鷹木とかいろいろ盛り上がってるかもしれねえけどな、東京ドーム、そん中に俺だって名乗り上げてたこと、忘れんなよ、お前ら。必ず東京ドームに立ってやる。ザック……誰でもいい、チャンピオンは。必ずそこまで上り詰めてやるから、待っとけよこの野郎」
※SANADAはノーコメント
ワト「(※首を押さえながらやってきて)今までと違ったDOUKIさん、すごく楽しいよ! ただよぉ、大阪、絶好の場所だ。しっかりと盛り上がってから、そのIWGPジュニアのベルト、奪ってやるよ。生え抜きの俺がやらないと誰がやる。俺がアイツの防衛ロード、そんなの、止めてやるよ」
海野「アーッ! もっともっと熱く、熱くさせてやるからなこの野郎! プロレスは、熱く、熱のこもった戦いだよ。いつまでスカしてられるか。必ずお前から勝ってやる」
※邪道はノーコメント
「写真提供:新日本プロレス」