【新日本】ヒロム&BUSHI、ブロック突破ならずも執念の勝利でBC WAR DOGS撃破「いつの日か必ずジュニアタッグ王者になる。そのことは覚えといてくれ」

新日本プロレスは11月1日、石川・小松市末広体育館(義経アリーナ)で『SUPER Jr. TAG LEAGUE 2024 ~Road to POWER STRUGGLE~』第7戦を開催した。

『SUPER Jr. TAG LEAGUE 2024 ~Road to POWER STRUGGLE ~』
日時:2024年11月01日 (金) 18:00開場19:00開始
会場:石川・小松市末広体育館(義経アリーナ)
観衆:1,422人

この日のメインイベントでは、Aブロックの最終公式戦として、高橋ヒロム&BUSHI組とクラーク・コナーズ&ドリラ・モロニー組が対戦した。コナーズ&モロニーにとって、この試合は勝利すればブロック1位での通過が確定する重要な一戦だったが、もし敗北した場合はロビー・イーグルス&藤田晃生組が首位となる可能性があった。

すでに予選脱落が決まっているヒロム&BUSHI組にとっては、名誉を懸けた最後の試合となり、対戦相手であるコナーズ&モロニーには4月にIWGPジュニアタッグ王座戦で敗北を喫していたことから、リベンジへの強い思いが込められていた。

試合はBUSHIとモロニーの先発で始まったが、モロニーはすぐにBUSHIに強烈な攻撃を仕掛け、L・I・Jの勢いを封じ込めようとした。コナーズと共に連携技でBUSHIに圧力をかけ、試合を支配しようとするBC WAR DOGS。

だが、BUSHIとヒロムも反撃し、ヒロムの逆水平チョップや低空ドロップキックなどで試合の流れを取り戻しつつあった。

コナーズ&モロニーは場外戦でも容赦なくヒロムとBUSHIを攻め立て、客席にまで打撃を浴びせるなど、激しい攻防が繰り広げられた。リングに戻った後も、コナーズはヒロムをエルボードロップやチンロックで追い詰め、体力を奪いにかかる。

試合終盤、ヒロムとBUSHIは再び連携を発揮し、コナーズとモロニーに対して次々と反撃。特にヒロムは体を張って孤軍奮闘し、BUSHIもトペ・スイシーダなどで場外戦を繰り広げ、会場は大いに盛り上がった。

最後の瞬間、BC WAR DOGSはフィニッシュを狙い、必殺技でヒロムを捉えようとするが、ヒロムは驚異的な粘りを見せてカウント2で返す。そして、執念の「ヒロムロール」でコナーズを押さえ込み、3カウントを奪取した。

この勝利により、コナーズ&モロニー組は予選脱落が決定し、イーグルス&藤田組が優勝決定戦に進出することが確定した。

試合後、ヒロムはリング上でガッツポーズを見せ、観客の声援に応えた。この勝利で、L・I・Jは強豪チームを相手に意地を示し、予選敗退ながらもファンに強い印象を残す結果となった。

■試合後バックステージコメント

ヒロム「悔しいぞ、オイ。メインイベントで勝ったのは俺たちだ。でも、Aブロック進出者は、ロビーと藤田だ。悔しいなあ。悔しいなあ! 悔しいよ……。これだけは言っとくぞ。俺とBUSHIさんは、いつの日か、いつの日か、いつの日か必ず、ジュニアタッグ王者になる。そのことは覚えといてくれ」

BUSHI「Aブロックの首位、そして優勝決定戦、進めなかったよ。でも、俺はあきらめない。絶対にね。必ずヒロムと、IWGPジュニアタッグのベルトを巻くまで、俺はあきらめないぞ」

鷹木「義経アリーナに、来た来た来た……。いやあ、BUSHIとヒロムに力もらったよ。オイオイ、どうなってんだよ? 最後勝ったんだろ? 点数上げてやれって。大勝利でな、納得いかねえぞ。まあジュニアタッグリーグ、何気にチェックしてるよ。ドラゴン・ダイヤが勝ってメインを締めたり、ドラゴン・キッドがゲスト解説に来たり……バカ野郎、“THE DRAGON”鷹木信悟を忘れんじゃねえぞ、オイ。確かに今シリーズは、ジュニアタッグが主役かもしれんが、11.4大阪では、俺がすべて、オイシイところを持っていってやるからな。ザックとの(IWGP世界ヘビー級の)タイトルマッチ、決まってる。(10.14)両国が終わってから2週間ぐらいOFFがあった時も、俺は心・技・体を、心・技・体をとことんアップさせてきた。何の不安要素もない。もうすでに、ザックがなんか絶対王者みたいな風格が出てるが、バカ野郎バカ野郎、ふざけんなって。な? 俺にもチャンスは大いにある。いや、チャンスしかねえよ。ザック・セイバーJr.……『G1』も制覇して、IWGP(世界ヘビー級王座)も獲って……もういいだろ、十分だろ? ロンドンでも防衛戦果たしたんだ。オイ、こっからは俺が面白くしてやるよ。まずは明日の名古屋、楽しみにしてるよ」

※モロニー&コナーズはノーコメント

ロビー「さてさてさて。カメラを待たせてしまったかもしれないが、HOUSE OF TORTURのせいで俺のヒザとアソコの調子が良くなかったから回復する時間が必要だったのさ。だが俺たちは勝利を収めた。今日で8ポイントだ。8点。それからメインイベントの後も、俺たちは8ポイントのままだ。Aブロックのトップだ。レディース&ジェントルマン、イチバン・スイート・ボーイズがこのリーグ戦を通してずっと保持していたポジションなのだ」

藤田「まあこのタッグリーグで、Aブロック・Bブロック分かれて、全勝……仕切れなかったということが、この今のジュニアのレべルの高さを表していると思うけど、そん中で、俺とロビーが(優勝決定戦進出の権利を)獲ったんだんだ。まあ2点、こぼしてしまった。それは間違いない。ただ、(優勝決定戦に)上がったのは俺とロビー。高橋ヒロム言ってたな、必ず勝つぞ。俺とロビー・イーグルスが、今年の『SUPER Jr. TAG LEAGUE』、必ず制覇する。そして、つなげるところは……ジュニアタッグベルト。必ずつなげる。以上」

ロビー「残るはBブロックだけだな。皆、ミナサン、Bブロックの全チームが、4ポイントだ。だからあっちのブロックは、誰でも大阪での対戦相手になり得るというわけだ。TJPは自分が勝つと思っているようだが、個人的にはベロシティーズに勝ってほしい。あの素晴らしいオーストラリアのボーイズたちが得点をどうにかして、俺のドリームマッチを実現してほしい。ベロシティーズじゃないなら、DKCとニンジャ・マックかな。Catch2/2。ほかにあのブロックには誰がいる? おっと、ケビン・ナイトとKUSHIDA! タッグチームチャンピオンだよな? ほかには誰がいた? Bブロックにはほかに誰がいたっけ? 誰か忘れてるか? 誰だ? まあ、今のところ覚えておく必要がないチームだということだろう。もしくはバックルで俺にダメージを与えたヤツらだな。いずれにせよ、ガンバッテクダサイ。大阪では、ブロック最強のヤツらと対戦したいんだからな。そしてついに、お前のおかげで、6年かけてやっと決勝に出られる! 俺の手柄じゃない、お前のおかげだ、天才よ! イチバン・スイート・ボーイズ、今夜は大盛りのアイスクリームだ!」

藤田「今夜?」

ロビー「ああ、どうだ? 食べ過ぎか? もうアイスクリームはお腹いっぱいか?」

藤田「よし、行こうぜ!」

ロビー「イエーイ!」

<写真提供:新日本プロレス>

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