【新日本】マスター・ワト、地元・大阪でIWGPジュニア戴冠宣言「何度も闘ってきたが、最高のDOUKIさんを超えてみせる」

新日本プロレスは11月3日、大阪・朝日生命ホールにて翌日エディオンアリーナ大阪で開催される各タイトルマッチの公開調印式を実施し、注目の対戦カードに熱気が高まっている。

▼IWGPジュニアヘビー級選手権試合調印式

挑戦者として登壇したマスター・ワトは、自信に満ちた表情でコメントを開始。「明日IWGPジュニアヘビー級チャンピオンになります、マスター・ワトです」と堂々と宣言。さらに「大阪府立体育会館でIWGPジュニアヘビー級選手権試合ができることは、自分にとって特別な意味を持つ」と、地元・大阪への想いと共にタイトルへの情熱を語った。幼少期、同会場で新日本プロレスのジュニアの試合を観戦したことがきっかけで「IWGPジュニアチャンピオンになる」という夢を抱いたと明かし、その実現が目前に迫っていると述べた。

対するチャンピオンのDOUKIは、これまでの戦いを通して築いた強い自信を垣間見せつつ「俺とワトがこのベルトをかけて闘う」と言い切った。そして、「ワト、お前だけには絶対に負けたくない」と強い闘志を見せる。その一言に、両者の間に流れる緊張感が一層際立った。これに対し、ワトも負けじと「俺も、DOUKIさんあなたには負けたくないですよ」と返し、火花を散らすような一瞬が会場を包んだ。

▼互いに特別な因縁

質疑応答にて、ファンからの質問が読み上げられた。ワトにとって新日本プロレスでのデビュー戦の相手がDOUKIであり、それが同じ大阪で行われたことに触れ、2人の間に生まれた因縁を掘り下げるものだった。DOUKIは「4年前のシングルマッチから一度も変わらず、ワトには負けたくない」と一貫した気持ちを語る。そして「潰してやりたい」とまで言い放ち、今回のタイトルマッチに並々ならぬ覚悟を感じさせた。

一方、ワトも「DOUKI選手と共に新日本プロレスのリングでタイトル戦をしたいと誓い合った」と当時の思い出を語り、「だからこそ、この男だけには何があっても負けたくない」と続けた。その決意には特別な感情が込められており、ライバル視するDOUKIに対して「何度も闘ってきたが、最高のDOUKIさんを超えてみせる」と宣言し、今回の戦いにかける意気込みを新たにした。

▼ワトの復帰と初戴冠への決意

さらに、ワトの復帰後初のシングル王座挑戦となるこの一戦について、記者からも質問が飛んだ。ワトは「地元・池田市でIWGPジュニアヘビー級選手権試合を開催したい」という目標を掲げ、さらにはジュニアの観客動員数を増やし、新日本ジュニアをさらに盛り上げたいと語った。長期欠場の間にジュニア戦線の勢力図が変化し、その間にDOUKIが王座に就いたことについては「本来なら自分がその場にいたはずだった」という悔しさもにじませた。

▼DOUKIの防衛宣言と、再戦の可能性

最後に、明日のタイトル戦後についても質問が寄せられた。DOUKIは明日に集中する意向を見せるも、ワトからの再戦要望に応える形で「お前がこのベルトを獲ったなら、東京ドームでまた俺とやりたいのか?」と問いかけ、「まずは明日、ボコボコにやり合おうぜ」と闘志を燃やす。

このタイトルマッチは、両者が抱える特別な感情と長い因縁が交錯する一戦となり、ファンも息を飲む熱戦が期待される。

<写真提供:新日本プロレス>

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