【新日本】鷹木信悟「俺の20周年イヤーの辰年の集大成の試合になる」ザックとのIWGP世界ヘビー級王座戦に覚悟

新日本プロレスは11月3日、大阪・朝日生命ホールにて翌日のエディオンアリーナ大阪大会で行われるIWGP世界ヘビー級選手権など主要タイトル戦に向けた公開調印式を実施した。

IWGP世界ヘビー級王座に挑戦する鷹木信悟は、「やっと、俺が喋る時間が来ましたね」と、開口一番に熱い意気込みを見せた。42歳を目前に控えた鷹木は体調の充実ぶりをアピールし、挑戦者としての覚悟を語る。特に現王者ザック・セイバーJr.から「老いぼれドラゴン」と揶揄されたことに触れ、「バカヤロー!オッサンにはオッサンの強みがあるんだ」と一喝。

年齢や体格の差を超え、「強いヤツは強い」を信念に、リングでその力を証明する構えだ。「俺の20周年イヤーの辰年の集大成の試合になると思ってる。誰よりも元気ハツラツに暴れ狂って、そして2年10か月ぶりにそのIWGP世界ヘビー級のベルトを腰に巻きたいと思います」とこの一戦に懸ける情熱を、鷹木はまさに「絶好調」と表現した。

一方、王者のザック・セイバーJr.も自信を滲ませる。「ドラゴンの時代はこれで終わる」と宣言し、鷹木との長年の因縁にも触れながら、明日の決戦で自らの時代を築く覚悟を示した。

さらに、東京ドームでのメインイベントへの強い想いも滲ませ、「もしこのベルトを落とせば、ヤングライオンとして再出発する覚悟もある」と、その決意の固さを見せる。

両者の熱意は質疑応答にも表れた。鷹木はNEVER無差別級王者として史上初の二冠王を狙う意気込みを示し、「今年は思うようにいかなかったが、明日の試合で新日本の勢力図を変えてやる」と、新たな未来への布石を打とうとする姿勢を見せた。一方で、「いつもと違う鷹木信悟を見せるかもしれない」との発言からは、ただの挑戦者で終わらない覚悟と秘策を感じさせる。

さらに、IWGP GLOBALヘビー級王座に挑戦するタイチへの関心も示しつつ、ザックは「明日の鷹木戦に集中している」とキッパリ。1月5日のAEW戦士との対決も視野に入れつつ、明日の決戦に挑む姿勢を貫いた。

<写真提供:新日本プロレス>

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