【新日本×スターダム】夢の共演再び!ザック&舞華が勝利で大会を締めくくる「新日本プロレスもスゲェけど、スターダムもスゲェだろ!」

11月17日、大阪府立体育会館で新日本プロレススターダムによる合同興行『Historic X-over Ⅱ』が行われた。2年ぶりとなるこの大会では、ミックスドタッグマッチやIWGP女子王座戦に加え、史上初の男女混合によるKOPW争奪戦など、多彩な試合が展開された。

『Historic X-over Ⅱ』
日時:2024年11月17日 (日) 14:30開場16:00開始
会場:大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)

メインイベントではザック・セイバーJr.と舞華のドリームタッグがエル・デスペラード&スターライト・キッドと激突し、会場を沸かせた。

「G1 CLIMAX 34」を制したザックと、「5★STAR GP 2024」優勝者の舞華がタッグを組み、大舞台に登場。対戦相手のデスペラードにとっては復帰戦でもあり、スターライト・キッドとの連携が試される一戦となった。

序盤、ザックとデスペラードの攻防では、双方の技術の高さが光った。流れるような関節技の応酬が続く中、試合の流れは舞華とキッドの対峙へ移行。キッドのスピードを活かした攻撃に対し、舞華は圧倒的なパワーで応戦。さらに舞華がキッドを投げ飛ばすシーンでは、観客席から大歓声が上がった。

中盤、デスペラードとキッドは巧みな連携を見せ、舞華を追い詰める場面もあった。しかし、ザックが冷静な対応でデスペラードを分断。舞華も渾身のラリアットを連発し、終盤にはみちのくドライバーIIでキッドを沈めた。最終的に舞華とザックのチームが勝利を収め、試合を締めくくった。

試合後、舞華はマイクを手に取り、集まった観客に感謝の気持ちを伝えた。

「新日本プロレスもスゲェけど、スターダムもスゲェだろ!」と熱く叫ぶ舞華。さらに、デスペラードへの感謝の言葉を述べ、「デビュー前に1度ね、コーチしていただけましたよね? そのたった1回かもしんないけど、デスペさんの言葉で、ここまで大きくなりましたー!」と頭を下げると、デスペラードも丁寧に礼で応じた。

ザックも観客に向けて、「今日の試合は楽しかった。来年もこの大会が続けばいいと思う」と日本語で笑顔を見せた。そのユーモラスなコメントに会場は笑いと拍手に包まれた。

最後に舞華は「『X-over』次いつやるかわかんないけど、最後はね皆で揃ってハッピーエンドで終わりましょう!」と締めくくり、4人がリング中央で並んで観客に一礼。新日本プロレスとスターダムの垣根を越えた合同興行は、再びその価値を証明したと言える。

熱戦の連続だった『Historic X-over Ⅱ』は、多くのファンに感動を与え、次回開催への期待を高めた大会となった。

 

■試合後バックステージコメント

ザック「(※舞華に向かって)ヒザ、ダイジョーブ?」

舞華「イッツ、OK。今日はありがとうございました。(※ザックに向かって)ペイン?」

ザック「死ンダ」

舞華「死んだ?(笑)。ハイ、『Historic X-over Ⅱ』、われわれメインで勝利しました。でもね、次ほんとにいつやるかわらないし、たまたま今日は(前回から)2年後だったんだけど、3年後、4年後になるかも知れない。でもさ、今日の『X-over Ⅱ』見て、STARDOMの闘いを見て、新日本の選手と闘ってるSTARDOMの選手を見て、皆さんはどう思いましたか? やっぱり女は弱いですか? まあ、そう思われてもしょうがないけどね、死に物狂いでやってるんですよ。こっちだって、女子だって、負けたくない。もっともっとSTARDOM、上にあがります。新日本プロレスに負けないぐらい、もっともっと盛り上げて行きたいと思います。そして年末年始、まだまだビッグマッチ続いてるんで、手を取り合って、で、たまにはこうやってバチバチやり合って、そうやって高められたらなと思います。ありがとうございました」

ザック「STARDOMノ選手ハ凄イナ。凄イ。シンニホン男子(より)、モット頑張ッタナ。セミ(ファイナル)……セミ、素晴ラシイ試合。ホントニ、今年ノ、最高。新日本ノメンバー、モット頑張ッタ。STARDOMト同ジ会社、今。デモ、スタッフハ違ウッポイ。皆、ずっと……皆、スゴイ。ジャア、マタ。今日、オ客サンイッパイナ。『X-over』2回ダケ。モットモット、イッショニ。楽シカッタ」

舞華「そう? ドリンクパーティーね」

ザック「飲ミマショッカ……チョット。タブン、チョット……少シ……イッパイ?」

舞華「いーっぱい」

ザック「イッパイ飲ミマショ」

舞華「いーっぱい」
ザック「イッパイ飲ミマショカ……」

舞華「A lot of drink……」

ザック「A lot of drink……OK。チョット焼酎、頑張リマス」

舞華「焼酎お願いしま~す」

ザック「焼酎……トリアエズ、ビア……」
舞華「Beer? Cheers。I like beer。SAPPORO……」

ザック「アア、最初、Yeah、SAPPORO BLACK LABEL(黒ラベル)。ジャ、行コウカ……」

舞華「ウン。行きましょう」

キッド「(※床に座り込んで)なんじゃ、こりゃ~」

デスペラード「本当だよ」

キッド「暑すぎるやろうが……」

デスペラード「(※床に寝転びながら)暑いよ。暑いし、もうザックのPK、1回で倒れれば良かった」

キッド「私が挑発したせいや」

デスペラード「本当だよ」

キッド「ごめん。でも、復帰おめでとうございます(※と言って拍手)」

デスペラード「これ復帰戦だぜ? 凄くない?」

キッド「マスクマンにとってのこれ…」

デスペラード「そう、死活問題、この暑さは」

キッド「2枚入場で被ってったから、余計ヤバくて」

デスペラード「ちょっとカッコつけなければ良かったね。普通通りやれば良かった」

キッド「けど、今日、『X-over』、お祭り的な大会だったかもしれないけど、だから最後全員で仲良く締めたのかもしんないけど、デスペっちの復帰戦だし、私はやっとやっとデスペっちとタッグを組むことができて、メインで勝てなかったのがめっちゃ悔しいんですよ」

デスペラード「やっぱ下田さんに教わった通りやれば良かったかな」

キッド「ですかね」

デスペラード「間違ったかなぁ……」

キッド「でもやっぱり、新日本プロレスとスターダムのミックスドタッグと言えば、ここ…」

デスペラード「そうね」

キッド「…が一番伝わるし、ここが一番だと私は思っているんですよ。だからメインを任せてもらったからには、ここが最後マイクを持たなきゃいけなかったと、私は自分の中で思ってます」

デスペラード「まぁ前回大会も4人とはいえね、ちゃんと組ませてもらって、今回も組んだのはここだけ?」

キッド「そうですよ」

デスペラード「前回と同じチーム、組み合わせはここぐらいだし」

キッド「一番わかりやすい」

デスペラード「まぁ3回目があったら、多分もう一回やらせてもらえるんでね、その時はザックと舞華はやめてください。あと暑くない所でやりましょう」

キッド「はい、絶対組みたいし、もうルール?」

デスペラード「そうね、ちょっとまどろっこしいのよ」

キッド「そんなのなしにして、私はデスペっちとタッグやりたいっすよ。だし、『X-over』にとどまらず、もっともっと私たちに見せられることを見せていきたい、と強く思ってます」

デスペラード「それはちゃんとやりたいな。まぁちょっとこうやって情けない姿を晒しておりますが、フゥー、やることはちゃんとやります。次、第3回大会があったら、もう一丁組ませてください」

キッド「だし、デスペっちは1.4決まってるじゃないですか、シングル。私も今日負けちゃったからあれなんですけど、でもシングルのベルト狙ってるんで、来年お互いにシングルチャンピオンになって、また隣に立ちたいです」

デスペラード「イェイ、カッコいいじゃないか」

キッド「はい、対角でも」

デスペラード「対角か」

キッド「(※立ち上がりながら)ウェルカムですよ」

デスペラード「(※立ち上がりながら)スンゴイ、PKで背骨がバリバリつったから、痺れてんだよ、今」

キッド「私は首が。みちドラ2発は……」

デスペラード「ありがとうございました。(※引き上げる途中で思い出したように)アァ、あと、今日使ったこのマスクなんだけど、オークション、入札制になるのかな? わかんない。どういう形かわかんないですけど、ちょっとその金額はファンタズモに渡したいと思うんで。これからアナウンスがあると思います。ちょっと考えてます。よろしくお願いします。あとオーバーマスクの方も別個で売れればそれで、来てくれてたクリス・ベイもちょっと大変なことになってるらしいんで、彼にちょっとヘルプできればと思います。よろしくお願いします」

キッド「いい大会だ」

デスペラード「いい大会だよ」

<写真提供:新日本プロレス>

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