【新日本】『WTL』開幕戦、大岩がゲイブから劇的勝利も試合後の乱闘で激しい火花「お前を地中に埋めてやる」
新日本プロレスは11月19日、栃木・FUKAI SQUARE GARDEN足利にて『WORLD TAG LEAGUE 2024』開幕戦を行った。
『WORLD TAG LEAGUE 2024』
日時:2024年11月19日 (火) 17:30開場18:30開始
会場:栃木・FUKAI SQUARE GARDEN 足利(足利市民体育館)
観衆:573人
Aブロック公式戦を中心に熾烈な戦いが繰り広げられた。中でも注目を集めたのは、第8試合のザック・セイバーJr.&大岩陵平(TMDK)対ゲイブ・キッド&SANADA(BC WAR DOGS)の一戦であった。
ザックは現IWGP世界ヘビー級王者として2021年以来のリーグ参戦。大岩は12月15日にゲイブの持つSTRONG無差別級王座に挑戦する予定で、今回の試合はその前哨戦の色合いも濃かった。一方、WAR DOGS入りしたSANADAの動向も多くの視線を集めた。
試合は大岩とゲイブの激しい先制攻防で幕を開けた。互いに力強い打撃を交わし合い、肉体をぶつける意地のぶつかり合いが続く。大岩はショルダータックルでゲイブを吹き飛ばし、優位に立った。一方のゲイブもSANADAとの連携で巻き返しを図り、場外戦を含む荒々しい攻撃で反撃。大岩とザックの連携が光る中、試合は終盤戦へ突入した。
クライマックスでは、ゲイブが大岩に猛攻を仕掛けるも、大岩は怒りをエネルギーに変えて応戦。最後はゲイブのラリアットをかわした大岩が丸め込みで起死回生の3カウントを奪取した。この勝利でTMDKが白星を挙げたが、試合後のリングは大荒れとなった。
敗北に怒りを露わにしたゲイブは、大岩に襲い掛かり場外乱闘を展開。日本語で「オーイワ、コイヨ、オラ!」と挑発を繰り返し、大岩も真っ向から応じた。セコンドのヤングライオンたちが必死に両者を引き離したものの、2人は入場ゲートの奥まで乱闘を繰り広げた。ザックとSANADAも収拾に動いたが、試合後の混乱は最後まで収まらず、リングは混沌のまま幕を閉じた。
■試合後バックステージコメント
ザック「ロイ・ザ・マレット、オーイワ。どこに行ったかはわかってる。彼はゲイブリエル・キッドをぶちのめしてるんだ。ロイ・オーイワじゃなく、彼はロイ・ザ・マレットだ。それでこそ行動するマレット男、次のNJPW STRONG無差別級タッグ王者だな。彼がゲイブ・キッドに強烈なパンチを浴びせたから、ヤツの脚はトロンボーンのようになったんだ。(※トロンボーンの音を真似る)トロンボーンの音ってこんな感じだよね。とにかく、今年の『WORLD TAG LEAGUE』では珍しいことが起きてる。IWGP世界ヘビー級王者が参加しているんだ。そうであるべきだよ! この10年で初の、リーグ戦に参加するIWGP世界ヘビー級王者だ。俺はこれまでと違う王者になると言っただろう。俺はニュージャパンを頂へと導くんだ。そして、いささか衝突の種になりそうなのが、マイキー・ニコルスとシェイン・ヘイストがこのリーグ戦に出場しているということだ。だが仲間に楽をさせるつもりはないよ。俺はオリジナルTMDKの『WORLD TAG LEAGUE』決勝を夢に見ているからね。そしておそらく、俺とロイは仕事を成す。もうすぐトーキョードームだ。ショータ、俺は目を見開いてお前を見ているよ、サンシャイン。ダブルドームメインイベント。目的のものは俺の手中だ。お前はどうだ、ショータ?」
※大岩はノーコメント
ゲイブ「いいか、お前を地中に埋めてやる。(※記者たちに向かって)どけ! 俺の前に立つな!」
※SANADAはノーコメント
<写真提供:新日本プロレス>