【WWE】中邑真輔がLAナイトに奇襲!赤いペイントで新章突入か


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世界最大のプロレス団体であるWWEの『SMACKDOWN』が11月15日、ウィスコンシン州ミルウォーキーで開催され、中邑真輔が半年ぶりにテレビマッチの舞台へ復帰を果たした。

予告なしのサプライズ登場とUS王者LAナイトへの衝撃的な襲撃劇が展開され、会場は興奮と驚きに包まれた。中邑の復帰は、これまで沈黙を続けてきた男が再び最前線に戻るという力強いメッセージとなった。

メインイベントで防衛に成功したLAナイトが、観客に向けて「YEAH!」とおなじみのポーズを決めていたその背後、中邑が黒装束をまとい静かに姿を現した。

赤いペイントが施された新たな装い、そしてキンシャサで王者を沈めた圧倒的な一撃。そのまま無言で去った中邑の振る舞いには、静かな狂気と底知れない威圧感が漂い、会場のファンはその一挙手一投足に目を奪われた。

中邑真輔は日本を代表するプロレスラーとして、その名を世界に轟かせてきた人物だ。新日本プロレス時代には、IWGPヘビー級王座を3度獲得し、「CHAOS」のリーダーとして団体を牽引した存在である。

特に「キング・オブ・ストロングスタイル」という異名を冠し、その華麗かつ攻撃的な試合スタイルでファンを魅了した。リング上での存在感のみならず、挑発的なキャラクターや独特の仕草で観客を引き込み、プロレス界ではカリスマ的な人気を博した。

2016年、中邑はWWEに電撃移籍。下部組織であるNXT時代にはサモア・ジョーやフィン・ベイラーらと名勝負を繰り広げ、同ブランドの頂点に君臨した。デビュー戦で見せた圧巻のパフォーマンスは、WWEファンを一気に虜にし、NXTの発展にも貢献した。

その後『SMACKDOWN』に昇格し、2018年にはロイヤルランブル戦での優勝を飾り、世界王座挑戦権を手にするなど、常にトップ戦線に名を連ねてきた。

ただ近年、中邑は大きなスポットライトから離れ、テレビ出演の機会も減少していた。そんな中、今夏には日本やヨーロッパでのハウスショーに参加。2025年元旦には、日本武道館で開催されるプロレスリング・ノア『THE NEW YEAR 2025』への参戦が決定しており、佐々木憂流迦との対戦が注目を集めている。

今回の復帰劇は、こうした多忙なスケジュールの中で突如として放たれた一撃であり、その意図は一層の関心を呼んでいる。

赤いペイントを施した新たなビジュアルに様々な憶測が飛び交う一方、リング上で放たれたキンシャサの破壊力と、復帰に込められた静かな狂気は、中邑の新たなフェーズの幕開けを予感させる。

LAナイトへの襲撃が示す意味は何か。ただの個人的な敵意なのか、それともUS王座への挑戦を意味するのか。中邑の行動は無言であればあるほど、多くの憶測と期待を生む。「キング・オブ・ストロングスタイル」として頂点を極めた男が、再びその矜持を取り戻すべく動き出したのだろう。沈黙の裏に隠された真意を明かす時が、間もなく訪れるに違いない。

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