【新日本】『WTL』矢野&ボルチンが内藤&ヒロムに逆転勝利「空気読まずに勝っちゃってごめんなさい!」

新日本プロレスは11月23日、神奈川県藤沢市の秩父宮記念体育館で『WORLD TAG LEAGUE 2024』第4戦を開催した。

『WORLD TAG LEAGUE 2024』
日時:2024年11月23日 (土) 17:00開場18:00開始
会場:神奈川・藤沢市秩父宮記念体育館
観衆:1,403人

Bブロック公式戦第2戦を中心に熱戦が展開された。メインイベントでは、矢野通&ボルチン・オレッグ組が内藤哲也&高橋ヒロム組に劇的な勝利を収めた。

試合前からL・I・J(ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン)の内藤とヒロムは、独特のゆっくりとした入場で矢野を挑発。矢野も座り込んで迎え撃つ姿勢を見せたが、最終的には苛立ちを隠せない様子でスタートした。

試合序盤は、内藤とヒロムが得意の心理戦を展開。矢野のテンポを崩すように頻繁なスイッチを行い、試合の主導権を握ろうとした。

しかし、中盤からボルチンがその体格を活かした圧倒的な力で巻き返し、L・I・Jの攻撃をことごとく打ち破った。特にヒロムを投げ捨てる場面では、観客から驚きの声が上がった。

終盤には内藤がデスティーノを狙うも、矢野の狡猾な丸め込みが成功し、見事なカウントスリーを奪取。矢野&ボルチン組は公式戦初勝利を飾った。

試合後、矢野はマイクを握り、「空気読まずに勝っちゃってごめんなさい!でも優勝のためには勝ち続けます!」と会場を盛り上げた。ボルチンも「絶対優勝しましょう!」と力強く応え、観客と共に「ヤ・ノ・ボル・チン!」の大合唱で締めくくった。

矢野&ボルチン組は、この勝利を機にBブロックでの浮上を狙う。内藤&ヒロム組にとっては予想外の黒星となったが、リーグ戦はまだ序盤。両チームの今後の戦いが注目される。

■試合後バックステージコメン

矢野「アァ、空気なんか読んでらんない! 空気なんか読んでらんないよ、オイ! アァ、もう喉がやられた! この2戦で喉がカラカラだけど、カラカラだけど、ボルチンのおかげで勝つことができました。これからもね…」

ボルチン「矢野さんのおかげです」

矢野「いや、ボルチンのパワーを利用して、空気を読まずに勝ち進みます!」

ボルチン「本当に『WORLD TAG LEAGUE』、優勝します! よろしくお願いします!」

ヒロム「(※床に倒れ込み)アァ、この負けは痛い! 絶対勝てる相手だ、確かにダメージ大きいけど! ……ありかよ、オイ……。本当に矢野だけか? ボルチン、乗っかってたなかったっすか、内藤さん? (※内藤の反応がないと)内藤さん、いねぇよ!」

内藤「(※遅れてコメントスペースにやってきて)オーイ!」

ヒロム「内藤さん、最後本当に矢野通を丸め込みました?」

内藤「高橋ヒロムに3カウントを獲られたわ」

ヒロム「いや、そりゃ……」

内藤「俺のイメージでは、俺の上に高橋ヒロムが乗ってる」

ヒロム「違う! あれキャッチしてくれて、放り投げてくれたら良かったじゃないですか! あそこでなんか持っちゃうから! 俺がなんかいちゃったんですよ、あそこに」

内藤「じゃあ、誰が悪いの?」

ヒロム「矢野通と……だって、ボルチン、乗っかってなかったすか、後ろ、レフェリー?」

内藤「見えてなかったけど、乗ってたの?」

ヒロム「いや、わかんないっす!」

内藤「東京スポーツ、岡本エキスパート! 乗ってた?」

岡本「ちょっとグレーな感じで…」

内藤「え?」

岡本「もしかしたら押さえてたかもしれない。(※内藤のジェスチャーを見て)あっ、リクエストですか?」

内藤「リクエスト制度あるっけ?」

岡本「ちょっとプロレスでは……」

内藤「ないの?」

岡本「ないです」

内藤「ちょっと~(※とボヤきながら先に控室へ)」

ヒロム「まぁ…まぁまだ大丈夫ですよ! 大丈夫、大丈夫。もうこっから落とさないよ。こんなヘマはしねぇぜ、オイ!」

<写真提供:新日本プロレス>

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