【飛鳥プロレス】三十七の愛娘・しのせ愛梨紗が後楽園でのシングル初メインでスターダム・朱里に玉砕も、飛鳥入団を宣言!「飛鳥の知名度を上げて、後楽園を満員にできるような団体に私がします」
飛鳥プロレスが11月27日、東京・後楽園ホールで「10周年記念大会」ファイナルを開催した。聖地でのメインイベントを託された篠瀬三十七代表の愛娘・しのせ愛梨紗(アイスリボン)がシングルマッチで元ワールド・オブ・スターダム王者の朱里に玉砕。試合後には飛鳥入団を熱望し、来年1月1日付での所属が決まった。
2014年3月23日に旗揚げしたASUKA PROJECT時代から通算10周年を迎えた飛鳥は4月からメモリアル大会を行ってきた。愛梨紗はこれまで真琴、本間多恵、世羅りさといった女子プロ界のトップクラス相手の試練のシングル戦に挑んできたが、今大会ではプロレスのみならず、格闘技の世界でも実績を積み上げてきた朱里が相手。朱里にとって、父の篠瀬はSMASH、WNC時代の後輩で、愛梨紗の幼少の頃からを知る仲だ。
序盤は朱里がレスリングでコントロール。ショルダータックル合戦から、愛梨紗はエルボー連打。朱里は強烈なサッカーボールキック連発、腕固めと攻めていく。愛梨紗はエルボー連打、河津落とし、低空ドロップキック、低空クロスボディで反撃。朱里はスリーパーで締め上げるもエスケープ。
愛梨紗はダイビング・ボディアタック、助走なしのシャイニング・ウィザードもカウントは2。朱里はワキ固め、朱雀と関節技で猛攻。愛梨紗は丸め込み連発で活路を見出すも、受け切った朱里はハイキック、ヒザ蹴りから朱雀をガッチリ決めてギブアップを奪った。
試合後、朱里は「しのせ愛梨紗選手、本当に戦えてよかった。飛鳥プロレス10周年、懐かしい選手がいっぱいいて、愛梨紗ちゃんがプロレスラーになって、1対1で戦う日が来るなんて思ってなかったから、今日楽しみにしていました。キャリア3年? もっともっと成長して、強くなって、また1対1で対戦できるのを楽しみにしてる。もっと練習して、もっと上を目指してほしい。ありがとう」とマイク。
愛梨紗は「小さい頃から見ていた朱里さんとシングルできてうれしかったです。引き受けてくださり、ありがとうございます。もっと強くなったら、またシングルしてください」と返した。そして、年内いっぱいでアイスリボンを退団する愛梨紗は「お父さん! 所属でもない私がシングルでメイン。しのせ愛梨紗がこのリングを盛り上げていきたいと思いました。来年から飛鳥所属になってもいいかな?」と問う。これに篠瀬が受諾し、2025年から飛鳥所属になることが電撃決定した。
バックステージで朱里は「かわいらしい愛梨紗ちゃんという印象だったので、プロレスラーとして交わるのが初めてで。しのせ愛梨紗というプロレスラーを体感できたんですけど、もっと成長していかなきゃいけない部分、もっと練習していかなきゃいけない部分がある。ということは伸びしろがたくさんあるということだから、今後楽しみだと思いました。もっと上を目指して、プロレスラーとして大きく羽ばたいてほしいと思います」と期待を込めてコメント。
愛梨紗は「決まったときから、後楽園での初のシングルのメインで、相手も朱里さんで、めちゃめちゃ緊張してて。何もできないんじゃないかって、ビビってたんですけど。もっと来いよって感じで奮い立って、全然かなわなかったけど、もっと強くなって必ずリベンジしなきゃと思いました。(飛鳥では)アイスリボンでは組まれないカードばかりで、うれしい半面すごいプレッシャーで、それを重ねていって、所属でもない私が今日はメインで。盛り上げられるのはお父さんじゃなく、私しかいないんじゃないかって。私がやらなきゃいけない使命感で。私が他団体にいっぱい上がって、飛鳥の知名度を上げて、後楽園を満員にできるような団体に私がします!」と覚悟のほどを語った。
飛鳥プロレス「10周年記念大会」
日時:11月27日(水)(18時半)
会場:東京・後楽園ホール
観衆:248人
<試合結果>
1.20分1本勝負
〇児玉裕輔(7分38秒、エビ固め)篠瀬三十七●
2.20分1本勝負
木藤裕次&〇瀧澤晃頼&花見達也(12分46秒、片エビ固め)村瀬広樹&植木嵩行&藤原ライオン●
※村瀬のラリアットが誤爆
3.20分1本勝負
真琴&〇SAKI&本間多恵(15分56秒、体固め)世羅りさ&雪妃真矢&花園桃花●
※ランニング・ブレーンバスター
4.バニラとドンのキッチンカーpresents 20分1本勝負
△葛西純&鈴木秀樹(時間切れ引き分け)田中将斗&佐藤耕平△
5.仲川翔大デビュー10周年記念試合 30分1本勝負
黒潮TOKYOジャパン&〇土肥こうじ(22分46秒、体固め)仲川翔大●&高橋匡哉
※ラリアット
6.30分1本勝負
〇朱里(14分21秒、朱雀)しのせ愛梨紗●
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