【飛鳥プロレス】仲川翔大、デビュー10周年記念試合を白星で飾れず!「この先、15年、20年ともっと頑張らなきゃ」
飛鳥プロレスが11月27日、東京・後楽園ホールで「10周年記念大会」ファイナルを開催した。仲川翔大が元WNCの仲間に囲まれて「デビュー10周年記念試合」に臨むも、白星で飾れなかった。
仲川は2011年にTAJIRIが率いたSMASHに入門。同団体解散後、TAJIRIらとともにWNCに移籍。センスは買われていたが、「体ができていない」との理由で、なかなかデビューできず、レフェリー兼練習生としての活動が続いた。
WNCの活動休止後、先輩の篠瀬三十七が旗揚げしたASUKA PROJECTに所属し、2014年11月27日の後楽園大会で苦労の末、デビューした。デビュー後はさまざまな団体からオファーを受け、引っ張りだこに。2019年3月にASUKAが解散すると、自主興行「MONSTER’S PARTY」を主宰。一時、所属していたJ STAGEからは離れ、現在はフリーランサーとして活躍している。
まさしくリアル10周年記念日となったこの日、仲川はほぼ同期生でデビュー戦のパートナーでもあった高橋匡哉と組み、SMASH、WNC時代の先輩である黒潮TOKYOジャパン、土肥こうじ組と対戦した。
仲川と黒潮は場外へ戦場が移ると、南側客席で大乱闘も、カウント19ギリギリで生還。黒潮がジャケットパンチで攻めていけば、仲川はジャンピング・ハイキックで応戦。高橋がコーナーマットを外し、黒潮をコーナーに固定すると急所蹴り連発。
仲川が土肥にミサイルキックを叩き込む。仲川は土肥にスワントーンボムを決めるも、黒潮がカット。黒潮が仲川に雪崩式フランケンシュタイナー、土肥は滞空時間の長い垂直落下式ぶれーバスターを仲川に見舞う。さらに土肥は仲川の後頭部へのラリアット、正面からのラリアットを繰り出して3カウントを奪取した。
記念試合を勝利で飾れなかった仲川は「僕は正確には同じ場所(後楽園)でデビューできなかった男で、一緒に戦ってくれた高橋さん、壮士朗さん(黒潮)、土肥さん。3人は練習生を一緒にやってたんですけど、僕が3人より力が足りなくて、元々いた団体では僕だけ選手になれずに、レフェリーをやってて。いろいろあって、違う団体でデビューして。こうやって、遅れる形で仲間であり、先輩である3人と試合をさせてもらいました。3人に比べたら、僕だけ力もないし、実績もないし、まだ何も残してないから、今日の試合で結果を残して、あの3人に近付きたかったんですけど、まだまだ僕の力不足です。10周年、1個の区切りの感じはするんですけど、この試合のおかげで、11年目、この先、15年、20年ともっと頑張んなきゃなと思ったので、この試合を組んでくれた篠瀬さん、この3人に感謝します。これからも頑張りたいと思います」と前を向いた。
飛鳥プロレス「10周年記念大会」
日時:11月27日(水)(18時半)
会場:東京・後楽園ホール
観衆:248人
<試合結果>
1.20分1本勝負
〇児玉裕輔(7分38秒、エビ固め)篠瀬三十七●
2.20分1本勝負
木藤裕次&〇瀧澤晃頼&花見達也(12分46秒、片エビ固め)村瀬広樹&植木嵩行&藤原ライオン●
※村瀬のラリアットが誤爆
3.20分1本勝負
真琴&〇SAKI&本間多恵(15分56秒、体固め)世羅りさ&雪妃真矢&花園桃花●
※ランニング・ブレーンバスター
4.バニラとドンのキッチンカーpresents 20分1本勝負
△葛西純&鈴木秀樹(時間切れ引き分け)田中将斗&佐藤耕平△
5.仲川翔大デビュー10周年記念試合 30分1本勝負
黒潮TOKYOジャパン&〇土肥こうじ(22分46秒、体固め)仲川翔大●&高橋匡哉
※ラリアット
6.30分1本勝負
〇朱里(14分21秒、朱雀)しのせ愛梨紗●