【全日本】安齊勇馬&斉藤ブラザーズ“主演映画”の制作が決定!映画短編制作田口組最新作
全日本プロレスが別府短編映画制作プロジェクトに協力、新作特撮映画が始動
別府短編映画制作プロジェクトは2024年12月19日、全日本プロレスの全面協力を受けて製作される特撮短編映画の制作発表会を行った。監督には『ウルトラマン』シリーズで知られる田口清隆氏が起用され、全日本プロレス所属の斉藤ジュン、斉藤レイ、安齊勇馬が出演する。
この新作映画は、観光都市別府を舞台に全編ロケが行われるもので、地元住民との協力をテーマに制作される。企画の背景には、新型コロナウイルスの影響で観光業が低迷する中、別府の魅力を再発信し地域活性化を図る目的がある。別府ブルーバード劇場の存続危機もプロジェクトの推進力となった。
製作発表会では田口監督が「別府の街並みとプロレスラーたちのパフォーマンスを融合させ、新しい特撮表現を追求する」と抱負を語った。斉藤ジュンは「プロレスを通じて地域に恩返しができることが嬉しい」とコメント。撮影はすでに始まっており、完成後は地元劇場での上映が予定されている。
このプロジェクトは、エンターテインメントの力を活かした地域支援の新たな形として注目されている。
▼あらすじ
別府にやってきた全日本プロレスの選手たち。若手の安齊勇馬選手は、斉藤ブラザーズとともに別府の町に繰り出していく。別府タワーをふと見上げると、巨大な隕石が降ってきて斉藤ブラザーズに奇妙な物体が奇声する。
翌日、会見を行った斉藤ブラザーズは突如凶暴化し、暴れ始めるのだが・・・。
■記者会見の模様
田口監督「大怪獣ブゴンでは別府のあちこちで撮影させていただいてお世話になりました。再び別府で大暴れしに帰って参りました。よろしくお願いします」
斉藤ジュン「全日本プロレス斉藤ブラザーズ兄の斉藤ジュンだ。俺は映画が大好きなんだ。子供のころからいろんな作品を見てきたんだが、いつかそんな映画で大暴れしたい。それが一つの夢だった。そして今回こういった形で映画に出れることになって最高に嬉しく思っている。あぁ、いい気分だ。だが、ひとつ言いたいことがある。俺たち斉藤ブラザーズを映画に出して果たして大丈夫か?機材を壊されてどうなっても俺たちは知らないから。田口監督、その心配をしておくんだ。DOOM!」
斉藤レイ「全日本プロレス斉藤ブラザーズ弟の斉藤レイだ。今回こういったお仕事の話をいただき非常に光栄に思っている。映画大好きな俺たち斉藤ブラザーズ、やるからには精一杯、全身全霊でやらせていただく。ただな、いま兄の斉藤ジュンが言った通り、俺たちはめちゃくちゃ暴れまくるから本当にどうなってるかちょっと知らないけど、ぜひ楽しみにしてろ」
安齊勇馬「全日本プロレスの安齊勇馬です。僕は普段プロレスしかしていないんですけど、今回このような役者のきっかけをいただいて、非常に嬉しく、そして楽しみにしています。僕は2人と違って機材を壊すことなんかないと思うので、本当に真面目に、ただ別府を楽しんで、楽しく撮影して参りたいと思います。よろしくお願いします」
青柳尊哉「青柳尊哉です。全日本プロレスの青柳ブラザーズの一人、え、違いました?あまりにも全日本プロレスの人たちに囲まれていて、自分も全日本プロレスなんじゃないかと…失礼なこと言いました。申し訳ございません。そうですね、前作から引き続いて、前作と言いますかまたこうして別府短編で、別府の町で映画を作れることを幸せに思います。全日本プロレスの方々と別府を盛り上げつつ、別府の町を今年も破壊したいと思います。よろしくお願いします」
森田プロデューサー「先程斉藤ブラザーズからどうなっても知らないぞというお言葉がありましたが監督、いかがですか?」
田口監督「僕も森田プロデューサーに脚本を書いて渡した時点で、もうどうなっても知らないですからねって脚本を渡しましたんで、本当にはい、みんなそうですね、どうなっても知らないっていうのは覚悟しながら来ていただくということで」
森田プロデューサー「田口監督は別府短編映画プロジェクト第2作目となりますが、短編プロジェクトの面白さをどのようなところに感じていますか?」
田口監督「別府という町は 僕らも毎回来て楽しませていただいてますので、本当に遊びに、プライベートも遊びに来ちゃってるぐらい好きな街になってますので。 そんな僕らの大好きな場所をあえて壊しにいくっていう。ほかの監督のプロジェクトの作品を見させて頂いて、今回のそのプロジェクト自体の趣旨というか、テルさんのブルーバード劇場で上映して、映画館自体を開いていこうっていうのもあるので、テルさんのこと会った瞬間大好きになっちゃうっていう。テルさんをね、囲みながらテルさん制作組織みたいな感じで映画を作っていくってのは、その作業そのものが楽しみだなと思っています」
森田プロデューサー「斉藤ジュンさん、昨日別府入りされましたが別府は初めてですか?」
斉藤ジュン「別府は初めてで、でも俺、温泉が大好きだから、早く入りに行きたいんだよね。まだ入ってないから、もう今すぐ行きたいぐらい。いい温泉がいっぱいあるからこれから入ろうと」
森田プロデューサー「別府の街をちょっと歩いて頂いたと思うんですが、ごはんとか行かれていかがですか?」
斉藤ジュン「いや、めちゃくちゃおいしいな。俺たち斉藤ブラザーズはなかなかおいしいと言わないんだけど、別府のごはんはすごくおいしくていいですね」
森田プロデューサー「レイさん、昨日1日撮影されて、別府の町はいかがでしょうか?」
斉藤レイ「本当に自然豊かなところで、すぐそこが海で山もあって。で、もう本当昔ながらの素敵な街並みというか温泉街で。あとは色々見てたら、やっぱり飲み屋がたくさんありそうだなと思って。俺もな、ちょっと飲むのが好きだから、この後風呂に入って何か食べて飲みに行くのが今から楽しみだな」
森田プロデューサー「安齊さんはいかがでしたでしょうか?」
安齊勇馬「山に囲まれて、近くに海もあって、僕、出身が群馬県なので。海なんか一切、かなり移動しないと見えないところなんですけど、すぐ歩いた距離に海があるっていうのは本当いいなと思って。そんな環境でずっと撮影ができて、めっちゃ楽しいです。 僕も帰ったら温泉に入ろうとおもいます」
森田プロデューサー「青柳さんは何度目の別府かわからないですが、今回全日本プロレスの皆さんと短編を作るっていうのはいかがですか?」
青柳尊哉「正直嘘だと思いましたね。森田さんから『全日本プロレスの方が出てくれるって』またまた、って思ってました。そして、全日さんの試合を見に行かせてもらって、こうして別府で一緒に会見を開かせてもらって、ようやく真実味も増してきたかなと。どういう映画になるのか、一部脚本を読ませて頂きましたけど、田口さんにすぐ言いました。撮れる?本当にできる?って。そういうのも含めて、もうこの御三方、全日本プロレスの皆さんの協力の元、別府の皆さんの協力の元、面白い、今までとはまた違う田口ワールドで。(別府短編映画はこれで)8本目?8本の中でやっぱ別府を壊してるのは田口さんしかいないんで。短編で壊せる、特撮だけができる別府の撮り方があるのかなと思うので、どういう作品になるのか、皆さんに楽しんでもらいたいなと。あとは僕の身体を鍛えて、どうやってこの御三方を倒すか。もうこうなったらやはり受け止めなきゃいけない技もあるのかなと。覚悟の上で勝負したいと思います」
森田プロデューサー「監督、昨日クランクインということで、昨日どんなシーンを撮影したかと今の段階で言えるあらすじをご紹介いただければ」
田口監督「昨日撮影したのは映画の冒頭の2シーンだったんですけど、実は駅前の飲み屋街と別府タワーあたりで撮影してたんですけども。とりあえず世界観は前作の地続きの世界観でいこうと思っています。別府の街で飲んでいたあるプロレスラーたちが、別府タワーの前である怪事件に巻き込まれた、から始まるそんな感じの怪事件を昨日撮ってたんですけど、昨日別府タワーあたりを歩いた人は結構な叫び声を聞く羽目になったかもしれないんですけど。で、(斉藤ブラザーズの)お二人が大変なことになり。安齊さんが駆けずりまわるみたいなそんな感じの作品になろうかと思います」
森田プロデューサー「別府の街を救うために安齊さんが駆けずりまわると」
田口監督「そうですね、別府の街が例によって大変なことになる予定でございます」
森田プロデューサー「昨日御三方のお芝居を初めて撮影されたと思いますが、監督としての手ごたえはいかがでしたか?」
田口監督「実は先日、全日さんの本社の方に行かせて頂いて。御三方と青柳尊哉の方から、お芝居のワークショップ的なことをみんなでやって、練習を先に実は東京でやってから昨日臨んだんですけども、まさにマイパフォーマンスも含め、試合をずっと色々やってきたプロレスラーさんたちっていうのは、お芝居の掛け合いというか、リアクションの仕方なんかはちゃんと面白いですよね。非常に面白く、スタッフのみんなも、半分青柳くんにいてもらったシーンもあったんですけど、スタッフが全員笑いをこらえてる中、とても素敵なシーンがたくさん撮れました」
森田プロデューサー「斉藤ジュンさん、お芝居っていうのは今回初めて挑戦されたと思いますがいかがでしたか?」
斉藤ジュン「お芝居っていうのはやったことがなくて、映画は小さいころから大好きなんですけど。一体どういう風になるのかなと色々心配はしてたんですけど、田口監督がすごくイメージしやすいように教えてくれるので、すごくやりたすかったです。いやぁ、楽しかったです」
森田プロデューサー「昨日は怪事件のシーンを撮影されたんですけどなかなかハードな、奇怪なお芝居がたくさんあったと思うんですけどいかがでしたか?」
斉藤ジュン「昨日の夜、外で撮影した時に結構寒かったんだけど、お芝居してると体があったかくなっちゃって、 汗かいたぐらいでしたね」
森田プロデューサー「レイさんは初めてのお芝居はいかがでしたか?」
斉藤レイ「普段やってることとはまた全然違う初めての体験だったんで、すごいまたこう、新鮮な気持ちでやらせてもらえたな。でも昨日確かにちょっと寒かったから、風邪ひかないように手洗いうがいを気を付けるようにしたんだけど。 ジュンなんか全然疲れてなかったって言って、昨日ホテル帰った瞬間にな、歯も磨かないで寝落ちしたって。ちょっと疲れたみたい」
森田プロデューサー「相当疲れてたんですね」
斉藤ジュン「いや、疲れてない」
森田プロデューサー「疲れというかね、気が張ってたんですかね」
斉藤ジュン「そんなことないです。とにかく楽しく芝居ができて最高の1日だった」
森田プロデューサー「安齊さんも昨日は初めてのお芝居でしたがいかがでしたか?」
安齊勇馬「僕は元々の性格が結構心配性で、いろんな人の目を気にしちゃうんですけど、同じシーンを何回もいろんな角度から撮るっていうのを、初めてこの映画の撮り方を 自分で体験したんですけど、そういうのをあまり知らずにやってたので、今自分なにかダメだったのかなとか。そういうのをすごい気にしちゃって、 それがちょっと大変だったなって思いましたね。あとは海沿いがすごい寒くて。僕、めっちゃ寒かったんですけど、なんか2人は普通に半袖で過ごしたり、なんかスクワットしてれば大丈夫だとか言ってて、 僕だけ毛布にくるまって凍えてて、それがほんとに寒かったですね」
森田プロデューサー「最初は先輩に遠慮して大丈夫ですって仰ってましたもんね」
安齊勇馬「そうです。最初は強がってたんですけど、全然だめだなって思ってずっとくるまってました」
森田プロデューサー「安齊さん、斉藤ジュンさんレイさんとお芝居を一緒にやってみていかがでしたか?」
安齊勇馬「本当に映画とかが好きなんだなってわかるような感じで、見ていて楽しかったですね」
森田プロデューサー「青柳さんは昨日のシーンに関しては撮影はなかったですが…」
青柳尊哉「世界観が地続きである以上、僕いま別府タワーで石になってますから。世界観的にはあれから何年の設定かは知りませんが、僕はとりあえず別府タワーで今のところ固まってますので。これがどうなるかも。別府タワーはブゴンを撮っている当時とは色が変わってますから。今後別府タワーをどうするのかを楽しみにしていただきたいなと」
森田プロデューサー「別府タワーが出てくるのかどうか、青柳尊哉がどう出てくるのか?」
青柳尊哉「ていう所を楽しんで、僕は昨日出演していなかったのでカチンコ叩いてました。シーンナンバーのね、田口さんの横で『これカット何番ですか?』皆さまの邪魔にならないように。でもやっぱり叩いている作業をしながらこう、俳優、俳優業大変なんだなって、改めて。俳優さんに気持ちよく芝居をしてもらいたいって思いになるから、スタッフさんたちの気持ちもわかったし、あとやっぱ映画作りいいなって。改めて別府短編に関われるのは幸せなことだなっていう時間を過ごせましたね」
森田プロデューサー「青柳さんは全日本プロレスの御三方のお芝居を目の前で見ていかがでしたか?」
青柳尊哉「自分がもし全然お芝居をやったこともなく、台本を渡されてじゃあ、やってくださいって言われたって、言わされる言葉を吐くだけな気がするんですよ。覚えてる言葉をこう、ポンって出すだけになるから、結局言いたい言葉、真意を捉えられないまま。こう、あるじゃないですか。上手にできないみたいなことに、それに囚われていて、どんどんうまくいかないものもありそうなんですけど、御三方はどう見せるか、どう自分がそこにいればいいかをすごく理解されているから。もう斉藤ブラザーズのジュンさんだし、レイさんだし、安齊さんだし。ちゃんと自分で立ててるのはそもそもすごいな。言うべきことをそんな必要なシーンで言うって。ただ言うってことができるってのはやっぱ強いなっていうのはすごく感じたから。また、絵の迫力が圧倒的にこう、絵の埋まり方が強い。これは普通ではやっぱできない。すごい強烈な絵だし、これから日本映画であったり、ドラマだったりがこの3人に気づいたら、またまた面白い作品に出会えるんじゃないかっていうような気がするんで」
田口監督「とにかく、本当に埋まりがすごいっていうか、動きもちょっと動いただけで、カメラをちょっとね、こう、ストロークが違うので結構カメラマンの方も慌てちゃったりなんかして」
青柳尊哉「やっぱりワイルドなね、豪快な御三方と絡み合ってるシーンとかやり合ってるシーンを見ると、これはこの先の展開が楽しみ。そこに青柳がやっぱ体を張っていかなきゃいけない」
森田プロデューサー「3人のアクションというか、本当に立ってるだけでスクリーンが目いっぱいになるというか。普通の俳優さんとは埋まり方が違うなと思いました」
田口監督「映画映えするなって思いました。さっきもスーツ姿で会見場に来るまでの道のりを振り返って、歩いている姿を見ただけでも絵になるなって。そうですね、日本映画離れした絵になってる感じがしますね」
森田プロデューサー「ジュンさんレイさんは今後、俳優業への興味はどのくらいありますか?」
斉藤ジュン「昨日、芝居するのがめちゃくちゃ楽しかったから。チャンスがあればどんどんやっていきたいな。特撮が子供のころから好きで、特に仮面ライダーが大好きなんで出たいですね。どんどんやっていきたいですね、もう」
森田プロデューサー「ちなみにどんな映画に出てみたいですか?」
斉藤レイ「普通だったらこう、アクション映画とかそういったのもいいかもしれないけど。意外にラブロマンスとかそういったのもいいかもしれない。でもやっぱアクション映画かな」
斉藤ジュン「ラブロマンスって言ってめちゃくちゃびっくりした。出られるんだったらどんな映画でも出たいです」
森田プロデューサー「ジュンさんレイさん、ラブロマンスだったら共演してみたい女優さんはいらっしゃいますか?」
斉藤ジュン「いやぁ、それはノーコメントで」
斉藤レイ「じゃあ俺もノーコメントで」
森田プロデューサー「安齊さんは俳優業への興味はいかがですか?」
安齊勇馬「僕も昨日すごい楽しかったので、きっかけさえあれば本当にいろんな風に出てみたいなっていう思いがあります」
森田プロデューサー「安齊さんはどんな映画に出てみたい?」
安齊勇馬「作品で一番好きなのはクローズなので、男子高校生とかああいう青春系の映画に出てみたいです」
森田プロデューサー「ちなみに共演してみたい俳優さんは?」
安齊勇馬「誰ですかね、ノーコメントということで」
■質疑応答
―前回ブゴンで怪獣ものということで、今回は特撮になるんですけど、やはり怪獣ものなんでしょうか?それともヒーローものになるんでしょうか?
田口監督「怪獣ものです」 ―前回ブゴンで杉乃井ホテルを爆破するという目玉がありましたが、今回はそういっ
た目玉になるシーンは?
田口監督「今日僕らは午前中、杉乃井ホテルから駅前にかけてうろうろしてました」
青柳尊哉「どこかしらの爆破、どこかしらの爆発。そんな匂いがしますね」
森田プロデューサー「別府のどこかしらが再び爆破される予定ではありますね」
田口監督「かなり不穏な会話をしながら昨日今日と僕らは街を徘徊してました」
森田プロデューサー「どこを爆破しようかというお話をしながら歩きました」
―ブゴンと世界線は同じということですが、ズバリ続編になるのでしょうか?
田口「ズバリ続編という立て付けではないんですけども、世界線はつながっていると
いう曖昧な回答だけ現状はしております」
青柳「僕が着てるtシャツだけがヒントです(ブゴンTシャツを見せる)」
森田プロデューサー「そして全日本プロレスの御三方が主演ということなので、新たなこの世界線の中でどのように広がっていくのかっていうとこですかね」
田口監督「ちなみに僕が今回この作品のオファーは森田さんからいただいたんですけども、全日本プロレスとコラボできます、で、もちろんブゴンをやった僕ですからまた別府で撮りましょうって言われたときに『何言ってるんですか?』って意味わかんないですって。全日と何をするんですかってなって、最初はもう意味わかんないですって言ったんですけれども、もういいから1回全日さんのプロレスを見に行きましょうってなって、みんなで試合を観戦したら、面白いよってなって、やってみましょう何とかって」
森田プロデューサー「試合を見たその日の夜でしたね」
田口監督「1年前の、まさに御三方の試合を見て。で、そのことから森田さんここに今いる御三方に目を付けていて、あの3人の試合をとにかくよく見ていてくださいって。なんでだろうって思っていたら、おもしれえなと思って、じゃあやってみましょうって、そこから企画が始まったという。企画の発端はそこからだったっていう。あとは同じ世界観でやらないのみたいな話もしつつ、だんだん組み立てていって、不思議な映画の脚本が出来上がりました。そんな感じになってます」
森田プロデューサー「ブゴンの1っていうのがすごく人気だったので、この続きっていうとなかなか監督としては難しい部分っていうのが。あの終わり方っていうのもあるし」
田口監督「そうなんです。もう主役は石になっちゃったし、もう1回同じことをしても絶対面白くないし。僕は続編って言うんだったらもういいよ、それはもう無理でしょ、1よりも面白いものが作れる自信がないからやめましょうって言ってたんだけど。じゃなくて全日の皆さんとって言われて最初意味が分からなかったんですけど。本当に御三方を見たときに何かこう感じるものがあると。面白くなるという空気を感じて、じゃあやってみようっていうのはスタッフみんな立ち上がったっていう、そんな流れでした」
―再び別府で監督として映画を撮られるということに関して改めて感想を
田口「まさに始まるまではどうなるんだろうと思ったんですけども、昨日撮影1日やって、この御三方のお芝居を撮って、怪事件が終わったところでこれはいけるぞと。きっと面白くなる。1を超える。1って言っても別に今回は2じゃないですけど、前作を超える面白いのが作れるという確信をスタッフ一同昨日したところでした」
―今回別府を舞台に撮影するのは2度目となりますが、別府の魅力はどのようなところにありますか?
田口「本当に、さっきちらっとお話に出てきましたけど、海があって、山があって、温泉があって、そこら中から湯気が出て、怪獣映画を撮るのにはうってつけの場所だったっていうのが理由の一つにあって。で、本当に町自体がもう大好きになったので。僕はそもそも温泉大好きなんで、そんな場所でお仕事できるっていうだけで。まず前回で言うと、前作は撮影終了した10分後に蒸し湯に入れられて、仕事が終わった10 分後に蒸し湯に入るなんてなかなか人生でしたことなかったから、すごい良い思い出になって。撮影もそうなんですけど、撮影終わった後に、昨日もそうですけど、飲みに行ったり温泉に入ったり。もう全部ひっくるめて楽しみっていう意味で、別府で映画を撮るのは本当に楽しみです。楽しいです、はい」
―全日本プロレスの皆さんと、見どころになりそう、こんなシーンが期待できるという所があれば
田口「そういう意味では、最大の見どころは斉藤ブラザーズが別府で大暴れするっていうことだと思います」
―それがもう1番の見どころ。
田口「そうなると思います。はい。どんな大暴れをするのかが見どころになるんじゃないかなと思います。はい」
―これから制作に携わるにあたり、どんなふうに演技を見てほしいかやどんなところを伝えていきたいかなど映画に対する思いをお聞かせください
斉藤ジュン「なんというか、キャラクターを作ってるっていうよりは本当に俺たちの素のそのままでやっているので、そのまんまの感じを見てもらえたらなっていう」
斉藤レイ「やっぱり自分たち体が大きいプロレスラーなんで、今回、本当に色々暴れるということで、やっぱり体を活かしてこう色々こう暴れるそういった大きなアクション見てほしいです」
安齊勇馬「台本が普段の自分通りの、何の役も作らなくていいぐらいの感じなので、本当に普段の安齊ってこんな感じなんだなっていうのを見て頂きたいですし、あとは少しでも全日本プロレスっていうもの自体を知っていただけたらなっていう思いですね」
青柳尊哉「前作をやらせていただいて、ブゴンがすごい子供たちも含めて町ですごく喜んでもらえたというお話を聞いて、やっぱ作ってよかったなと思ったんですけど、僕ら自身もそれは田口さん自身もそうですけど、映画のロケになった場所、好きな映画のロケ地を巡る、聖地を巡るっていうことを楽しんだりあの映画で見た場所がっていうのが別府でもたくさん生まれて、それは子供にも大人にも楽しんでもらえる、より楽しんでもらえる作品になるのかなというのと、子供たち、プロレスに出会ったことのない子供たちが、怪獣も出るということなので、この大きな大人、本当に大きな大人を目の当たりにする日が来ることもすごい楽しみですし、 この中で大暴れする皆さんの姿を子供から大人まで楽しんでもらいたい。純粋に すごく初めての体験に溢れる映画になるんじゃないかなっていうのが、もうどう演じるというよりもそういうものづくりをするわくわく感、なかなか体験できないわくわく感が今あるなっていう。昨日2シーン撮って、撮影してる姿を見ながら思ってました。別府が盛り上がって、別府にいろんな人たちで、別府に住んでる人たちが、自分の街を誇れるような映画になったらなと思います」
―全日本の選手、リングの上での緊張感と映画のカメラの前での緊張感、どういう違いがありましたか?
斉藤ジュン「昨日撮影を始める時に、やっぱりお芝居ってやったことなかったんで、最初ガチガチに緊張してました。始まって5分、10分ぐらい経ってくると体がほぐれてきたというか、そしたら大丈夫だったんですけど、やっぱり最初は緊張しました。やったことが無いっていうのがあったんで。それから、普段リングの上では緊張は全くしません」
斉藤レイ「やっぱり自分も兄と一緒で、もうすごく緊張しました。やっぱりリングの上は全くちがう世界というかそれぞれの身体をぶつけ合ったり、技を出し合ったりとかそういう戦いの場であるんですけども、お芝居はお芝居でこう全然違った勝負の世界だなと思ったんで、そういったやっぱり緊張がありました。ちょっと怒られるかみたいな緊張もあったんですけど、大丈夫だったんで」
安齊勇馬「リング上だと自分の戦いなので、自分が思った通りに動いて緊張はあるはあるんですけど、それよりも闘争心とかそういうのが上回って気持ちは楽になるんですけど、今回の、演じる仕事だと本当に正解が何もわからない状態からのスタートだったので、それが1番緊張したっていうか、演じながらも自分がやってることが正しいのか、何か間違ってるのかとか、探り探りのスタートだったんで、それがすごく緊張しましたね」