【新日本】「ガンは克服された」ファンタズモが欠場からの復帰を宣言し、1.4ドームへの出場宣言!成田蓮との因縁が新展開
新日本プロレスは12月22日、東京・後楽園ホールで『カンタン酢トマト Presents Road to TOKYO DOME』第4戦を開催した。この日、注目を集めたのは、第2試合後のサプライズだった。
『Road to TOKYO DOME』
日時:2024年12月22日 (日) 17:30開場18:30開始
会場:東京・後楽園ホール
観衆:1,420人(満員)
試合後、成田蓮がNJPW WORLD認定TV王座のベルトをジェフ・コブに見せつけ、挑発的な態度を取る場面があった。これに対しコブがリングに上がると、大岩陵平も加わり、一触即発の空気に包まれた。
成田と高橋裕二郎が奇襲を仕掛けて一時的に混乱が広がる中、場内にクリスマスソングが響き渡り、サンタとトナカイに扮した邪道が登場。「クリスマスプレゼントがある」と告げると、リング上の緊張感は一転、笑いと戸惑いが入り交じる雰囲気になった。
邪道サンタが成田にプレゼントを手渡すと、中から現れたのはキラキラと輝くサングラス。場内が暗転し、そこに姿を現したのは、長期欠場中だったエル・ファンタズモであった。肩には寄せ書きのフラッグを掛け、堂々とした表情でリングに上がったファンタズモに、観客席からは大歓声が上がった。
ファンタズモは「ガンは克服された! 後楽園、大好きです!」と日本語でマイクアピールを行い、場内をさらに盛り上げた。しかし、成田と裕二郎が再び襲撃を試みると、ファンタズモは改良型プッシュアップバーによる攻撃を巧みに回避し、成田には必殺技サドンデスを炸裂させた。裕二郎に対しては邪道サンタがラリアットを見舞い、反撃を許さなかった。
その後、邪道が通訳役を務め、ファンタズモが「明日、試合する。そして東京ドームでも試合する!」と発表すると、場内は拍手と歓声に包まれた。さらにファンタズモは、コブや大岩と4WAY戦を提案。これにコブと大岩も同調し、リング上で拳を突き合わせて結束をアピールした。
一方で成田は隙を突いてベルトを奪い取り、裕二郎と共に退場。挑発を残した形で、この一連の騒動は幕を閉じた。
ファンタズモの復帰は、1.4東京ドームに向けた展開に大きな期待を抱かせる出来事となった。
<写真提供:新日本プロレス>