【東京女子】SKE48荒井優希が鈴芽に敗れ、インター王座陥落「また自分が強くなって立ち向かいたい」鈴芽「まだ知らない海外の選手とも戦いたい」
東京女子プロレスが1月4日、東京・後楽園ホールで「東京女子プロレス ’25」を開催した。名古屋・栄を拠点とする人気アイドルグループSKE48のメンバーで、プロレスラーとしても活動する荒井優希が鈴芽に敗れ、インターナショナル・プリンセス王座から陥落した。
荒井は昨年のイッテンヨン(1・4)後楽園で“怪物”マックス・ジ・インペイラーから殊勲の星を挙げ王座戴冠。それから国内外の挑戦者を退けて同王座の最多防衛記録を更新。その後も防衛を積み重ねてV6に成功し、1年間ベルトを守り切った。今大会ではこれまで、互いに切磋琢磨してきた同学年の鈴芽の挑戦を受けた。
開始間もなく、場外戦となり、荒井が強烈なボディスラム。リングに戻ると、荒井は足を攻めていく。鈴芽はフェースクラッシャー、低空リング・ア・ベルで反撃。コーナーでの攻防から、荒井がFinally(カカト落とし)で一撃し、サソリ固めで締め上げる。鈴芽がプランチャ、リングに戻してミカヅキ流星群、フェースクラッシャー狙いも荒井がフルネルソンバスターで切り返す。エルボーのラリーから、荒井が鈴芽に腕をつかまれながら顔面蹴り連打、ショートレンジの新人賞。荒井のFinallyは鈴芽が足をキャッチして阻止も、新人賞がクリーンヒット。荒井がフルネルソンバスターを狙うが、踏ん張った鈴芽がロープの反動を利した変型リング・ア・ベルで3カウントを奪取。荒井は7度目の防衛に失敗し、鈴芽はシングル王座初戴冠となった。
荒井は「みんなに応援してもらったのに勝てない自分がすごい悔しくて。だけど、相手が鈴芽さんなのもあって、負けたけどずっと全力でぶつかってきた相手なので、いつも自分に思う悔しい気持ちとか、ふがいなさとかちょっと今日は少なくて。ベルトを持った鈴芽さんに、また自分が強くなって立ち向かいたい」と話した。そして、今後について「(4月から)プロレス1本になるんで、あのベルトはもちろんですけど、他のベルトにももっと向かって行けるような、いっぱいチャレンジできるようなプロレスラーになりたい」と前を向いた。
新王者になった鈴芽は「ベルトを獲ったら、やりたかった相手もいるし、まだ知らない海外の選手とも戦いたい。優希ちゃんの最多防衛記録も超えていきたいので、どんどん防衛を重ねていきたい」と涙で語った。
【大会名】東京女子プロレス ’25
【日時】2025年1月4日(土)
【会場】東京・後楽園ホール
【観衆】1483人(超満員札止め)
▼第一試合 20分一本勝負
HIMAWARI&●芦田美歩 vs 凍雅○&七瀬千花
10分42秒 片エビ固め
※ロックボトム
▼第二試合 20分一本勝負
○水波綾&鳥喰かや&長谷川美子 vs マッチャ&アイビー・スティール●&キラ・サマー
8分25秒 エビ固め
※スピア
▼第三試合 20分一本勝負
アジャコング&桐生真弥&●猫はるな vs 愛野ユキ○&らく&原宿ぽむ
10分55秒 片エビ固め
※ヴィーナスDDT
▼第四試合 新春!ランバー蛇ックデスマッチ 15分一本勝負
●中蛇魔翔子 vs ハイパーミサヲ○
12分0秒 片エビ固め
※ハイパミ・リターンズ。立会人=ポイズン澤田JULIE
▼第五試合 20分一本勝負
○坂崎ユカ&宮本もか vs 遠藤有栖&鈴木志乃●
10分25秒 片エビ固め
※魔法少女スプラッシュ
▼第六試合 20分一本勝負
上福ゆき&○レイ・イン・リー vs 辰巳リカ&上原わかな●
12分7秒 片エビ固め
※サンダーストライク
▼第七試合 インターナショナル・プリンセス選手権試合 30分一本勝負
<王者>●荒井優希 vs 鈴芽○<挑戦者>
13分20秒 片エビ固め
※変形リング・ア・ベル。荒井が7度目の防衛に失敗、鈴芽が第13代王者となる。
▼セミファイナル プリンセスタッグ選手権試合 30分一本勝負
<王者組>○山下実優&伊藤麻希 vs マーシャ・スラモビッチ&ザラ・ザッカー●<挑戦者組>
12分5秒 エビ固め
※クラッシュ・ラビットヒート。第17代王者組が3度目の防衛に成功。
▼メインイベント プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合 30分一本勝負
<王者>●渡辺未詩 vs 瑞希○<挑戦者>
18分40秒 キューティースペシャル
※未詩が6度目の防衛に失敗、瑞希が第15代王者となる。
〈写真提供:東京女子プロレス〉
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