【新日本】サンノゼの熱闘 TAKESHITAがKUSHIDAを撃破、棚橋に対戦要求「プロレス界の全ては俺がかっさらう」
新日本プロレスは1月11日(日本時間12日)、カリフォルニア州サンノゼのSan Jose Civicで『Battle in the Valley 2025』を開催した。
『Battle in the Valley 2025』
日時:2025年1月12日 (日) 17:30(PT)開場19:00 (PT)開始
会場:アメリカ・San Jose Civic(カリフォルニア州・サンノゼ)
観衆:1,814人
第6試合では、NEVER無差別級王者のKONOSUKE TAKESHITAが挑戦者KUSHIDAを迎え撃った。
東京ドーム大会で鷹木信悟を下しNEVER王座を奪取したTAKESHITAは、AEWインターナショナル王座との二冠王として初防衛戦に臨んだ。一方、KUSHIDAはキャリアで培った関節技を武器に、このタイトル戦に挑んだ。
試合は序盤からKUSHIDAがグラウンド戦を仕掛け、関節技を駆使して主導権を握ろうとしたが、TAKESHITAもその動きを読んで冷静に対処。握手を求めるフェアな姿勢を見せる一方で、不意を突いた攻撃でペースを掴んだ。場外戦に持ち込むと、鉄柵を使った荒々しい攻めで優位に立つ。
しかし、KUSHIDAはTAKESHITAの腕を的確に攻め続けることで反撃に出た。コーナーを利用したアームブリーカーや腕ひしぎ逆十字固めといった多彩な関節技でTAKESHITAの強力な打撃を封じ込める作戦を展開。これに対し、TAKESHITAも一瞬の隙を突き、豪快なショートレンジラリアットやブルーサンダーボムなどで反撃。両者の攻防は熾烈を極めた。
終盤、KUSHIDAが得意の「バックトゥザフューチャー」で勝負に出るも、TAKESHITAがギリギリで回避。最後は「レイジングファイヤー」を炸裂させてKUSHIDAを沈め、王者としての力を見せつけた。
試合後、TAKESHITAはリング上でKUSHIDAを称賛しながらも、次なる挑戦者として新日本プロレスのエース、棚橋弘至に名指しで対戦を要求。
「お前らよく聞けよ。日本から見てるファンどもも、よく聞け。俺が新日本所属になったからには闘わなきゃいけない相手がいる。シカゴ、4月11日、ヒロシ・タナハシ! オイ棚橋!お前のアメリカでの最後の試合。俺がお前に挑戦する!」
TAKESHITAの挑戦表明により、4月11日のシカゴ大会での一戦が現実味を帯びてきた。王者として進化を続けるTAKESHITAが、棚橋弘至との大舞台でどのような戦いを見せるのか、期待が高まる。
<試合結果>
▼第6試合 60分1本勝負
NEVER無差別級選手権試合
<第47代チャンピオン>
KONOSUKE TAKESHITA 〇
vs
<チャレンジャー>
KUSHIDA ×
15分08秒 レイジングファイヤー→片エビ固め
※TAKESHITAが2度目の防衛に成功
■試合後バックステージコメント
TAKESHITA「まずはKUSHIDA、楽しかったよ。オメーの培ってきたプロレス、楽しませてもらったよ。俺があれは小学生の時、大阪はムーブ・オン・アリーナで、オメーの試合を客席から見ていた、俺は1人の少年だった。オメーもかつては夢見た少年だったろう? その時、俺もその場所にいたんだ。こうしてアメリカの地で闘えたこと、嬉しく思うよ。そして、棚橋弘至、もう俺は復讐のために生きるのは苦しいんだ。この苦しみから解放するには、棚橋、オメーをぶん殴るしかねぇんだ。超満員のアメリカはシカゴで、大観衆の前でよ、棚橋弘至、オメーをぶん殴ってやる。そして、2025年、プロレス界の全ては俺がかっさらう」
KUSHIDA「(※床に座り込んで)竹下幸之介、ハァ……あのデカい面、石井、鷹木を破ってデカくなった面をぶっ飛ばして、タップ獲りたかったけど、強かったな。まだまだだ。オープンチャレンジ、オープンウェイトへのチャレンジ・イン・ニュージャパン・プロレスリングは、まだまだ始まったばかりだ。必ずやオープンウェイト、ジュニアヘビー級はもちろん、シングルのタイトルにたどり着くぞ。そうは言っても、竹下幸之介、海のような男だったよ。デッケー男だった。棚橋弘至が太陽なら、竹下幸之介はもしかしたら海かもしれないな。それぐらいのデカさ、開けた場所、なんかそんな強さを感じました。階級超え、かつてはグンター、それからムース、それに次ぐデカさだったな。だけど俺、諦めないよ。KUSHIDAの生命力、ナメてもらっちゃ困るよ。彼は何、2団体契約? どっかで聞いたことあるけど、いや3団体契約? いや、彼ならもしかしたら世界最大の団体、そことも契約して、4団体契約。KUSHIDAが竹下幸之介だったら、そうやって企てるかもしんない。ただ、一言、プロレスを教えることはできないけども、一言だけ言っておくと、経験者は語る『確定申告が大変だぞ』と。階級超えの闘いこそ、決して競技ではない格闘技、プロレスの醍醐味だろう。いつまで経ってもそこへのチャレンジは絶対に辞めないぞ」
<写真提供:新日本プロレス>
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