柳川澄樺、プロレスラーとサウナスタッフの二刀流、 両ジャンルで世界へ進出!

プロレス団体・JTOの柳川澄樺はプロレスラーであることはもちろん、サウナ師としても活動中だ。プロレスでは昨年10月、CMLLメキシコ遠征を経験。帰国後、クイーン・オブ・JTOベルトを奪取し、JTO女子部のエースに躍り出た。いっぽう、サウナでも2023年9月にはドイツの世界大会へ出場。両ジャンルでの世界進出を果たしている。プロレスでの近況はもちろん、あまり知られていないサウナでの活動についても聞いてみた。

--まずは昨年の12月、JTOガールズのチャンピオンになりましたが、改めてベルトを取ったときの気持ちはいかがでしたか。

柳川 やはりこのクイーン・オブ・JTOのベルトは、JTOルールのもとで勝敗が決まるので、関節技、主にギブアップで勝敗が決まるんですよ。そのルールで取れたことがまず、うれしかったですね。JTOを象徴するベルトだと自分は思っていて、今まで自分はJTOのベルトは取ったことがなかったんですけど、初めて取れたベルトがクイーン・オブ・JTOだったことはが自分の中ですごく嬉しかったです。

――ベルトのつながりで言えば、昨年の大みそか、櫻井裕子選手とのタッグでアイスリボンのインターナショナル・リボンタッグ王座を取ることはできませんでしたが、櫻井選手とのタッグは組んでみていかがでしたか。

柳川 やっぱり相性がいいですね。裕子さんもすごい身長が高くて、もちろんフィジカルもある選手なので。自分もどちらかというと女子レスラーの中では高身長の中に入ると思っています。身長が高い者同士で組んでるタッグってあんまりいないと思うので、そういったところは2人の強みなのかなっていうふうに思ってます。

――今回ベルトは取れなかったんですけど、タッグは継続ということでしょうか。

柳川 そうですね、もちろん“ヤナギザクラ”として、ベルトを狙っていきたいっていうのは2人の中でも気持ちは変わらないので、また目指していきたいなと思ってます。


※メキシコ遠征

――そして、約1年にわたって持って入場されてきたメキシコ観光王座はメキシコ遠征を終えたということで返上となりましたね。

柳川 返したくなかったですよー(笑)。メキシコは本当にいいところで、もう大好きになりました。今年も行きたいという気持ちは強いので、本当は返上したくないというのは自分の気持ちの中ではありました(笑)。でも、次はこのベルトがなくても自分の実力でメキシコに行ける切符を手に入れられたらなと思います。

――その気持ちの中の表れというのが4・27両国での「グラン・プレミオ」への参戦直訴へ繋がったということでしょうか?

柳川 そうですね。会見を聞いてて、「まだ日本人の参加選手が決まってない」っていうところで、もうこれは自分が出るしかないなっていうか、自分以外考えられないぐらい思っちゃったので思わず立候補しました(笑)。6選手の中の日本人枠で、私ほぼほぼ決まりかなと自分の中では勝手に思ってます。

――メキシコ遠征の副産物としてコスタリカ遠征も決まりました(現地時間5月25日)。コスタリカではどういったことを見せたいと思っていますか。

柳川 やっぱりメキシコで学んできたものもそうですし、日本の女子プロレスっていうものをしっかり提示していけたらなって。

 

 
 
 
 
 
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――そうやって、いろいろと世界的にも目を向けられてますけど、そもそもご自身で「ヤナガワールド」って名付けられてますが、この言葉の意味を聞かせてもらっていいですか。

柳川 よくXでみなさん、自分の検索をしやすいようにハッシュタグ付けるじゃないですか。自分も何か欲しいなって思ったんですけど、そのときに何かピーンと、柳川に繋がる言葉として、ワールドってひらめいて。ワールドって世界という意味だし、自分が今後、世界に飛び立っていける存在になれるような意味も込めて、このハッシュタグを作ったんですよ。でも「ヤナガワールド」がやっと言葉だけじゃなく、ちゃんと実行できてきているのが自分の中では嬉しいですね。

――ファンの方にも結構、この名前は浸透してますよね。

柳川 自分のことを「ワールド」って呼ぶ人もいるぐらいです(笑)。「ワールド」「ワールド」みたいな歓声がたまに聞こえてきて嬉しいですね。

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