【新日本】後藤洋央紀がIWGP世界王者ザックから前哨戦で直接勝利「大事なのは過去ではなく未来だ。この俺が新しい時代を作る」
新日本プロレスは1月22日、東京・後楽園ホールで『Road to THE NEW BEGINNING』の開幕戦を行い、メインイベントでは後藤洋央紀&エル・デスペラード組とザック・セイバーJr.&藤田晃生組が激突した。
この一戦は、2月11日のIWGP世界ヘビー級王座戦と2月4日のIWGPジュニアヘビー級王座戦に向けたダブル前哨戦として注目を集めた。
『Road to THE NEW BEGINNING』
日時:2025年1月22日 (水) 17:30開場18:30開始
会場:東京・後楽園ホール
観衆:1,019人
試合開始前、IWGPジュニアタッグ王者の藤田、IWGPジュニアヘビー級王者のデスペラード、そしてIWGP世界ヘビー級王者のザックがそれぞれのベルトを携えて入場。
後藤はザックのベルトを睨みつけ、戦意を露わにした。試合は後藤とザックの先発で始まり、互いの技術と意地がぶつかり合う熱戦となった。
デスペラードと藤田の対戦では、デスペラードが巧みな関節技で藤田を追い込む一方で、藤田は力強さを発揮し、逆水平チョップで反撃を見せた。
一方、ザックと後藤の攻防では、ザックが関節技と打撃のコンビネーションで攻め立てるが、後藤も得意のパワームーブで応戦。場内は終始ヒートアップした雰囲気に包まれた。
試合終盤、後藤はザックからピンフォールを奪取し、勝利を手にした。IWGP世界ヘビー級王者を直接下した後藤の姿に、会場は大歓声に包まれた。
試合後、後藤はマイクを手に取り、「2月11日、これまで8回連続で負け続けてきたが、次は必ず勝つ」と宣言。
さらに、「大事なのは過去ではなく未来だ。この俺が新しい時代を作る」と意気込みを語り、会場のファンに向け「後藤革命に、ついてこい」と力強く訴えた。
また、バックステージで後藤は、「俺にとってこれが最後のチャンスになるかもしれない。この1分1秒を無駄にせず、最終戦まで突き進む」と決意を新たにした。一方、デスペラードは「8回って長い。けど、その分、当たったときの反動は大きい」と語りつつも、「後藤さんとはいいチームになれる」と期待を口にした。
対するザックは、「IWGPの“G”が後藤の“G”だったとは冗談だろう」と悔しさを滲ませながらも、「俺は成長する」と前を向く姿勢を見せた。藤田も「俺の気持ちも勢いも何一つ変わってない。史上最年少で二冠王になってやるよ」と宣言。
2月11日の大阪大会に向け、後藤がザックから奪った勝利が今後の展開にどのような影響を与えるのか注目が集まる。一方、ジュニアヘビー級戦線ではデスペラードと藤田の対決が迫っており、それぞれの挑戦が新たな物語を紡ぎ出すことが期待される。
<試合結果>
▼メインイベント(第7試合)30分1本勝負
スペシャルタッグマッチ
エル・デスペラード
後藤 洋央紀 〇
vs
藤田 晃生
ザック・セイバーJr. ×
17分51秒 後藤弐式