【新日本】辻陽太がゲイブとのIWGP GLOBAL王座戦へ意気込み「新日本プロレスが世界に誇れるものは、何かわかるか?」
新日本プロレスは1月22日、東京・後楽園ホールで「Road to THE NEW BEGINNING」開幕戦を開催した。
『Road to THE NEW BEGINNING』
日時:2025年1月22日 (水) 17:30開場18:30開始
会場:東京・後楽園ホール
観衆:1,019人
この日のセミファイナルには、辻陽太、鷹木信悟、内藤哲也、高橋ヒロムがタッグを組み、ゲイブ・キッド、ドリラ・モロニー、石森太二、外道の4人と対戦した。辻とゲイブはIWGP GLOBAL王座を巡る前哨戦とあって、試合前から熱気に包まれた。
試合開始直後、辻とゲイブの一騎打ちが実現。激しいチョップ合戦から試合が動き出す。辻はエルボーでゲイブを圧倒する場面を見せるも、ゲイブは強烈なショートレンジラリアットで反撃。お互いが持つ闘志と技術のぶつかり合いが、観客を引き込んだ。
続いてリングに入った内藤と外道のやりとりでは、石森とヒロムが乱入し、攻防が一層激化した。内藤とヒロムの連携技が見られる場面もあったが、モロニーが割って入り、試合の流れを引き戻す形となった。
特に注目を集めたのは、鷹木とモロニーの一対一の攻防である。短髪姿で登場したモロニーは、自信をみなぎらせるように鷹木とエルボー合戦を展開。「来た!」と叫びながらモロニーに向かっていった鷹木だが、モロニーの掟破りの技も飛び出し、両者の意地が全面に出る形となった。
この戦いは、2月11日の大阪大会で予定されているシングルマッチを意識させる内容で、会場の期待感を高めた。
試合終盤、ヒロムが外道を相手に攻撃を畳みかける。ショットガンドロップキックを決めた後、必殺技「マキシマム ザ ホールディング 第三形態」で外道からタップを奪い、試合は決着した。最後はヒロムと内藤が連携し、外道を痛めつける場面で観客を大いに沸かせた。
試合後のバックステージコメントでは、鷹木がモロニーの短髪姿について触れ、「失恋でもしたのか? 心配するな、俺がボコボコにして慰めてやる」と挑発。さらに「男前VS理不尽でいこうか!」と、次戦への意気込みを語った。一方、辻は「新日本プロレスの魅力は俺たち生え抜きレスラーの存在だ。地獄を這い上がってきた俺たちにしか紡げない物語がある」と力強くコメントし、王者としての覚悟を示した。
内藤とヒロムは試合中に見せた連携技の成功率について言及し、「今日で技の名前が決まった」と明かしたものの、具体的な名前は明言せず。「コメント欄で答えを募集する」とファンに対する遊び心を見せ、さらに注目を集めた。
2月11日の大阪大会を前に、前哨戦は熱を増すばかりだ。辻とゲイブ、鷹木とモロニー、それぞれの物語がどのような結末を迎えるのか。次戦での熱戦を期待せずにはいられない。
<試合結果>
▼セミファイナル(第6試合)30分1本勝負
高橋 ヒロム
内藤 哲也
鷹木 信悟
辻 陽太
vs
外道 ×
石森 太二
ドリラ・モロニー
ゲイブ・キッド
10分51秒 マキシマム ザ ホールディング 第三形態(ダイスケはん命名)