【新日本】大岩陵平がYOSHI-HASHIとの死闘制す「俺こそが新日本プロレスだ!」
新日本プロレスは1月23日、東京・後楽園ホールで開催された『Road to THE NEW BEGINNING』第2戦で、メインイベントとしてYOSHI-HASHI対大岩陵平のシングルマッチを行った。両者の一騎討ちは、今月6日の大田区大会での8人タッグマッチでの遺恨から発展したもので、激しいチョップ合戦の末に対戦が決定した。
『Road to THE NEW BEGINNING』
日時:2025年1月23日 (木) 17:30開場18:30開始
会場:東京・後楽園ホール
観衆:1,005人
試合開始直後、大岩はエルボーを繰り出し、積極的に攻めの姿勢を見せた。一方のYOSHI-HASHIは、これに逆水平チョップで応戦。激しい攻防は場外戦へと発展し、フェンスを利用した攻撃が繰り返された。YOSHI-HASHIは冷静に試合を組み立て、大岩の勢いを削ぎつつも、試合を自身のペースに持ち込む様子を見せた。
リング内では、大岩が左腕への集中攻撃を展開。アームブリーカーやスリーパーを駆使し、YOSHI-HASHIの動きを封じようと試みた。その中でもYOSHI-HASHIは持ち前のタフネスを発揮し、逆水平チョップやラリアットで応戦。両者の技がぶつかり合う場面が続いた。
終盤、大岩は得意のバックドロップを決めたが、YOSHI-HASHIはカウント2でしぶとくキックアウト。ここからは両者の意地と意地がぶつかり合う形となり、YOSHI-HASHIがKUMAGOROSHIを狙うも、大岩はそれを回避して再びスリーパーで捕獲。最後は必殺技「THE GRIP」を炸裂させ、大岩が激闘を制した。
勝利を収めた大岩は、マイクを握り、「2025年、TMDKは新日本の中心だ! 俺こそが新日本プロレスだ!」と高らかに宣言。自分の夢を語りつつ、ファンにベルト獲得への意気込みをアピールした。リングサイドの藤田と拳を合わせる場面では、仲間としての絆を改めて示しながら、未来への決意をにじませた。
また、試合後のバックステージでは、「YOSHI-HASHIさんの戦い方は本当に好きだ。今日の試合は『プロレスをしている』と実感できる試合だった」と振り返りつつ、「ここで負けていたら、これまでの努力が無意味になる」と勝利への執念を語った。
大岩は昨年、新日本プロレスへの凱旋を果たして以来、多くのタイトル戦に挑戦してきたものの、結果には結びついていなかった。しかし、この一戦で得た勝利は、彼のプロレス人生にとって大きな転機となる可能性がある。TMDKの一員として、更なる高みを目指す姿勢を示した大岩は、新世代を代表する存在として名乗りを上げるに違いない。
試合後の歓声と拍手の中、大岩が見せた自信と闘志は、ファンの心に深く刻まれた。2025年、新日本プロレスにおける彼の活躍に注目が集まるであろう。
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