【ドラゴンゲート】YAMATOがマシーン・Jとの熱戦制し“令和新世代”に問う「オマエらの言葉はどこに行っちまったんだ」

ドラゴンゲートは1月25日、横浜武道館で行われた『THE GATE OF BAYSIDE 2025』にて、オープン・ザ・ドリームゲート選手権試合を開催。王者YAMATOが挑戦者ストロングマシーン・Jを23分16秒の激闘の末に破り、5度目の防衛に成功した。

『THE GATE OF BAYSIDE 2025』
日時:2025年1月25日 
会場:神奈川・横浜武道館 
観衆:2,098人

試合は序盤からJが勢いに乗り、ダイビングヘッドバットやラリアットで攻め立てた。新世代の力強さを感じさせるJの動きに対し、YAMATOも冷静な対応を見せ、エルボーや延髄斬りで反撃。試合中盤にはJの持つ魔神風車固めを警戒し、要所でかわす場面が光った。終盤には垂直落下式ブレーンバスターを放ち、最後はフィニッシュ技「ラグナロク」でJを沈めた。

<試合結果>

▼メインイベント オープン・ザ・ドリームゲート選手権試合
<王者>YAMATO 〇
vs
<挑戦者>ストロングマシーン・J ×
23分16秒、片エビ固め※ラグナロク
※王者が5度目の防衛に成功

試合後、YAMATOはリング上でマイクを握り、Jに向けて「お前のお父さん、スーパー・ストロング・マシンが現場監督だった時に、俺は負けた試合でメチャクチャ褒められた。お前にはその血が流れているんだ」と過去を振り返った。そして、「ドラゴンゲートを未来に繋ぐ同志を探す旅にお前も加わってくれるか?」と呼びかけると、Jは無言のままその手をしっかり握り返した。

その後、YAMATOは「マイクで言いたいことがある」と発言し、菊田円、Ben-K、箕浦康太、シュン・スカイウォーカーをリングに呼び出した。この4人は網膜剥離で欠場中の吉岡勇紀、そしてJを含めた「令和新世代」を名乗る若手グループとして注目されていた。

しかし、YAMATOは「オマエら覚えてるか。2年前の、あれは確か5月5日、愛知県体育館。菊田、オマエが、まあここに吉岡勇紀を加えた6人で令和新世代なるユニットでもなければチームでもない、なんと言ったらいいのかわからないけど、次の世代を担うメンバーを最年少の菊田が選んでここに集めた。だがしかし、お客さん、みなさん、去年1年を思い出してくださいよ。去年1年、前半はKAMEIと豹の時代だった。そして後半はドラゴン・ダイヤの時代だった。このドラゴンゲートのリングを引っ張ると言ったオマエらの言葉はどこに行っちまったんだ。それを今日聞くためにオマエらをここに呼んだんだよ」と、団体の未来を託す気持ちを込めて言葉を投げかけた。

これに対し、シュンは「俺は実力でオマエを圧倒したんだ。オマエなんかより遙か高み、上空にいるんだ。コイツらも一緒だ。俺はな、オマエたちドラゴンゲートの人間、コイツらが手の届かないところにいるんだ。勘違いするな。シュン・スカイウォーカーをこんな奴らと一緒にするんじゃねえよ」と反発。

一方、菊田は「俺たちがドラゴンゲートをブチ上げる。それこそがドラゴンゲートの未来になるんだろ、やるぞ!現在進行形の、この今のドラゴンゲートのリングで令和新世代だけの試合をやるぞ」と強い言葉で訴えた。

緊迫する空気の中、斎藤了GMが登場。「俺もオマエらには期待してるよ。オマエらがDRAGONGATEの未来を作るんだ。それは間違いねえよ。オマエが言うこのメンバーでの闘い、その機会を作ってやる。」として、2月5日の後楽園ホール大会でYAMATO、シュン、箕浦組と菊田、Ben-K、J組による6人タッグマッチの開催を発表した。この試合は異なる思惑が交錯し、波乱必至の展開が予想される。

ベテラン王者YAMATOと「Z-Brats」の極悪ヒール勢力との共闘、さらに「令和新世代」の進化が問われる重要な一戦。2月5日の試合が、ドラゴンゲートの未来を占うターニングポイントになるだろう。

<写真提供:ドラゴンゲート>

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