【ノア】巨人オモスが清宮を完封!チーム2000Xが初防衛を達成「もうNOAHを征服した。俺は今回NOAHについてやり切った。だが、俺はまた帰ってくる」

プロレスリング・ノアは1月25日(土)、エディオンアリーナ大阪第2競技場で『SUNNY VOYAGE 2025』を開催した。

『SUNNY VOYAGE 2025』
日程:2025年1月25日(土)開始17:30開場16:30
会場:大阪・エディオンアリーナ大阪第2競技場
観衆:752人

メインイベントとなったGHCタッグ王座戦では、王者組のジャック・モリス&オモス(チーム2000X)が挑戦者組の清宮海斗&ガレノ(オール・レベリオン)を下し、初防衛を果たした。試合は激しい攻防が繰り広げられたが、最終的にオモスの圧倒的なパワーが勝敗を決定づけた。

試合開始直後、清宮とガレノが連携を駆使しモリスを追い詰める場面が見られた。しかし、身長221センチ、体重189キロの巨人オモスがリングに入ると、試合の流れは一変した。挑戦者組の攻撃をことごとくはね返すオモスのパワーに、場内は驚きと歓声が入り混じった独特の空気に包まれた。特に場外に清宮とガレノを投げ捨てる場面では、その規格外の力をまざまざと見せつけた。

中盤、清宮とモリスが一進一退の攻防を展開。清宮のシャイニング・ウィザードやシャイニング・ランサーといった得意技が次々と決まり、会場のテンションは最高潮に達した。しかし、王者組はこれをしのぎ、再び試合の主導権を握った。オモスがリングに戻ると、挑戦者組にさらなる試練が待ち受けていた。

終盤、ガレノがオモスを持ち上げようと試みたが、その巨体はまるで動かず、逆にダブルチョークボムを浴びてダウン。孤立した清宮は最後の力を振り絞って反撃を試みたものの、オモスの必殺技であるラストライド(二段階式高角度パワーボム)が炸裂。17分10秒で清宮をピンフォールし、王者組がベルトを守った。

<試合結果>

▼メインイベント GHCタッグ選手権試合
<王者組>
ジャック・モリス
オモス 〇
vs
<挑戦者組>
清宮海斗 ×
ガレノ
17分10秒 ラストライド → 片エビ固め
※第68代王者組が初防衛に成功。

試合後、オモスのWWEへの帰還が発表された。オモスは「もうNOAHを征服した。俺は今回NOAHについてやり切った。だが、俺はまた帰ってくる」と語り、ベルトをチーム2000Xの仲間であるダガに託した。

これに対し、ダガは「俺はこれからヘビー級でやっていく」とジュニアヘビー級からの転向を表明。さらに、マネジャーのヨシ・タツは「これはオフィシャルだ。正式な69代チャンピオンだ」と強調し、新たな王者の正当性を主張した。

【試合後のモリス&オモス、ダガ、ヨシ・タツ】

モリス「初防衛だ。これほど勝利に疑問が残らないことはあったか?」

オモス「もうNOAHを征服した。俺は今回NOAHについてやり切った。だが、俺はまた帰ってくる」

ダガ「(ヘビー級タッグのベルトを持ったからには)俺はこれからヘビー級でやっていく」

ヨシ・タツ「いいか、これはオフィシャルだ。正式な69代チャンピオンだ。そういうことだ」

全員「ウィ・アーTEAM 2000 X!」

清宮とガレノにとって、この敗北は悔しさを残すものとなった。しかし、清宮が見せた果敢な戦いぶりは観客の心を掴んでおり、今後のリベンジに期待が寄せられている。

一方で、ノアのタッグ戦線は新たな局面を迎えた。ダガが掲げた新体制のGHCタッグ王座が、これからどのような歴史を刻んでいくのか、注目が集まっている。

<写真提供:NOAH / WRESTLE UNIVERSE>

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