【スターダム】上谷沙弥が鈴季すずを退け、ワールド王座初V!中野たむが挑戦表明も“条件”つける…
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女子プロレス団体スターダムが2月2日、東京・後楽園ホールで「スターダム旗揚げ14周年記念大会~STARDOM Supreme Fight in KORAKUEN 2025 Feb.」を開催。ワールド・オブ・スターダム王者の上谷沙弥が鈴季すずを退け、初防衛に成功。試合後に中野たむが挑戦を表明も、上谷は条件をつけた。
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開始間もなく、場外戦に発展。リングに戻ると、上谷は鈴季の顔に水をぶっかける暴挙。再び、戦場が場外へと移り、激しい乱闘へ。鈴季は雪崩式ジャーマンからジャーマン連発。上谷が雪崩式フランケンシュタイナーからリバース・フランケンシュタイナーを繰り出すと、鈴季も同じ技で返す。上谷はリバース・フランケンシュタイナーをもう1発見舞うと、旋回式スタークラッシャーでトドメを刺した。
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上谷は「おまえ、本当に頭おかしいな。でも、戦って改めて思ったよ。おまえ、ホント最高だわ。この後楽園という最高な会場で、最高な奴らと、この最高のベルトをかけて戦えたこと、おまえも感謝しろよ!」と言うと、あっかんべー。
これに対して、鈴季は「負けは素直に認めるよ。今日おまえと戦って、私の本当にやりたいことが見えた気がしたよ。ありがとう」と発言して握手を求めるも、上谷はまたもやあっかんべー。
鈴季が退場すると、上谷は「おまえらどうだ?これがスターダム史上最大の悪夢だ!次の赤の防衛戦…」と言うや、昨年12・29両国で上谷にベルトを奪われた中野たむが登場し、「赤いベルト返してもらう!」とアピール。上谷が「おまえさ、この前負けたばっかだよね?何様のつもりだよ。もしかしておつむ弱いのかな?」と返す。中野は「あんなやり方で獲られたまま終われるわけねぇだろ!あんたは人の心も、プロレスも踏みにじったんだよ!偽りのチャンピオンだろ!」と迫る。
上谷は「じゃあ、かわいそうなたむちゃんのために、一つ提案してやろうか?2月24日、栃木(宇都宮)、おまえは玖麗(さやか)と組めよ。タッグマッチやろうぜ。おまえが勝ったら、おまえの望み何でも叶えてやる。ただ、おまえが負けたら、こいつ(玖麗)、私が奪ってやるよ」と提示。
玖麗は上谷にときめきスピアを発射すると、「たむさん、私だって、あんなやり方で獲るのは違うと思う。栃木、やってやりましょう。私は自分の身は自分で守れます。たむさん、私のこと信じてください」と決意。中野は「信じる。上谷、やってやるよ!」と受諾。上谷は「決定で!栃木でおまえとは永遠にさよならだ」と言い放った。
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バックステージで上谷は「言った通り、2・24栃木で中野たむが勝ったら、どんなお望みでも叶えてやるよ!ただ、分かってるよな?おまえ負けたらさ、ただで済まないからな。玖麗 、あいつを私の元へ。全部奪ってやるよ!これが沙弥様の第2の計画だ」と不敵に語った。
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中野は「ベルトを巻いたときのあの屈辱、まだこの手に残ってるよ。おまえを絶対許さない。赤いベルト必ず獲り戻す!2・24 宇都宮、玖麗、巻き込んでごめん。でも絶対に守る!負けることなんて考えてないから」と突き付けられた条件を突破しての、ワールド王座挑戦を期した。
一方、王座奪取ならなかった鈴季は「おまえの強さとか、芯の部分、私が一番分かってると思う。今日はふざけた上谷沙弥じゃなくて、まともな上谷沙弥だったな。そんな上谷に負けたのがもちろん悔しい。だけど、今日気づいたことがある。今日確信に変わったことがある。それを気づかせてくれたことだけは感謝するよ。沙弥様」と意味深な発言を残した。
『スターダム旗揚げ14周年記念大会~STARDOM Supreme Fight in KORAKUEN 2025 Feb.』
2025年2月2日(日)東京・後楽園ホール
◆ワールド・オブ・スターダム選手権試合
《王者》○上谷沙弥(18分23秒、旋回式スタークラッシャー→片エビ固め)《挑戦者》●鈴季すず
※王者・上谷沙弥が初防衛に成功
<文:ミカエル・コバタ>
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