【新日本】ファンタズモが コブとのリマッチ制しTV王座死守!敗れたコブは意味深発言「別の場所へ行く時が来たのかもな」
新日本プロレスは2月3日(月)、東京・後楽園ホールにて『Road to THE NEW BEGINNING』第6戦を開催した。
『Road to THE NEW BEGINNING』
日時:2025年2月3日 (月) 17:30開場18:30開始
会場:東京・後楽園ホール
観衆:928人
この日のメインイベントでは、NJPW WORLD認定TV王者エル・ファンタズモがジェフ・コブを挑戦者に迎え、2度目の防衛戦を行った。
1月11日、サンノゼ大会で両者は王座を懸けて激突したものの、場外カウントアウトによる引き分けとなり、ファンタズモの防衛が決まった。決着がつかず不完全燃焼のまま終わった両者は再戦を望み、この日の後楽園ホール大会で再び相まみえた。試合開始前、場外カウントなしの特別ルールがアナウンスされ、前回の決着のつかない展開を払拭する形で激しい攻防が展開された。
序盤、ファンタズモはスピードを活かした攻撃を仕掛けたが、コブはその圧倒的なパワーで応戦。コーナーへの串刺し攻撃や投げ技で試合の主導権を握った。しかし、ファンタズモも場外戦に持ち込むことでコブの力を分断。後楽園ホールの南側ゲートからのダイブなど、空中戦を駆使して反撃した。
試合は終盤に差し掛かるとさらに激化。コブの豪快な投げ技とパワーに対し、ファンタズモはスピーディーな丸め込みやキックを織り交ぜて対抗。コブが得意のフィニッシュホールドを狙うも、ファンタズモはそれを巧みに切り返し、最後は必殺のサンダーキス’86を炸裂させて3カウントを奪取。激闘を制し、2度目の防衛に成功した。
<試合結果>
▼メインイベント(第7試合)15分1本勝負
NJPW WORLD認定TV選手権試合(特別ルール)
<第7代チャンピオン>
エル・ファンタズモ 〇
vs
<チャレンジャー>
ジェフ・コブ ×
12分45秒 サンダーキス’86→片エビ固め
※王者が2度目の防衛に成功
試合後、ファンタズモは勝利の余韻に浸るなか、コブは自身の悔しさを滲ませながらも王座を称え、ファンタズモにベルトを手渡した。両者は握手を交わし、観客からは大きな拍手が送られた。ファンタズモは「コ~ラクエ~ン! ダイスキデ~ス!」と日本語でファンに向けて叫び、会場の熱気は最高潮に達した。
前回の引き分けという結果に区切りをつけたファンタズモ。王座防衛に成功したが、今後も強豪が次々と挑戦を表明することは間違いない。NJPW WORLD認定TV王者として、どこまでその実力を示し続けることができるのか。次なる挑戦者の動向も含め、ファンタズモの今後の戦いから目が離せない。
■試合後バックステージコメント
ファンタズモ「クソ、王座をまた忘れた。まあいい、邪道がわかってるだろう。ほら来た」
邪道「(※王座を渡して)やーー!」
ファンタズモ「13ヶ月もの月日が経って……」
邪道「本当に」
ファンタズモ「またトップに返り咲いた。コウラクエンホール。新日本プロレス。俺がヘッドバンガーだ。リングでも言ったけどもう一度言わせてくれ。毎回大会に足を運んでくれて、撮影をしてくれてありがとう。そして記事を出してくれて、収録をしてくれて。毎回その音響機材を持ち続けてくれて。大変な仕事だ。メインカメラマンもありがとう。みんな、みんな、ありがとう。新日本プロレスにとってすべてが重要な仕事だ。(※邪道に対して)さあ、次はどうする?」
(※邪道は「わからない」という仕草をする)
ファンタズモ「ヒクレオも居なくなって、俺には飲み仲間が必要だ。ああ、レモンサワー」
邪道「ハイボール?」
ファンタズモ「ハイボールでもいい。お前の支払いか? 違う、支払いはいつも俺だったな。疲れた。テレビ番組を作ってるあなたたちは凄い。今日はもう終わりだ。質問はあるか? ないな。ありがとう。(※日本語で)アリガトウゴザイマス」
コブ「何も言うことはない……何も言うことはない。今夜、より優れた男が勝った。エル・ファンタズモ、お前は新日本プロレスで変わった。来てすぐはBULLET CLUBの悪ガキだったのに今ではすっかり立派な大人だ。仲間が去っても泣くことなく、一生懸命頑張り続けて、俺のTV王座を奪った。それでジェフ・コブの次の一手はどうするべきか。どうやら全てが揃っている時に限って俺は勝てないようだ。『G1』『NEW JAPAN CUP』……『G1』での8連勝は一体いつの時代の話だ。今では5割も勝てない。ジェフ・コブの次の一手はどうするか……もしかしたら荷物をまとめて別の場所へ行く時が来たのかもな。分からない。分からない……」
<写真提供:新日本プロレス>
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