【新日本】毘沙門がTMDK撃破!後藤洋央紀、王者ザックに「俺にはお前にない経験がある」
新日本プロレスは2月4日、東京・後楽園ホールで『Road to THE NEW BEGINNING』第7戦を開催した。
『Road to THE NEW BEGINNING』
日時:2025年2月4日 (火) 17:30開場18:30開始
会場:東京・後楽園ホール
観衆:1,287人
セミファイナルでは、後藤洋央紀、YOSHI-HASHI、YOH、石井智宏の本隊&CHAOS連合軍がTMDKのザック・セイバーJr.、大岩陵平、ロビー・イーグルス、ハートリー・ジャクソンと対戦。2.11大阪大会の前哨戦として火花を散らした。
試合の序盤、IWGP世界ヘビー級王者のザックと挑戦者・後藤が向かい合い、互いの得意技を警戒しながら探り合う。ザックがショルダータックルで後藤を押し込むと、大岩がスイッチし、さらに後藤へ攻撃を重ねる。しかし、後藤も冷静に対応し、毘沙門の連携がTMDKに流れを変える。
試合が進むにつれ、石井と大岩の激しいぶつかり合いが展開される。大岩がチョップとブレーンバスターで攻め立てれば、石井もブレーンバスターをお返し。互いに一歩も引かぬ攻防が続く。TMDKのジャクソンも石井にブレーンバスターを見舞うが、すぐに立ち上がる石井がラリアットで迎え撃つ。YOHとイーグルスのジュニア戦線の前哨戦も白熱し、YOHのエルボーが炸裂すれば、イーグルスはカサドーラからの関節技で切り返す。
中盤、ジャクソンの巨体が圧倒的な存在感を示し、CHAOS勢を次々と弾き飛ばす。しかし、YOSHI-HASHIが巧みに切り抜け、試合は混戦状態へ突入。大岩がYOHにドロップキックを決めると、YOSHI-HASHIにもボディスラムで追撃。ジャクソンがさらにYOSHI-HASHIへセントーンを見舞うが、後藤がカットに入る。
試合終盤、後藤とザックが再び相対し、互いの意地をぶつけ合う。ザックが後藤の左腕を蹴り上げると、後藤は裏GTRで反撃。毘沙門はジャクソンを集中攻撃し、最後は消灯で勝負を決めた。
試合後、場外で後藤とザックのにらみ合いが続く。ザックはIWGP世界ヘビー級王座のベルトを掲げ、挑戦者を挑発した。
試合後のコメントでは、後藤が「大阪、俺が必ず勝つぞ。俺にはお前にない経験がある。ベテランの底力を、後藤洋央紀をナメるなよ」と決意を語る。
一方、YOSHI-HASHIは「ごっちゃんが凄く大きなチャンスを掴もうとしている。俺はその姿を見せたいし、大阪の舞台で見せてほしい」とエールを送った。
YOHはロッキー・ロメロに電話をかけ、「ロビーさんの『ロビーロビーロビー、ハイハイハイ』がやみつきになっちゃいそう」と独特の表現で試合の余韻を語った。
対するザックは「8回失敗してきた挑戦が革命だっていうのか? パンすらまともに焼けないくせに」と後藤を揶揄し、「今回がお前にとって最後のメインイベントになる」と強烈な言葉を浴びせた。
イーグルスも「CHAOSがTMDKに勝つなんてことにはならない」と言い切り、大阪での再戦に向けてさらに因縁が深まった。
<写真提供:新日本プロレス>
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