【新日本】棚橋弘至がデビュー戦の相手・真壁刀義とのラストシングルに勝利「こんなに温かく気持ちよく送り出してくれる先輩」
新日本プロレスは2月11日、大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)でシリーズ最終戦となる『THE NEW BEGINNING in OSAKA』を開催した。
『THE NEW BEGINNING in OSAKA』
日時:2025年2月11日 (火・祝) 13:30開場15:00開始
会場:大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)
観衆:5,502人(札止め)
第1試合では、来年1月4日の東京ドーム大会での引退を控える棚橋弘至が、「ファイナルロード〜縁(えにし)」の初戦として、デビュー戦(1999年10月10日・後楽園ホール)の相手である真壁刀義と対峙した。
四半世紀にわたり互いにしのぎを削ってきた両者は、これが最後の一騎打ちとなる可能性が高い一戦に気迫を込めた。真壁は序盤からエルボーを打ち込み、棚橋も負けじと応戦。
激しいぶつかり合いの中で、歴史を感じさせる攻防が展開された。スリングブレイドを狙う棚橋に対し、真壁はカウンターのパワースラムで迎え撃つ。さらにジャーマン・スープレックスやラリアートでたたみかけ、キングコングニードロップを狙った。
しかし、棚橋はこれをかわし、ラリアートをスリングブレイドで切り返すと、フィニッシュを狙いハイフライフローへ。しかし真壁は意地でこれを回避する。
ならばと奥の手であるジャパニーズレッグロールクラッチを繰り出すも、これも崩れる。それでも執念で2度目のジャパニーズレッグロールクラッチを決め、3カウントを奪った。
<試合結果>
▼第1試合 30分1本勝負
棚橋弘至ファイナルロード〜縁(えにし)
棚橋 弘至 〇
vs
真壁 刀義 ×
9分24秒 後方回転エビ固め
試合後、棚橋の前に真壁が姿を現し、「これで終わりじゃねえだろ、バカ野郎。まだ何試合も残ってんだ」と檄を飛ばすと、棚橋は「こんなに温かく気持ちよく送り出してくれる先輩」と涙を流した。
さらに、「あらためて棚橋弘至ラストイヤー、全身全霊で……全エネルギーを、日本全国に、配り続けます」と誓った。
四半世紀にわたる闘いを象徴するような一戦を終え、棚橋のラストロードはまだ続く。その道のりがどのような結末を迎えるのか、ファンの視線が注がれている。
<写真提供:新日本プロレス>
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